18/2/1 アンナ・ヴォン・ライツ情報:汝の敵を知れ その2

 先週掲載したアンナ・ヴォン・ライツ判事による悪魔崇拝者の解説書の続きです。長いので元の記事を三分割してお送りしており、今回からは彼らが使うお決まりのパターンを9点挙げていきます。本日の「その2」は前半の1から5まで、「その3」が残りの6から9までです。
 他のグループに潜り込んで内部から取り崩し、嘘と欺瞞で混乱に陥らせるという手法が、何千年も続けられています。
 4の「内部告発者」で個人的に思い出したのが、スノーデンを巡る疑惑。彼は今でもCIAの手先ではないかという説があります。更にはフェイスブックのマーク・ザッカーバーグと従兄弟だとも。他の内部告発者が口を封じられていく中、何故か彼も恋人も無事なんですよね。おまけにザッカーバーグ同様、映画の主人公にまでなって、時の人です。
 それらしく見せている人を見破るヒントが(大まかにではありますが)、アンナ判事の記事には書かれています。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
アンナ・ヴォン・ライツ情報:汝の敵を知れ その2
投稿者:アンナ・ヴォン・ライツ

悪魔主義者の常套手段


1.

Author:RexxS [CC0]


鍋は薬缶を黒いと言うのが常【※日本語だと「目糞鼻糞を笑う」】。この古い諺は彼らがやっていることに注目が集まらないよう、どこぞの哀れな愚か者へ注意を向けさせ、彼ら自身がやらかしていることなのに其の他全員を非難して廻るという、彼らのやり口を的確に表現しています。

誰かが挙手して、何らかの潜在的危険や脅威を指摘すれば、私たちはすぐさま自分たちの意識をそちらの方向へと向けてしまうように【生物学的に】なっているのです。これは反射的なものであって――そしてその瞬間、ありもしない悪を探そうと私たちの注意が逸らされる一方で、本物の悪は行動を起こすか裏口から逃げおおせる訣です。

ドナルド・トランプの“ロシアとの繋がり”なぞという噂に対する現在の騒動が良い例です。アメリカのウランの2割をロシアに実際に売ったのは誰でしたか? ヒラリー・クリントン【です】。


2.

Author:Moosik [Public Domain]


彼らは彼らの敵であるかのようなフリをします。彼らの敵が、彼らの悪行について責めを負うようにするためです。例えば、彼らは正統派ユダヤ教徒のフリをして、髭を伸ばし、礼拝用の肩掛け【※タッリートのこと】を身に着け、シナゴーグに通い、悪事を働くためにこの偽の身元を利用するのです――文字通り“悪魔のシナゴーグ”を形成しながら。

彼らはキリスト教・イスラム教・モルモン教でも同じことをして、そういった社会で彼らが得た要職を悪用し、最終的には受け入れてくれた集団の信用を貶めるのです。これが彼らのいつものやり口です――そしてこれをやり遂げるためには、彼らは熟練の役者でなければなりません。キリスト教徒よりもキリスト教徒らしく、イスラム教徒よりもイスラム教徒らしく、共和党員よりも共和党員らしく、彼らは見せねばならない訣です。

よってあらゆる集団における、いわば最も“敬虔”で純理派で厳粛な構成員を、最も熱心で最も聖人ぶった人物を、じっくりとつぶさに観察するのです――貴方は、自分の演じている役を大袈裟に演技して、少々行き過ぎの悪魔主義者をしばしば見つけることでしょう。


3.
彼らは彼らの敵のフリをします。彼らの犯した悪行の責めを、彼らの敵が負うようにするためです。上で表現した経緯との相互【作用】に過ぎませんが、標的にした集団を誹謗中傷した後でするのです――そういった例はこの前も起こったばかりです。

このところイエズス会は小児性愛の擁護者として認定されてしまい、信用を損なっています。なのでウジ虫は、私めは自分のやってきたことの名誉を傷つけ、汚そうと邁進しているイエズス会員でございます、という思想を広めようとするのです。


4.

Author:NPS [Public Domain]


スカンクはいつも自分の穴の匂いを最初に嗅ぎつける――この開拓者的な言い回しも、他の者が悪いと告発する者たちの方法や手段をつぶさに観察するよう喚起してくれるものの一つです。
【※「キツネはいつも自分の巣穴の匂いを最初に嗅ぎつける」とするのが多いみたいですが、要するにおならをした者が自分から注意を逸らすために臭い臭いと騒ぎ出す、怪しい人間ほど騒ぐ、みたいな言い回しです。マイナーな表現なので、西部開拓時代の表現かどうかは裏が取れませんでした。】

しばしば、但し毎回ではありませんが、彼らや彼らに近しい者が関与していることで、人々は犯罪や其の他の醜悪な行いについて知ることが出来るのです。なので、内部告発者の全てが無罪だと決めてかからず、こういった可能性を考慮するのが賢明でしょう。


5.
“そっくりにする”方法と、自分たち本来の姿や話していることとは別の人物や、何か別のものに見せかけるのは、【彼ら】特有のもので、先ほど悪魔のシナゴーグの例でお話したような被害者の身分を装うというやり口のみに留まらず、遥かに広範囲なものなのです。

また彼らはワザと別のものと混同させます――私の最新の著作でこの手の話は幾つも議論したばかりですが――人々が騙されて間違った思い込みをしてしまうように、ワザと意味上の虚偽を設計しておくのです。

例えば民間の利益追求型の営利企業を“アメリカ合衆国”と呼称したり、二つのものを造り出して、一方は“為替安定基金”と呼び、もう一方は“経済安全保障基金”と呼んだり(両方の頭文字はどちらも“ESF”です)。そうして一方がもう一方で代用される“内輪の話”を展開するものですから、その会話が本当は何を指しているのかは一見隠されてしまうのです。


翻訳:Yutika

註:【 】内は訳者の解説部分です。訳文は日本語での読み易さを優先し、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また見出しやツイッター画像も挿入しています。

お願い
アンナ・ヴォン・ライツ女史の代理人、ポール・ストレイマー氏から快く許可をいただき、シャンティ・フーラで翻訳して転載させていただいております。お二人の活動を支えるためにもペイパルでの寄付にて応援して頂けると幸いです。皆様、どうぞよろしくお願い致します。


Writer

Yutika

体癖:8−2、エニアグラム:4
関西の英語塾で教えつつ、翻訳業(英語&仏語)をしております。


Comments are closed.