トランプ大統領がティラーソン国務長官を更迭し、ポンペオCIA長官と交代 …CIA長官の後任には女性初となるジーナ・ハスペル氏

竹下雅敏氏からの情報です。
 トランプ大統領がティラーソン国務長官を更迭し、ポンペオCIA長官と交代させました。後任のジーナ・ハスペル氏の写真を見て、そのカルマの重さに驚きましたが、“続きはこちらから”以降のポール・クレイグ・ロバーツ氏と櫻井ジャーナルによれば、彼女は秘密CIA拷問監獄を監督していた人物とのこと。納得しました。
 ただ、現在滅ぼされつつある極悪人とは異なるようです。過去の罪を反省するとまではいかなくても、世界平和の方向に舵を切ったキッシンジャー博士と協力して動く意志がある人物のようです。
 ティラーソン氏の解任は、朝日新聞が“北朝鮮問題でもティラーソン氏は蚊帳の外だった”と記しているように、水面下で北朝鮮との秘密外交に従事していたポンペオCIA長官が引き継ぐ形になったようです。要するに、トランプ政権は北朝鮮問題の解決に本気の布陣で、さらに言えば、今後行われる予定のニュルンベルク風裁判において、水責めCIA長官は適材適所だと考えたのかも知れません。
 ポール・クレイグ・ロバーツ氏は、今回のティラーソン解任劇を、“軍安保複合体がトランプ政権に対する支配を完了した”と見ていますが、櫻井ジャーナルも、“ジョン・ケリー大統領首席補佐官の意向が通ったとなると、トランプ大統領の力はさらに低下する”と見ています。私もほぼこの通りだと思います。ただ私は、現在のトランプ政権が、ネオコンによってコントロールされているとは見ていません。むしろ、現政権をコントロールしているのは、キッシンジャー博士だと思います。この線で固まってきたということです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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トランプ大統領、ティラーソン米国務長官をポンペオ氏と交代することを確認
転載元)
トランプ米大統領は、ティラーソン国務長官を更迭し、ポンペオ中央情報局(CIA)長官と交代させる。

スプートニク日本

トランプ大統領がツイッターに投稿した。トランプ大統領は、仕事に対してティラーソン氏に謝意を表した。

CIA長官には、ジーナ・ハスペルCIA副長官が就任する。

ティラーソン氏は昨年2月に米国務長官となった。

ハスペル氏は、史上初の女性CIA長官となる。

ポンペオ氏は、グアンタナモ湾収容所の閉鎖に反対し、米国家安全保障局(NSA)の元職員エドワード・スノーデン氏によってその存在が明らかとなった米国の市民監視プログラムを支持した。

ポンペオ氏はスノーデン氏を「裏切者」と呼び、死刑にする必要があると語った。ポンペオ氏は2016年11月18日、トランプ大統領からCIA長官に指名され、任命を受諾した。

同氏は情報委員会の指名承認公聴会で、ロシアは世界における「自国の地位をアグレッシブに回復している」と述べた。またポンペオ氏は、米新政権はロシアへの圧力を強化すべきだとする考えの支持者でもある。

レックス・ウェイン・ティラーソン氏は、1952年3月23日に米テキサス州で生まれた。長い間、米石油会社エクソンに勤務し、役員などを含む様々なポストに就いた。フォーブス誌の2016年「世界で最も影響力のある人物」ランキングでは24位となった。2012年にはロシアのプーチン大統領の指示により、ロシアとの協力の発展及び強化への多大な貢献に対し、友好勲章が授与された。
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CIAに初の女性長官
転載元)

© Screenshot: The OSS Society


新たな米中央情報局(CIA)長官に初めて女性が就任する。初の女性CIA長官となるのはCIA副長官を務めていたジーナ・ハスペル氏。

スプートニク日本

CIA長官だったマイク・ポンペオ氏は、レックス・ティラーソン氏に代わって米国務長官に指名された。

トランプ大統領はツイッターに「ジーナ・ハスペル氏がCIA新長官になる。(同職に)選ばれる初の女性だ。皆さん、おめでとう!!!」と投稿した。

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蚊帳の外だったティラーソン氏 米朝首脳会談前に解任
引用元)
 トランプ米大統領が13日、米外交を取り仕切るティラーソン国務長官の交代に踏み切った。(中略)...外交・安全保障から通商交渉に至るまで、トランプ氏の意向に忠実に行動する人材を配置した形だ。

(中略)

 オバマ前政権が合意したイラン核合意について、トランプ氏は「ひどい合意だ」として離脱を示唆。これに不満を募らせたティラーソン氏は辞任を検討し、会議でトランプ氏を「馬鹿」と呼んだとされる。このため昨年末には、米メディアがティラーソン氏が早期に解任されると報じた。

 北朝鮮問題でもティラーソン氏は蚊帳の外だった。

(以下略)


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ティラーソン国務長官解任が意味するもの
2018年3月13日
Paul Craig Roberts

チャック・シューマー上院議員(民主党、ニューヨーク州選出)は、ティラーソン解任は、トランプ政権が崩壊しつつあることを示していると言っている。特にこれまでのあらゆる解雇や辞任を見ていると、シューマー上院議員がそういう見方をする理由もわかる。

私の見方は違う。ティラーソン国務長官の解任され、ポンペオCIA長官の、後任国務長官、タイ国内の秘密CIA拷問監獄を監督していたジーナ・ハスペルのCIA長官昇進は( https://www.nytimes.com/2017/02/02/us/politics/cia-deputy-director-gina-haspel-torture-thailand.html )、軍安保複合体がトランプ政権に対する支配を完了したことを示している。ロシアとの関係正常化が語られることはもうあるまい。

(以下略)
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米国で国務長官がティラーソンからポンピオCIA長官に交代、新CIA長官は拷問に関与してきた人物
引用元)
(前略)

ティラーソンを外してポンピオに替える​という話は昨年(2017年)11月に伝えられていた。これはジョン・ケリー大統領首席補佐官(ジョン・ケリー元国務長官とは別人)のプランだと言われている。​バニティ・フェア誌はH・R・マクマスターとケリーがまず解任されると推測​していたが、そのケリーの意向が通ったとなると、トランプ大統領の力はされに低下する可能性がある。

(中略)

このケリーはマクマスターと同じネオコン、つまりヒラリー・クリントンを担いでいた勢力に含まれているが、新国務長官のポンピオもネオコンだ。もしジャレド・クシュナーやイワンカ・トランプがホワイトハウスを離れることになると、トランプに対するベンヤミン・ネタニヤフ首相の影響力も低下、逆にジョージ・ソロスやその背後にいる巨大金融資本の存在感が強まる。

(以下略)
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配信元)
 

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