クルド人自治区の住民投票…本当の目的は大イスラエル計画の一部!

竹下雅敏氏からの情報です。
 イラク軍が、クルド自治政府が実行支配を続けてきたキルクークに進軍し、軍用空港や発電所、油田、ガス関連施設などの主要拠点を、次々と制圧したとのことです。
 これは、この前行われたクルド自治政府の住民投票によって、イラクが分裂の危機にあるためで、イラクのアバディ首相は、“統一を図るのは憲法で定められた私の義務だ”と言っているようです。
 イラクはもちろん、イラン、トルコ、シリアといった周辺国は、全てクルド人の独立に反対しており、一歩間違えれば、中東での大戦争になり兼ねません。
 背景は、“続きはこちらから”以降のツイートと記事にある通りです。クルド人独立国家の建設は、大イスラエル計画の一部であり、この前のクルド人自治区の住民投票も、背後にイスラエル、アメリカの好戦派が居ることは明らかです。
 イランのハーメネイー師とトルコのエルドアン大統領の会談で、エルドアン大統領は“否定できない証拠によれば、アメリカとイスラエルは、クルド人自治区の問題について、大筋の合意に至っている”と言っています。
 ただ、私の予感では、この問題は戦争に発展することはなく、アメリカ、イスラエルは、来年の始めには、クルド人独立国家「クルディスタン」の建設を諦めるのではないかと思っています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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イラク軍 クルド側実効支配の油田地帯を制圧 市街地も掌握
引用元)

(中略)...

イラク軍は16日、クルド自治政府が実効支配を続けてきたキルクークに進軍し、ほとんど抵抗を受けることなく油田や軍事基地などを次々と制圧し、夜になって市街地も掌握したと発表しました。

(中略)...

クルド側の部隊の司令官は、地元メディアに対して本格的な交戦を避けるために撤退したことを明らかにしましたが、一部で衝突があり、双方に複数の死傷者が出ているということです。

(中略)...

クルド自治政府は、悲願の独立を目指して住民投票を行いましたが、強く反対するイラク政府からさまざまな制裁を科されたうえ、実効支配を行ってきた地域まで失うことになりました。
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イラク軍の拠点制圧続く=クルド部隊、撤退開始か-緊迫のキルクーク、死傷者情報も
引用元)
【10月16日 時事通信社】イラク中央政府とクルド自治政府との帰属争いで緊迫する北部の油田都市キルクークで、イラク軍は16日、進軍を続け、軍用空港や発電所、油田、ガス関連施設などの主要拠点を次々と制圧した。

(中略)...

イラク軍は声明で、2014年に過激派組織「イスラム国」(IS)の攻勢を受けイラク軍がキルクークから敗走した後、ペシュメルガが押さえていたキルクーク北方の軍事基地を奪還したと戦果を誇示した。アバディ首相は16日、「(自治政府の独立を問う)住民投票によって国家が分裂の危機に直面しており、統一を図るのは憲法で定められた私の義務だ」と部隊の展開を正当化した。

(以下略)...
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配信元)
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最高指導者、「シオニスト政権は、地域に“新たなイスラエル”を作ろうとしている」
転載元)
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、イラク・クルド人自治区の住民投票の実施によるアメリカとシオニスト政権イスラエルの利益に触れ、「アメリカと外国の勢力は、地域に“新たなイスラエル”を作ろうとしている」と語りました。
ハーメネイー師は、4日水曜夜、トルコのエルドアン大統領、および、その随行団と会談し、イラク・クルド人自治区の住民投票の実施は、地域への裏切りであり、地域の未来を脅かすものだとしました。
また、この措置が近隣諸国に及ぼす長期的な影響に触れ、「イランとトルコは、この出来事に対抗するために可能なあらゆる措置を講じるべきであり、イラク政府もまた、この問題の中で真剣に決定を下す必要がある」と強調しました。

(中略)...

一方のエルドアン大統領もこの会談で、地域におけるイランとトルコの力強い連帯の必要性を強調し、「否定できない証拠によれば、アメリカとイスラエルは、クルド人自治区の問題について大筋の合意に至っている。イラク・クルド人自治区のバルザニ議長は、住民投票により、償うことのできない過ちを犯した」と語りました。
また、アメリカ、フランス、イスラエルは、中東諸国を分裂させ、この状況を自分たちの利益になるように利用しようとしているとし、「彼らはシリアに関しても同じシナリオを描いている。イランとトルコがこの問題について統一の取れた決定を下すことが非常に重要だ」と語りました。

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