オルゴナイトの可能性を探る ~第二章 オルゴン装置(その① ライヒ博士のオルゴン装置)

オルゴンエネルギーを活用するために開発されたオルゴン装置には様々な種類があり、オルゴナイトはその一種です。オルゴナイトとは何か?を知るにあたり、まずはヴィルヘルム・ライヒ博士によるオルゴン装置について紹介させて頂きます。
「有機物(organic material)と無機物(inorganic material)を組み合わせることにより、オルゴンエネルギーの蓄積が誘発される」
ライヒ博士が発見したこの原理が、後に開発されたオルゴナイトに繋がる重要なコンセプトになります。
(牛サマディー)
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オルゴナイトの可能性を探る 第二章

空気が重苦しい、場が悪い、息が詰まる・・・そのような体感を持たれたことがあると思います。逆に、美しい自然や、清らかな神社の中では、非常に心地よい感覚を覚えるでしょう。身も心も癒され、すっきりした爽快感を感じます。

実はオルゴンエネルギーという視点から、それらのことは次のように解釈することが出来ます。
前者の場合、その環境はネガティブなオルゴンエネルギーの濃度が高く、後者の場合、その環境はポジティブなオルゴンエネルギーの濃度が高いということなのです。

オルゴンエネルギーは宇宙に遍満しており、生命活動の源であると言われています。
日本では”オルゴンエネルギー”という単語はあまり聞き慣れないものですが、実は、古代より伝承されてきた気やプラーナといったものと同一の概念なのです。オルゴンエネルギーを発見したのは、元フロイトの弟子であり、心理学者・精神科医のヴィルヘルム・ライヒ博士(1897-1957)です。

ヴィルヘルム・ライヒ博士 〔Wikipediaより〕




ライヒ博士は、オルゴンエネルギーを利用したオルゴン装置を開発し、それを用いて様々な病気の治療や自然環境の改善に取り組みました。オルゴン装置はいくつもの種類が開発されています。今回焦点を当てるオルゴナイトは、ライヒ博士の死後に発明されたものです。

オルゴン蓄積機(オルゴンボックス)



オルゴンボックス 〔Wikipediaより〕



一番初めに発明されたのが、ライヒ博士によるオルゴン蓄積機(Orgone Accumulater)です。木の板と金属板から成る箱であるためオルゴンボックスとも呼ばれ、人間が椅子に座って入れるサイズです。画像を見れば分かるように、これは極めてシンプルな装置であり、言うなれば”ただの箱”です。ライヒはこの装置でガン治療を行い、成功していたといいます。しかし、1950年代に、がん治療機の不法製造販売にあたるとして、オルゴン・ボックスの販売停止が命じられてしまいました。

オルゴン蓄積機(オルゴンボックス)は、一体いかなる原理が秘められているのでしょうか?
ライヒは、有機物(organic material)と無機物(inorganic material)を組み合わせることにより、オルゴンエネルギーの蓄積が誘発されることを発見しました。オルゴンボックスは、この原理を利用しているのです(木は有機物、金属板は無機物)。


ライヒによると、ガンとは、「高いネガティブ・オルゴンエネルギーに身体が侵され、生命エネルギーの流れがブロックされた結果」です。オルゴン蓄積機は、周囲の環境のオルゴンエネルギーを集積するため、箱の内部はオルゴンエネルギーで満ち溢れています。ライヒは、癌患者をボックスの中へ入れることで、この状態の改善を試みたのです。
ガン以外にも、やけど、神経症、ガンなどの腫瘍などの治療に効果が確認されたといいます。
オルゴン蓄積機による効果が本物なのであれば、波動の高い聖地にこのボックスを置くことで、かなり凄い効果が体感できるのではないでしょうか?

しかしオルゴンボックスには、ある重大な欠陥が存在していました。このボックスはオルゴン”蓄積機”であり、その環境にあるどんなオルゴンエネルギーをも蓄積してしまうのです。つまり、周囲のネガティブなオルゴンエネルギーをも取り込んでしまうため、不用意な取り扱いは危険なのです。
このオルゴンボックスのみならず、基本的に、ライヒ博士によって発明されたオルゴン装置については、経験をつんだオルゴン研究家によって慎重に取り扱われる必要があるのだそうです。

また、個人的な疑問ですが、邪気の多い人間がこのボックスに入ったことで大量の邪気が抜けたとしたら、その抜けた邪気をどう処理するかが問題になりそうです。何も考慮しなければ、箱が気のレベルで汚れてしまうのではないでしょうか。

クラウド・バスター



クラウド・バスター 〔Wikipediaより〕



ライヒ博士は、病気の治療だけでなく、オルゴン装置を用いて自然環境の改善にも取り組みました。そのために開発されたのが、クラウド・バスターというオルゴン装置です。これは長い金属パイプを束にして上空へ向けたもので、雲を分散させたり、雨を降らせたりする効果があると言われます。ライヒ博士はクラウドバスターによって、干ばつ地域や砂漠地域に雨をもたらしました。また、雨の降り過ぎを抑制させました。この活動は、1940年代~50年代前半に行われましたが、その後ライヒは投獄され、獄中で死を迎えました。

クラウド・バスターの原理は、いかなるものでしょうか。
ライヒは、パイプがオルゴンエネルギーの通り道となり、水はオルゴンエネルギーを惹き付けることを発見しました。このため金属パイプの下にケーブルをつなぎ、深い井戸に入れ、雲のエネルギーを吸引することを考え付きました。
クラウド・バスティングとは、大気中のオルゴンエネルギーを分散・集中させることで、気象コントロールを行う技術なのです。

ライヒによると、砂漠の形成過程では、ネガティブなオルゴンエネルギーが働いているのだといいます。このネガティブ・オルゴンエネルギーの濃度を分散させるために開発されたメソッドが、クラウド・バスターなのです。
ライヒ博士のクラウドバスターは凄い効果があるものの、オルゴンボックスと同様に、未熟で注意深くない使用者のもとでは害があったといいます。


オルゴンエネルギーを利用して癌を癒し、気象をも操作する・・・。元々はフロイト派の心理学者であったライヒ博士が、オルゴン理論を展開してゆき、ここまで独自の世界を切り拓いてしまったことは実に驚くべきことではないでしょうか。次回(第二章 その②)は、ライヒ博士死後のオルゴン装置について書きたいと思います。

次回へつづく...


Writer

牛サマディー様プロフィール

牛サマディー

1996年生まれ、宮崎県出身。 体癖は1種8種、エニアグラムはタイプ3。 現在は大学4年生、経済学部に所属。就職活動の真っただ中。 趣味は読書、写真、旅行、映画鑑賞、音楽鑑賞、絵画鑑賞、コーヒー豆自家焙煎、ペン回し、ギターなど。 大学の長期休暇を使い、東南アジア、ケニア、台湾へ海外旅行。

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