[ゆるねとにゅーす]自由党・山本太郎議員が希望の党との合流報道について語る!「小沢さん曰く2・3日ほどで結論」「小池さんは勝つ、ゆえに内部で止める人が必要」

 時事ブログによって、リアルタイムの鋭い分析と背後の動きを知らされていても、なお今の凄まじい再編劇はカオスに見えます。希望の党と民進党の合流は、様々な批判を呼びました。自由党との合流も視野に入った今、田中龍作氏をして「ブレなかった男」と言わしめた山本太郎氏が辛い心境を語りました。
 自分の心を偽ってでも、安保、改憲の踏み絵を踏む民進党議員については、希望の党内での歯止めになって欲しいとしながらも、自身が希望の党に近づくことはない、もし1mmでも行くという選択肢があるとすれば、それは「被曝の問題」と言います。山本氏は、無所属議員の経験を経て、現在、小沢自由党と合流することによって、国会など活躍の場が確保できたことの重みを重々実感しています。単独で政治的に影響力のある活動をすることは、ほぼ不可能なことも。
 なんという辛い選択を迫られるのか。
 彼の選択に、たとえ身を切るような妥協があったとしても、山本太郎氏ならば保身や利己的な理由ではない、そう思えるのでした。「どの政治家も信用するな」と言う山本氏。私達の選択も鋭く問われています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)




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自由党・山本太郎議員が希望の党との合流報道について語る!「小沢さん曰く2・3日ほどで結論」「小池さんは勝つ、ゆえに内部で止める人が必要」
転載元)
どんなにゅーす?・2017年9月28日、自由党・山本太郎共同代表が街頭での会見を行ない、自由党と希望の党の合流報道について、内情を詳しく語った。

山本太郎氏は、小沢一郎氏から「(小池氏を中心にした野党の大共闘について)2・3日ほどで結論が出る予定」と聞いていることを明かし、自らも合流するか、再び無所属で活動するかで深く悩んでいること、小沢氏らの交渉の結論によって改めて考慮し、結論を出す考えがあることを語った。

・また、山本太郎氏は、希望の党が政権交代を果たす可能性もあるほどに勝利することを予測しており、「それだけに、中で(彼女の暴走を)止める多くの人が必要」とした上で、それでも、入党に当たって「安保容認・憲法改正・沖縄基地容認」の「踏み絵」を踏まされる辛い実情があることにため息を漏らした。

↓興味深い話が多く飛び出した山本太郎議員の街頭会見。(希望の党との合流に関する話は58分くらい~。)
(中略)

(中略)
(中略)

山本太郎議員「裸の王様を倒した後に現れちゃったのが女王様っていう話なんです」…自身の苦しい胸の内を明かす!


(中略) 自由党と希望の党との合流の話で、山本太郎議員がどうなるのかがネット上で色々話題になってたけど、この会見を聞く限り、本人もどうすべきなのかでかなり苦しんでいるみたいね。

上の街頭会見で山本太郎議員が語っていたことを要約し、まとめてみると、山本議員は今回の小池氏との合流話に一切関与していないとのこと、報道が一人歩きしているものの、実際に結論が出るのは2・3日後とのことで、その後にどうするか改めて考える、ということだ。

その上で彼は、「もし自分が政治家だったら参加すると思う」と語る一方で、「でも、まだ普通のおっさんの部分が残っているから、躊躇してしまう」と、かなり複雑な心境であることを明かし、無所属だった頃に戻ることで自身の政治活動に大きな制約が生じてしまうことを懸念していたよ。

誠実な性格の山本議員のこの苦しい胸の内はとてもよく分かるし、でもその一方で、彼は、政治の世界に必要なしたたかさや策略、自身が政治力を得るために必要なことや起こすべき行動も非常に良く分かっている。
それに、彼が言う「小池氏が危険だからこそ、中(国会の中)で彼女の暴走を止める多くの人が必要」という考えは、ボクもまったく同じだ。

確かに、政治家として生きていくにあたって、その根底にはゆるぎない信念とポリシーは絶対に必要だけど、政界の中で、そうした信念に基づいた政治活動の機会を得るには、時にはどうしても「駆け引き」や「騙し合い」などを行なう必要に迫られる場面があったりするし、そもそも、いくら崇高な信念があったところで、議員の椅子を手に入れなければすべてが始まらないのも確かだ。

(中略) …これらをまとめると、現在の政治とは、「信念や道理だけでは強い力を持つことはできない」ということ。そして、山本太郎議員は、明確かつ現実的なビジョンを持って、さらなる政治活動の拡大を真剣に考えていること、そしてそれを実現させるために、多角的かつ戦略的な視点を持ちながら、色々と思慮をめぐらせていることが分かったということだ。
(以下略)



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山本太郎「小池新党の踏み絵は踏めない」
転載元)
「原発反対」を貫いたために住み慣れた芸能界を追われた男、山本太郎。政変にあっても信念を貫くようだ。

(中略)  山本は「親方(小沢一郎・自由党代表)から、まだ方針が示されていないからなあ」としながらも「(小池新党の)踏み絵は踏めない」と きっぱり 答えた。「憲法、安保法制、沖縄の踏み絵は踏めない」と繰り返した。

(中略)  しかし「安倍政権を倒すためには(野党は)大きくならないといけない」と苦悩の表情を浮かべた。

(中略)  「(もし希望の党に入ったら)トンデモ法案に賛成しなければならなくなる。自分に入れてくれた人への責任があるから、それはできない」。
(以下略)

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