注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第28話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の八)
手段を選ばないハイアラーキー組織 ~潜入した裏のイルミナティの役割

pixabay [CC0]


おまけにそれは霊的世界だけではなく、地上の物質存在としての国家や巨大企業組織などとして現出して、稼働し機能している。
ふーむ、霊的世界が具体的物質的に地上世界を動かしてきた・・・。

地上世界は霊的世界のいわば“写し”だ。事実を見ることは大事だが、その視点無しに地上世界の現象だけ個々バラバラに追っても全体の輪郭は表れてこない。「群盲象を評す」のことわざの状態になってしまう。
物質現象だけで背後の動きを見ないなら、その現象がどこに繋がり、どういう位置を占めるか? そしてどういう意味を持つのか? これらが明らかにならないんだ。

しかしそれはそうとして、ハイアラーキー組織は光の集団でやすね。ではそこになぜ悪魔崇拝の裏のイルミナティ、その悪魔軍団と呼ぶべきものが入り込んでいるのか? 彼らはブラック・ロッジつまり表のイルミナティ、地獄の悪魔を使役したりする存在なのに。どうにも納得がいかねぇや。

なにせハイアラーキー組織の中に裏のイルミナティが巨大に巣くっていたからね。
ただしかし彼らは優秀でもあった。サナット・クマラが統べるハイアラーキー組織は「目的達成のためには手段を選ばず」だったんだろう。ハルマゲドン計画実現に向けて効率的で大きな貢献をしていたのが彼らだったからね。

地上世界でいうと、裏のイルミナティの中でも初代ロスチャイルドの登場以来は、ハルマゲドン計画実現への計画と工作の中心はロスチャイルドを中心としたサバタイ-フランキストになっていやすね。
おまけに彼らは直接手を汚さずに、表のイルミナティを彼らの代理人にたてて、サバタイ-フランキストの中に取り込む形へと・・・。工作員として優秀といえば極めて優秀ではありやすが。
しかし、それにしてもハイアラーキー団は自分たちの組織に悪魔逹が入り込み、幅をきかせていたことに気付かなかったので? いや、それ以前にハイアラーキーと裏のイルミナティの区別が分かりやせんや。

サナット・クマラやマイトレーヤたちは自分たちの中に悪魔集団が潜入しているのが見えていなかったようだ。いや、もし気付いたとしても放置していたのかも知れないね。
表舞台での唯一絶対の神や全ての宗教の救世主という光り輝く存在であるためには、裏舞台の汚れ仕事を担当する存在は重宝で不可欠だからね。
それとハイアラーキーと裏のイルミナティの相違とは、悪魔崇拝か否かの違いだ。サナット・クマラやマイトレーヤたちは、私から見ても悪だが悪魔崇拝ではなかったようだ。

超メジャーな企業が土地買収などで、地元住民の反対運動とかで難航したりしたら、表看板は傷つかないように、企業内にある秘密部署が担当して暴力団に依頼指示して、その暴力団が住民反対運動をつぶしてしまうパターンと同様でやすね。
超メジャー企業全体がハイアラーキー組織、その中の秘密部署が裏のイルミナティ、そして暴力団が表のイルミナティに相当する、といった具合でやすね。
天帝サナット・クマラの野望 ~ハルマゲドン計画は暴力クーデター

ハイアラーキー組織はブラック・ロッジと闘っていることになっているが、実態はブラック・ロッジとの関係は、闘いの対象と言うより徹底的に利用すると言った方が正確だろう。
ハルマゲドン計画は、基本的には闇であるブラック・ロッジと光であるホワイト・ロッジとの戦いでシナリオは展開する。
その中、ハルマゲドンでキリストのマイトレーヤが救世主として出現し、光側が勝利する。そしてマイトレーヤを中心として、世界を再編することになっている。
この実現のため、ハルマゲドンに誘導するのにも、マイトレーヤが世界を再編するのにもブラック・ロッジを利用するというシナリオになっているからね。


ハイアラーキー組織に潜入した悪魔崇拝の裏のイルミナティの凶悪さはもちろんだが、サナット・クマラたちの野望・野心も凄まじいものがあるからね。
そしてその野望と野心が彼らの目を曇らせ、ハイアラーキー組織に悪魔崇拝が潜入し、巣くってしまっていることを見えなくさせてしまった。


サナット・クマラは天帝といっても太陽系物質世界でのトップだ。上には上が限りなくある。仏教では三界というものが説かれていて、物質界はこの分類では欲界にあたり三界の最低レベルだ。その上が色界、更に無色界で三界となる。この三界も狭い世界観で、更に上位の天界と神々が無限に拡がっている。
サナット・クマラは認識できる限りの銀河宇宙の支配者になる野望を燃やし続けていた模様だ。

天界の秩序4 個我(ジーヴァ)の位置と所属するレベル
(前略)
シリウスシステムの存在は、天津神第1〜第5レベル(68〜64次元)、国津神第1〜第5レベル(8〜4次元)のいずれかに属していますが、各存在がどこのレベルに属しているかを調べるには、ジーヴァ(個我)の位置を調べるとわかります。
(以下略)
(前略)
シリウスシステムの存在は、天津神第1〜第5レベル(68〜64次元)、国津神第1〜第5レベル(8〜4次元)のいずれかに属していますが、各存在がどこのレベルに属しているかを調べるには、ジーヴァ(個我)の位置を調べるとわかります。
(以下略)

それに支配下に置くのはどう見ても平和的方法のはずがないでやすね?
これは上位の神々にとっては暴力クーデターでは?

確かにサナット・クマラの発した「大計画」とは、暴力クーデター計画といえるだろう。無論ハルマゲドン計画が関係する。
しかしその野心がサナット・クマラの目を曇らせ、あげくには自分のハイアラーキー組織が悪魔崇拝連中に実質乗っ取られていたのだが、それも見えなくさせていたんだろう。


彼らは「成りすましと乗っ取り」が常套手段で、地上の彼らに命令を発していたのが、裏のイルミナティの霊存在や覚者たちだ。
それがハイアラーキー組織の中で従順な部下などの成りすましで勢力を秘かに拡げ、いつの間にか組織全体を実質は乗っ取っている。

ハルマゲドン計画の表と裏のバージョンは全く異なるので?

どういうことかといえばハルマゲドン計画がほぼ成就、つまり第三次世界大戦が勃発し、キリスト・マイトレーヤが出現、そしてマイトレーヤを中心に新たな世界の再編、ここまで来てから全てひっくり返すのが裏バージョンだ。

マイトレーヤはミロク、つまりキリストであるのに反キリストの666の獣でもあった。このキリストの反転が裏バージョンに絡んでくるんでやすね。

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これらが誰に当たるのか? 表バージョンと裏バージョンで反転しているところがある。マイトレーヤに関してはお前さんの推察通りだ。
さて、こうなると、いよいよこのハルマゲドン計画の具体的なシナリオを探っていく段階にきたようだね。

ハルマゲドン計画では裏バージョンは表バージョンを利用するってんだから、先行する表バージョンのシナリオを確認していくことが先決でやすね。
作戦実行部隊キリスト教原理主義 ~キリスト再臨のため666の地上支配


そしてそのシナリオを探っていく上で重要かつ欠かせないのが、キリスト教原理主義組織を押さえておくことだ。
なぜなら、現代において、ハルマゲドン計画の地上での作戦実行部隊の中心的な役割を彼らが担ってきたとも言えるからだ。
彼らがどういう存在でどんなシナリオを描き、行動してきたかを知ると計画本体が浮かび上がる。またキリスト教原理主義にモルモン教も含まれるといって良いだろう。

うーん、原理主義か。イスラム教原理主義のワッハーブ派がイスラム教スンニ派を名乗っているが、実体はサバタイ-フランキストの一味であるドンメーだとの指摘がこのシリーズでされてやすが、もしかしてそれと同様とか・・・?

ユダヤ教を名乗るシオニズム、イスラムを名乗るイスラム教原理主義、このそれぞれが偽装改宗団のサバタイ-フランキストであると同様に、キリスト教を名乗るキリスト教原理主義もサバタイ-フランキストの偽ユダヤによって創設されている。
そして米国における一大勢力だ。キリスト教シオニズムとも呼ばれ、シオニストの先兵的な役割を果たしており、米国で狂信的信者を多数獲得している。

キリスト教の原理主義とはどういう意味で?

特にこれは過去のことは終わったことなので、これからの未来に起きる事柄について、聖書の記述を文字通り現出させなければならないとしている。

キリストの時系列に沿えば、①磔刑、②復活、③昇天、④再臨、⑤最後の審判、⑥神の国の完成でやしたね。
この内①②③は過去のことなので、原理主義者の運動とは④⑤⑥を地上の現実世界で文字通りに実現させるということでやすね?

いうまでもなく、現在まで彼らが力を傾注してきたのがキリストの再臨だ。
ところでこのキリスト再臨のためには、黙示録の記述に従えば一定の条件が必要だったね。解るね?

竜は自分の代理者として獣(666)を地上世界に送り込み、偽預言者も地上世界に現れ、獣と偽預言者が地上世界を支配する。そこにキリストが再臨しハルマゲドンが開始。


悪が絶頂に達したときにキリストが再臨、となると原理主義者がキリストを再臨させるためには、地上世界を悪で覆わせなけれならない。
では自らが悪をなし世界に悪をはびこらせること、それが聖なる行為になってしまう。これは偽装キリスト教改宗のヤコブ・フランクの考え方と同一だ。
黙示録の記述を文字通りに再現させようとすると必然的に悪魔主義ヤコブ・フランクと同じになる?

キリスト教原理主義とはヤコブ・フランクのフランキストの分派ということさ。サバタイ-フランキストの実働部隊になっている理由さ。一般信者は多分気付いてはいないだろうがね。

あ、そうだ、「ジーザス・キャンプ」という映画を紹介している番組を見たことがありやす。確か福音派の女性牧師?が幼い子供たちをサマーキャンプに連れ出し、共同生活の中で徹底的に洗脳する恐ろしい映画でやした。

子供たちを片一方では「お前は原罪を背負っている悪い子だ」などと恐怖をたたき込み、片一方で「お前がこの世界を救うヒーローだ」と持ち上げる。恐怖と賞賛で洗脳する方法をとっていたね。
幼い頃に植え付けられたものをぬぐい去るのは困難だ。本当に怖い内容だったね。


当事の私は霊存在を否定せずながら、それが地上世界とこんなに密接に、と言うか、霊存在の意向が地上世界を動かしているなどとは全く捕らえてはいなかったのです。
ところがそれからそう時間をおかず、地上の改革を先にすべきとの当初の私の考えが無意味であることを理解できるようになっていました。地上世界はいわば霊的世界の「写し」であり、地上世界の上にある霊的世界の天界が変化しない限り、地上世界が変化するはずも無かったのです。
さて、その天界の改革の進捗は、その始まった当初からは私たちの想像を遙かに超えた思いもしなかった展開で進んでいきました。驚愕の連続でした。
開始当初、改革の旗手で人類の救世主の担い手にあったのがマイトレーヤでありサナット・クマラでした。ところが彼らはやがて消滅していきました。その時は驚きでもありましたが、彼ら、特にサナット・クマラに非常に強い野心があったことは現在では明瞭で、それが彼自身を滅ぼします。
『マイトレーヤの使命』に度々記載がある「大計画」とはサナット・クマラの企てた暴力クーデターだったのです。これがハルマゲドン計画の一つの正体なのです。