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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第5話 ― 概観 偽ユダヤ(下)
人民統制の仕組みの実験 革命・共産主義とナチス・ファシズム
少し調べると、戦争とは「民衆に対し意図的な人心コントロールの仕込みがなされ、そのコントロールを具現化する仕組を準備しておいて、表向きの美名の元、実際には銀行家のために起こされるものだ。」と、つくづく実感させられます。戦争は銀行家に財力権力支配力と莫大な利益を与えるのです。
第1次世界大戦を利用して彼らは間髪を入れず「国際連盟」そして「王立国際問題研究所(RIIA)」「外交問題評議会(CFR)」を設置しました。これらは彼らの野望成就のため、即ち「世界統一政府」樹立、そしてその体制下で民衆を統制コントロールするため設置した機関に他ならないでしょう。付け加えると第2次世界大戦後間髪を置かず設置された国連も本当の目的は同様でしょう。
もちろんこういった機関設置の目的を彼らは「世界平和のため」としています。こういう表向き美しい言葉には注意が必要で、中身を吟味しなければ容易に騙されます。それにしても上手な言いまわしをするものです。違う視点から見れば、確かに「世界平和のため」と言えなくも無いのです。
つまり彼らの主張するその「世界平和」の内容はこんな感じではないでしょうか。「絶対君主が君臨、大衆を奴隷として完全管理で搾取する。管理搾取される大衆は怨嗟の声を上げただけで極刑。従ってうめき声すらもあげられない世界。」。これはこれで確かに戦争どころか争いも無く静かな世界です。平和と言えなくも無いです。もちろん大衆には苦痛の極みです。ところが支配者にしては理想世界の「世界平和」なのです。
さて、何事もその実現のためには実験が必要です。世界統一政府下における人民統制の仕組み、その大規模な実験が、革命・共産主義、そしてナチス・ファシズムでしょう。「そんなバカな!両者は互いに敵対する関係ではないか!」との声があがりそうです。
確かに革命・共産主義のソ連とナチス・ファシズムのドイツは独ソ戦争を行っています。しかしこの両者は同根、同一の根から出てきているのです。ポグロムの前からロシアでの革命を仕込みリード支援してきたのはジェイコブ・シフを代表とする「いわゆるユダヤ国際金融銀行家」たちです。マルクスの共産党宣言が出たのが1848年です。彼らはずっと以前から共産主義国家群設立の準備をしていたのです。また、1920年に結党したナチス、その首魁ヒットラーを育て支援してきたのも主に米国在住の「いわゆるユダヤ国際金融銀行家」たちです。ブッシュ家に至っては大戦中もナチスに繋がり支援していたのです。同根である革命・共産主義とナチス・ファシズムはスタイルも同じです。「独裁者もしくは極少数エリートが大衆を完全管理する体制。」です。
「シオニスト・イスラエルからの内部告発」でジャック・バーンシュタイン氏は「ファシズムの共産主義に対する関係については多くの混乱がある。ファシズムは《国家》社会主義(NATIONAL socialism)なのだ。共産主義は《国際》社会主義(INTERNATIONAL socialism)である。」と指摘しています。
両者は基本的に同質のものです。革命・共産主義そしてナチス・ファシズム誕生の本来目的は銀行家たちの計画と投資による「独裁による人民統制」の壮大な実験と見てとれるのです。
世界統一政府の実験モデルケース パレスチナのイスラエル建国
実は人民統制の仕組みの実験は革命・共産主義とナチス・ファシズム以外にもう一つあります。シオニズムです。シオニズムとは「首都エルサレム「シオンの丘に帰ろう」を合い言葉とするユダヤ人運動」「世界で放浪し迫害を受け続けたユダヤ人のための国家を建設してユダヤ人を救済する自由民主主義の運動」。このように表向きにはなっています。しかしやはり実態は全く違います。
実際にイスラエルに在住していたジャック・バーンシュタイン氏は人工国家イスラエルが共産主義とナチス・ファシズムの国だと告発しています。今回は紙面の都合上詳しくは触れませんが、革命・共産主義とナチス・ファシズムそしてシオニズムは全くの同根です。全て「いわゆるユダヤ国際金融銀行家」たちが計画し資金が出され生みだされています。三者はそれぞれが敵対する関係とされていますが、むしろ補完関係にあると見なければ実態がつかめません。
事実、シオニズムはロシアが運動の発祥地でロシアでの革命・共産主義運動とセットとなって同時に展開を始めているのです。「いわゆるユダヤ国際金融銀行家」たちの仕込みと準備、資金援助の元にハザールユダヤ人たちが実際の運動を始めたのです。またナチスドイツの働き無しにはパレスチナでのイスラエル建国達成は無かったのです。
それにしても「シオンの丘に帰ろう」とは珍妙なフレーズです。シオニズムはハザールユダヤ人が始め運動の主体者でもあります。しかし「帰ろう」と言っても当然ハザールユダヤ人の故郷はシオンの丘などではありません。パレスチナの地にも何の由来もありません。インチキフレーズです。
元ソ連外交官イワノフ氏は次のように喝破しています。「シオニズムとは、ユダヤ教徒が自分たちの宗教本部であるエルサレム(シオン)を中心として、自分たちこそ世界を支配しなければならないとする思想である。」つまり世界を支配するために建国されたのがイスラエルだというわけです。
人工国家イスラエルは全体の目的として世界統一政府の実験モデルケースとして作られたのです。ただし「ユダヤ教徒が世界支配」と表記すると誤解されやすいです。「タルムードユダヤ教徒が世界支配」の表記ならほぼ正確でしょう。支配者となるべくその計画と準備と資金提供してきたのが「偽ユダヤ」「国際金融銀行家」と見るべきでしょう。イスラエルの実験は継続中です。そして実験の最終段階の具体的達成こそが秘められた真の建国の目的なのでしょうが、このことは稿を改めていずれ・・・。
偽ユダヤ
私の見解を示します。「いわゆるユダヤ国際金融銀行家」と「いわゆるユダヤ」と表記をしてきました。ユダヤ人というわけでないとの意味です。「偽ユダヤ」の表記が適切かもしれません。私はハザールユダヤ人つまりアシュケナジが偽ユダヤだと呼ぶつもりはないのです。アシュケナジユダヤのほとんどがその血統はハザールに由来していてアブラハムの血族子孫ではないでしょう。
しかしユダヤ人をどう規定するかは彼らの問題です。ユダヤ教徒をユダヤ人とするならそれはそれで私たちが文句をいうことではありません。それでは偽ユダヤとは何者なのか? 非ユダヤ教徒は非ユダヤ人の筈です。本来のユダヤ教を全く信奉していないのにユダヤ人に「成りすます」者たちがいます。(ユダヤ教を全く信奉していませんが「タルムード」と「ヨハネの黙示録」は信奉しているでしょう。)その中にユダヤ人の顔を装ってアシュケナジであれスファラディであれユダヤ人の迫害犠牲を最大限に利用してきた者たちがいます。彼らが偽ユダヤです。
ユダヤ人たちの中に紛れ込んでユダヤ人を自称する彼ら。彼らが計算の上ロシア皇帝の暗殺を命じて反ユダヤ感情を煽り、煽動させ集団ユダヤ人迫害ポグロムを続出させた。そのポグロムを最大限に利用したのが彼らです。
彼らの特徴は自らが計画し実行させてユダヤ人迫害を作っているのに、自らがその被害者でユダヤ人被害者の代表のような顔をするのです。そうやってユダヤ人権団体を設立し、ユダヤ迫害などしていない一般民衆や政治家を監視して圧力をかけます。
また慈善事業主のような顔をして自らの野望を遂行するのです。自らの野望成就のためなのですが、ユダヤ人救済を謳って、シオニズム運動を起こさせたのが彼らです。ナチスドイツと協力しユダヤ人の夥しい迫害と犠牲を利用して実験国家イスラエルを建国させたのが彼ら偽ユダヤです。
彼らはユダヤ人でもどこ人でもなく無国籍人です。なぜなら彼らは統一世界政府の支配者を自認しているのです。超越者として各国は制する対象なのであって国家に属すなど露にも考えていないでしょう。
彼らは「成りすまし」つまり「化ける」のを常套手段としています。なぜなら彼らはオカルト魔術に傾倒していて、オカルト魔術の要は「化ける」ことだからです。オカルト魔術のサタニストそれが彼らです。別名ざっくりとイルミナティ(要皆血?)とも。また仮面を被り陰で策謀を働かすのでユダヤ秘教のカバラにちなみカバールと呼ばれる。こう理解しています。
その視点から「世界統一政府」樹立には最終段階としては①(世界統一)通貨、②(世界統一)言語、③(世界統一)宗教、この三つが成立させられたら強固な支配体制の「世界統一政府」が完成するであろうこと。またその前段階としては①大国を牛耳り操作、②世界機関の設立、③人民統制の仕組みの実験、④世界統一政府の実験モデルケース、が必要であろう事を指摘し、①大国を牛耳り操作、と②世界機関の設立については簡単にですが前回に記述しています。
今回は③人民統制の仕組みの実験、④世界統一政府の実験モデルケースに触れて、最後に「偽ユダヤ」に対する見解を示したいと考えています。(今回も資料年表をご参照の上お付き合い下さい)