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ニーハオ!ぺりどっとです。今、中国と北朝鮮が接近していますが、日本は相変わらず蚊帳の外というか、それを通り越して家の外ですね。
ついこの間まで僕は洗濯機も冷蔵庫も掃除機も所持していませんでした。テレビはありますが、映像配信をDVDで見たり、時々ニュースを見るくらいです。今まで住んでいた家には、家電付きの寮であったり、家電付きの古民家だったため、家電を購入する必要が全くなかったのです。
しかし、今の山口の家には初めから何にもありません。そこでついに冷蔵庫と洗濯機を購入する必要に迫られました。ほうきがあれば、掃除機は要らないと思ってます。気温はまだ低いので冷蔵庫は後回しにするとして、取り敢えず洗濯機の購入を考えました。
大崎上島に住んでいるときには、二槽式(洗濯槽と脱水槽)の洗濯機が備え付けられてまして、これを使って洗濯をしておりました。ただ、洗濯槽の方は回転力がかなり弱いため、足湯で使っている発泡スチロールの箱で手洗いをしてから、脱水槽の方で脱水していたのです。
僕が推古し厳選に厳選を重ねて、ついに思い切って購入した新品のせんたくきがこちらです。
洗濯機というより、
新型洗濯器の使い方は、次の通りです。
1.
2.その中に入り、5分ほど足踏みして水を捨てる
3.きれいな水を数回入れて濯ぐ
4.洗濯ものを絞る
特に汚れが気になる部分は手洗いでしっかり洗います。入浴ついでに裸のまま洗濯するので、濡れたりしても気になりません。また、その衣服の素材の感触や汚れ、その動作などを足で感じながら押し洗いすることで、カルマヨーガの実践も可能にしてしまいます。
ちなみに足踏みしながら、両手を真横に伸ばし右方向にグルグルと回転しています。これは若さの泉に記載されている第1の体操にあたり、体表のムーラーダーラチャクラを覚醒させる効果があるようです。
このように洗濯自体は手洗い(足洗いか(笑))のみで何とかなりますが、問題なのは脱水です。
引っ越しした頃はこのように洗ってから、そのまま天日に干して洗濯ものを乾かしていました。雨の日以外でしたら2~3日も経てば、完全に乾きますが、雨の日が続いたりすると完全乾くのに一週間ほどかかることがあります。さすがにこれではあまりに時間がかかりすぎるので、ついに脱水機の購入を検討してみました。
理想は電気を必要としない手回し式の脱水機です。想像していたのはかなり昔の洗濯機ですが、さすがに見当たりません。野菜の水切り器がその代わりになるかもと思い、しばらく検索していましたら、やはりそれを使って洗濯ものを脱水しているツワモノがいました。しかしながら容量があまりに小さすぎますし、労力の割に脱水できる量がほんのわずかなのです。また、業務用の大型の野菜用水切り器も見つけ、これは良さそうだと思ったのですが、洗濯機以上の値段でしたので却下。こうして、耐久性や実用にはかなり程遠く感じましたので、結局は電気式の脱水機能のみの高速脱水機なるものを購入しました。
僕の購入した高速脱水機はコチラです。
通常の全自動洗濯機の脱水機能の回転数は、700~1000回転/分ほど。この高速脱水機の回転数は約2800~3000回転/分。通常の3倍ほどの回転数になります。
ここでしばし間奏曲を。。。
そして、乾燥していてとても役に立つ食品、乾物について少々。。。
鰹節やのり、高野豆腐、干し椎茸、切り干し大根、ひじき、麩、干しわかめ、ゴマ、春雨、干し柿、ドライフルーツなどの乾燥食品、いわゆる乾物という食材は料理には欠かせません。天日干しすることによって、うまみや栄養分がより増えます。そして長期保存も可能となりますので、備蓄向けにも最適な食材といえます。
また市販のこうした乾物類は、電気的な熱を使って強制的に乾燥させているため、天日干しされていません。ですので、栄養価を高めるためには購入したら、自宅で天日干ししてみてください。後からの天日干しでも栄養価は増えるようです。大根であればビタミン類、カルシウムが増え、椎茸であれば、ビタミンDが増えるのです。
野菜などを天日干しするメリットは以下の通りです。
・野菜の味などの旨味が凝縮され濃くなるので、調味料が少なくてすむ
・栄養価が増える
・野菜のかさが減り、沢山食べられる
・炒める時間、揚げる時間が短くてすむ
・煮物にしても、煮崩れしない
・軽くて運搬しやすい
・基本的に太陽と風があれば作れる
・捨てられてしまうはずだった野菜も干せば保存して食べられる
・冷蔵庫に保管する必要がなくなる
・いざという時の備えにもなる
参考:有元葉子著『干し野菜のすすめ』
というように、おいしくて健康的、おまけにエコ。良いこといっぱいの乾物なのです。
「でも、乾物は水の戻すのが面倒くさい」とお思いの方もおられると思いますが、庄司いずみさんという方はその著書『もどさずできる乾物料理』の中で乾物を予め水に戻すことなく料理を作る方法を教えてくれています。僕もまったく水には戻さず、そのまま他の食材と炒めたり、煮たりして料理してます。あらかじめ水に浸したりしないで、乾物を煮物や汁物にそのまま放り込み、調理しながら戻すのです。水で戻す時間の短縮と、水に浸した時に逃げてゆくうまみを防いで料理をより美味しくするという一挙両得な方法なのです。
干し野菜の作り方は、基本的には適当な大きさに切って、ざるや網などの上下左右から空気が通るものにのせて天日に晒して置いておくだけです。洗濯用ハンガーに洗濯ばさみで挟んで干すのもいいアイデアです。また乾燥させるだけなら外に干す必要もなく室内でも可能です。僕は干しかごを軒下に吊るして、この中に野菜を入れて干しています。
完全に水分が抜けた乾物にしたい場合には、ただ天日に干すだけですとかなり時間がかかってしまいます。そうした場合にはドライフルーツメーカーなるものを購入してもいいかもしれません。自分の畑で採れた有機農法の安心の野菜や果物などを素早く完全な乾物にすることが自分で出来ますよ。
以前の大崎上島の家では渋柿がたくさんなっていましたので、皮を剥いてスライスにして、干しカゴに入れて干していました。通常の干し柿の作り方ですと、かなりの時間と手間がかかるのですが、このやり方だとわずか1~2日で渋が抜けて美味しく食べられるようになります。また僕はドライフルーツのプルーンとあんずが好きでたくさん備蓄しているのですが、これを食するときにはコップにプルーンとあんずを入れ、そこに浸る程度の少なめの水を入れて一晩おいておきます。次の日には戻ったプルーンとあんずが出来、その浸していたお水がとても美味しいジュースに変身しています。
乾物を極めると、野菜や果物だけでなく、ありとあらゆるものが干し物に変わります。魚や肉、昨夜の食べ残ったご飯やおかずさえも。。。
そして乾物といえば、食生活研究家の魚柄仁之助さんの食事法がとても役立ちます。この方が書かれた「ひと月9000円の快適食生活」という著書がありますが、見栄を張っていらっしゃるようで、実際にはひと月7500円くらいの食費らしいのです(笑) その低コストで美味しい食事の秘密というのが、乾物の活用なんです。その一例、付加価値ご飯の作り方についてご紹介しておきましょう。
せっかく食べるご飯だもの。ただの白米ではなく、鉄やカルシウム、ミネラルといった付加価値を付けた方がお得じゃありませんこと?そこで、毎日の主食から体に必要な栄養素を無理なくとれるレシピがこれ!
白米+押麦+大豆を研いで通常の水加減をし、一晩おきます。芽ひじきを…加え、フツーに炊飯。炊き上がりにちりめんじゃこを(中略)...混ぜて(中略)...蒸らし(中略)...大根葉を振りかければ、鉄分、カルシウム、ビタミン、大豆イソフラボン、ミネラルなどがふんだんに含まれて、なおかつ美味しい…すりゴマやきな粉をかけると、さらに栄養価が高くなります。
(中略)
この付加価値ご飯は栄養価が高く、調理方法も簡単なので、非常時対応食でもあります。
白米+押麦+大豆を研いで通常の水加減をし、一晩おきます。芽ひじきを…加え、フツーに炊飯。炊き上がりにちりめんじゃこを(中略)...混ぜて(中略)...蒸らし(中略)...大根葉を振りかければ、鉄分、カルシウム、ビタミン、大豆イソフラボン、ミネラルなどがふんだんに含まれて、なおかつ美味しい…すりゴマやきな粉をかけると、さらに栄養価が高くなります。
(中略)
この付加価値ご飯は栄養価が高く、調理方法も簡単なので、非常時対応食でもあります。
魚柄仁之助著「腸を元気にするレシピ109」より
僕はこのことを知ってから、炊飯の際には必ず、押し麦や緑豆、ひじき、昆布、大豆、ひよこ豆、小豆、黒豆、切り干し大根、ゴマ、ナッツ、干し野菜などの乾物を日替わりで色々と組み合わせながら入れて炊いております。また旬の野菜、例えばさつまいもやジャガイモなども小さく切って入れて炊いています。正直、おかずがなくてもこの付加価値ご飯だけで充分な栄養補給が可能となります。自分の畑がなくて野菜がとれない状況であっても、お米と乾物類を大量に備蓄しておきさえすればわりと生き残れるんじゃないかと思っております。
おおっと!シャンティフーラでもとても安心安全な〈しもやま農産〉三色米を取り扱っております。ご飯に混ぜるとお赤飯のようにきれいな色付けがされて、見た目にも体にも良いとこづくしです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
(まの爺)
怪しい、実に怪しいですぞ、カヴァレリア・ルスティカーナ乾燥曲。
皆の衆、ぺりどっと氏はまた何か、この記事に仕掛けをしていそうぢゃ、
心して読みなされ。
それにしても初めて聞いてビックリ、「高速脱水機」。
そのような
確かに洗濯機よりもはるかに安い、が、しかし、重宝な高速脱水機を手に入れたとしても、ぺりどっと氏のように寒さに負けず、手間を惜しまぬ心がけでないと、、。
今、多くのママたちのため息が聞こえましたぞ!
まの爺、とりあえず、あんずジュースから挑戦いたす。
…ただの『ダジャレつながり』やんけ。
ちなみにコレ↑もです♪