ぴょんぴょんの「シンクロニシティ」

 最近、知人から聞いたお話です。
 偶然というものはなく、起こることすべてが必然と言われますが、こういうのをシンクロニシティと呼ぶのでしょうか。
 またはこういうケースが、「双子の魂」ではないでしょうか。
 オマケに自分の体験も書きました。
(ぴょんぴょん)
————————————————————————
ぴょんぴょんの「シンクロニシティ」


知り合いのふしぎな話


知り合いから聞いた、ふしぎな話を聞かせてやる!

なになに? ふしぎな話?

登場人物は、A子さんと夫のA夫さん、B子さんと夫のB夫さん。
A子さん夫婦は、結婚して大阪に住みはじめた。
軽い気持ちでバイトを始めたA子さんは、バイト先でB子さんと知り合った。
2人は出会ったばかりなのに、さっそく意気投合。
B子「明日の夜、あなたのお宅で鍋をしましょう。」
A子「!!」
B子「じゃ明日、主人と2人で行くからね。


うわ、いきなり家に? しかも夫婦そろって? 大阪ではこれがフツウ?

ちょっと戸惑ったが、A子さんもOKした。
翌日A子さん宅で、A子さん夫婦とB子さん夫婦の4人で鍋パーティーになった。

初めての人同士で、さぞかし緊張の時間だったんじゃない?

ところがだ。
A子さん、B子さん、B太さんの3人は、同じ年の同じ月生まれ。
A夫さんだけは、みんなより一つ年下
だが。

なんと! みんな同年輩、しかも4分の3が同じ月生まれ?

A夫さんの父親の名は一太郎で、B太さんの父親は一太。

そっくりだあ〜!!

この偶然に、大盛り上がり。
人見知りのA夫さんもすっかり気を許して、4人はあっという間に仲良くなった。

へええ、それも夫婦同士で。

A子さんいわく、「この4人は、まるで昔からずっと一緒にいる感じがするの。

過去世からの友だちとか?

まもなくA子さんが妊娠すると、ほぼ同時期にB子さんも妊娠。
1年以内に、2人そろってママになった。

足並みそろいすぎ〜!

pixabay[CC0]



やがてA夫さんは、父親の介護のためA子さんとともに大阪を離れ、九州に帰った。

離れ離れになってしまったんだね。

A夫さんは、実家に帰ってパン屋に就職した。
A夫「おれ、パン屋で働き出したんだ。」とB太さんに電話で報告すると、
B太「おれもパン屋の配送してるよ。」とのこと。

pixabay[CC0]


へえ、同じパン屋さんに!

その後、パン屋を辞めたA夫さんは、「ぴょんぴょん薬品」に勤め始めた。
A夫「おれ今度は『ぴょんぴょん薬品』に就職したよ。」
B太「ええ? おれの転職先は、『ぴょんぴょん生命』。」
A夫「なんか、似たような名前だなあ〜、アッハハハ!」

笑ってるけど・・・こんなに偶然が重なる?

あるときA夫さんは、マラソン大会に出場するためにマラソンを始めた。
そのことをB太さんに電話で話すと、
「ええ?! おれも、これからマラソン大会に出ようと思って、毎日走ってる
んだ。」

pixabay[CC0]


ほええ〜〜!

マラソンで走り過ぎて、足を悪くしたA夫さんはバドミントンを始めた。
それを報告すると、
B太「ワシも近くの小学校で、バドミントンを始めた
んだ!」

pixabay[CC0]


もう〜マネっ子すぎる〜!

また、A夫さんがスポーツ自転車で転んで大ケガをした頃、B太さんもスポーツ自転車で転倒し、救急車で運ばれたという。

pixabay[CC0]


どうしてどうして?? 

ここまでで、およそ8つの一致があるが、まだまだあるぞ。
大阪に遊びにきたA夫さんがB太さんと会ったとき、お互いに持っていたバドミントン用バッグがお揃いだった。

うわお!

そんなんばっかり続いたので、
B太「今度はどんなエピソードが出てくるのか?」
A夫「うちは、バッグやねん・・・こないだバスターミナルで、バッグを忘れてきてしもた。」
B太「ウソだろ?! うちもバッグやねん!! こないだ、自分のとまちがえて、息子のバッグを持って出張に出かけたら、中身は本ばかりで、何もかもコンビニで買う羽目になったわ!」

ふたりとも「バッグ」のトラブル??
これはもう、あらかじめどこかで、情報がもれてるとしか思えないね。

ふしぎだろ?

シンクロニシティって、こういうことなのかな?
「双子の魂」って、こういう2人のことなのかな?

pixabay[CC0]


ぴょんぴょんのシンクロ体験


ついでに、おれの体験も聞かせちゃる。

くろちゃんのシンクロニシティ?

おれの弟は、神奈川に住んでいる。
ずっと仲良くやってたのに、あることで怒らせて以来、疎遠になっちまった。

どうしてまた?

体癖だな。おれは7種−3種。むこうは3種−7種。

7種のねじれ同士かあ〜。
明るい3が出てるときは楽しいけど、7がぶつかり合うとむずかしいね。

その弟が、どういう風の吹きまわしか、おれの誕生日にメールしてきて、
「最近バレエにハマってます。」って言う
んだ。

Author:Andrew[CC BY]


へええ、くろちゃんと同じ趣味。

いんや、おれの方が、ずっとずっと前からバレエに興味を持っていた。

んもお〜、競争心ハンパないのが7だねえ。

それから2ヶ月、メールのことなんかすっかり忘れてしまった頃、ネットで「ボリショイ・バレエ」が来日すると知って、無性に行きたくなった。

「ボリショイ」、どこまで見に行ったの?

大阪公演もあったが、どうせ行くならと東京公演のチケットを取った。

わざわざ東京まで行ったんだ。

そんではるばる、東京さ行ったんだべ。
そんで山手線乗って、やっとこさ上野の文化会館に着いたんだべ。

急に、お上りさんモードになってるね。

開演前にお腹が空いたので、会場内のレストランに行ったが・・・満席だった。
人がいっぱい並んでたけど、外は雨で出たくないし。
めったに行列に並ばないおれが、しかたなく並ぶことにした。

都会はどこも行列だからねえ。

pixabay[CC0]


順番待ってたら、係の人が前から順に「何名様ですか?」と聞いてくる。
おれの前の人が「1名です。」と言い、おれも「1名です。」と答える。
すると、おれの後ろの人も「1名です。」って答えてる・・・・・!!!

それがなにか問題でも??
 
おれの後ろに並んでるヤツ、前向いてっから顔は見えねえんだけど、声が・・・みょうに聞き覚えのある声で・・・・・。

まさか?! 知ってる人だったの?

知ってるどころか、おれの弟の声にソックリだったんだ!

ええええ?!

弟だったらどうしよお〜、会いたくねえし〜、かと言って隠れるとこもねえし〜、しれえっと知らんふりしてようかと思ったが、コワイもの見たさでチラッと振り返ると!!

・・・・・・!!

弟だった!!

ゲゲエ〜ッ!!

気まずいし、会いたくねえし、逃げるとこねえし・・・・「ウワア、どおしよう?」と思うと同時に、「なんだ、この偶然は?」って思ったら、逆におかしくなってよ。
振り返って、「バア!!」って脅かしてやった!

弟さん、ビックリしたでしょ?!
 
ああ、彼もひっくり返るくらい、ビックリしてた。
なんで、九州のおれがここにいるのか?って、宇宙人でもみるような目つきだった・・・が、
すぐに開き直って、「ああ、おれがバレエのこと、メールしたから来たんだな?」とか、また憎たらしい口ききやがって。

それ、7種なりの感激の言葉だよ!

でも公演、見終わった後、弟がオシャレなバーに連れてってくれて、2人で飲んだ。

pixabay[CC0]


仲なおりできたんだね、良かった。

待ち合わせたとしても、会えないこともある。
しかも、あの日あの場所の公演に決めたこと、あの時間あそこの列に並んだこと。
どれも、たまたまなのに、何かのちからが働いたとしか思えねえ。

亡くなったお母さんが、二人を仲なおりさせたかったのかな?

こういうのも、シンクロニシティじゃねえかと思ってさ。

「外国まで行って、日本でもめったに会えない人とバッタリ会う」なんて話もよく聞くね。

AさんBさん夫婦も、おれと弟も、どこか見えないところでつながっているのかあ。

ユングが、「集合的無意識」って呼んだものかなあ?
ユングは様々な著書で、人間の意識同士は実は、集合的無意識(collective unconscious)によって、そもそも交流しているということは述べている。」(Wiki)

まるで、地下を流れる水脈みてえだな?

pixabay[CC0]


ぼくらの水脈が交流しあってて、それを上流にどんどん遡ると、広大な泉につながってたりして。

つまり、全人類、全生物、全存在の意識が、その泉で一つになってるってことか?

または、ラジオの受信とも似ているよ。
A夫さんとB太さんは、互いの周波数が互いのラジオにセットされてるとか。

おれも望んでもいねえのに、弟の周波数にダイアルを合わせちまったのか?

無意識のくろちゃんが、弟さんとの仲なおりを望んでたのかも。

じゃあ、おれたちはいつも、どっかの周波数にダイアルをセットしてて、受信した放送を聞いてるわけだな。

「引き寄せの法則」というのも、自分自身でセットしたダイアルが原因だろうね。

起こることに偶然はない。出会う人も偶然ではない。
自分のダイアルと合ったものに、自然と引き寄せられるようにできてるのか。

pixabay[CC0]


できれば、大好きな人、大好きな存在たちの周波数にセットしておきたいね。
そしていつでも、彼らとつながっていたいよ。
ガヤトリー・マントラの助けを借りて。

ぴょんぴょん

Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

Comments are closed.