[ロイター] ベネズエラの貧困地区で独自通貨発行、現金不足に対抗 〜 建設的な未来へ

読者からの情報です。
必要にせまられてとしても
こちらも、ブレイクスルーの一種かも
(DFR)
 ベネズエラが、独自の地域通貨を発行したそうです。今年のインフレ率が650%という世界最高水準のインフレに苦しむベネズエラですが、慢性的な現金不足で買物に困った貧困地区の地域共同体が、「パナル」という通貨を試験的に導入しました。1パナルが5000ボリバル。共同体の住民が栽培したコメなどと交換できるそうです。
 ベネズエラは原油や金、天然ガスなど資源が豊富ですが、石油の国際価格下落による外貨不足、米国の経済制裁で、食料、医薬品など生活必需品も不足する危機的な経済状態が伝えられています。
それに対し、先ごろロシアや中国が、ベネズエラへの債務再編など経済的に支援する姿勢を表明し、破綻を回避したかに見えます。またマドゥロ大統領は、仮想通貨の導入も検討していたようですし、「ウサギ計画」「ヤギ計画」など食用繁殖計画など、経済立直しに総力を挙げているようです。
 これまで映像配信や時事ブログで見てきた地域通貨は、「不況の切り札」と学びました。「その地域で使える地域通貨を流通させることで雇用は拡大し、景気が回復する」。このサイクルにうまく乗せれば、ベネズエラの、この貧困地区から、新たな金融システムへの未来が見えてくるかもしれません。
 厳しい状況ながら、希望の感じられるニュースです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ベネズエラの貧困地区で独自通貨発行、現金不足に対抗
引用元)
慢性的な現金不足に悩むベネズエラの首都カラカスで、貧困地区の地域共同体が、独自通貨「パナル」を発行した。

ベネズエラのインフレ率は世界最高水準とされる。インフレ加速に造幣が追い付かず、人々はしばしば、現金引き出しのため何時間も長い列に並んだりする事態を強いられている。

(中略)
通貨「パナル」は5000ボリバル(約5円)相当。当初は試験的な導入で、共同体住民が栽培・収穫したコメなどと交換できる。最終的にはより広範囲な商品と交換できるようにしたいという。

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ロシアとベネズエラが債務再編合意、中国も支援姿勢
引用元)
ロシアとベネズエラは15日、債務再編合意に署名した。

(中略)
これとは別に中国外務省が発表した声明で、ベネズエラは債務問題を「適切に」処理できるとの見解を示し、米国や欧州などが制裁を科しているベネズエラをロシアとともに支えていく姿勢をにじませた。

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