ぺりどっと通信11 風邪二で触れた、骨折の話の続きです。
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ハロー!ぺりどっとです。アメリカでは、骨折しただけで治療費2000万円も請求されるケースもあるそうです。以前時事ブログでも、たかが盲腸の手術で550万円請求という話もありましたよね。おそらくアメリカには、法外な高額治療費をふんだくるブラックジャック先生がゴマンといらっしゃるのでしょう。
この左手首を骨折するまでに骨折をして病院に行ったことは一度もありません。ただ、中学生のときに、足の小指が一ヶ月近くずっと痛かったのですが、いつの間にか自然と治ってしまったことがありました。おそらく折れていたのでしょう。
ぺりどっと通信11でも触れました通り、僕は7年ほど前に自転車自損事故で左手首を骨折しました。それは、橈骨遠位端骨折と呼ばれるもので、かなり重症なもののようでした。Wikipediaによると、完治するまでに1~2年間かかるようなのです。
医者からは「かなりの重傷です!」と念押しされた上で、「元の通り動かせるかどうかは分からない」とまで言われました。その後、2度の手術を経て、今でも左手首には金属プレートとボルトが入ったままになっております。
かなり重症な怪我だというのに、健康マニアのぺりどっとにとっては悲壮感などは微塵もなく、「さてさてどうやって治しちゃろうか」と手ぐすね引いて、あれやこれやと思考と試行と嗜好を巡らすのでありました。
まず、ネットでこの骨折をされた方の体験談などを読んでいると、リハビリがかなり重要であることを知りました。リハビリを痛いくらいにかなりしっかりやっておかないと、折れた骨がつながっても肉と骨が癒着してしまい、手首が動かなくなってしまうようなのです。このことを知ってから、ほぼ一日中手首をストレッチしておりました。
実は僕のこの左手首の骨折は本当にかなり酷かったらしく、後で聞いた話によると、執刀した主治医の先生もリハビリの先生も、まず元通りに動かすことは出来ないと思われていたそうなのです。主治医の先生はリハビリの先生に「どうかぺりどっと君の腕を動けるようにしてあげてほしい」と僕に隠れてお願いされてたくらいです。
手術後の手首の腫れがなかなかひかなくて、ビタミンCで腫れがひくようになったのは、以前お話した通りです。そのお陰で、リハビリに専念することが出来ました。
ビタミンCは風邪だけでなく、手術したときや病気の回復時にもかなり消費するので、このようにビタミンCが大いに怪我に役立ったわけですが、もう一つ同じくらいとても役立ったモノがあります。
それは、ひまし油による温湿布です。
これはあのエドガーケイシー氏が考案された、いわゆるケイシー療法の中核をなすもの。フランネルの生地をひまし油に浸して、それらを腹部に当てて加温して湿布するというものです。心身の癒しに絶大な効果があり「キリストの手」(パーマクリスト)とも言われ、当時から今に至るまで世界中で支持され続けています。温湿布用の遠赤外線の温熱ベルトを20年以上も前に購入したものをずっと持っていまして、時々お腹にひまし油温湿布をしていました。
通常、このひまし油温湿布はお腹の右側に当てて温湿布するものなのですが、アーユルヴェーダでは骨折の際にオイルを用いると聞いたものを応用しまして、左手首にひまし油の温湿布をしてみたわけです。患部の奥の奥までよく温まり、非常に気持ちがいいものでした。そうやって、とにかく毎日フランネルにひまし油をたっぷり浸して、来る日も来る日も温めておりました。
すると、あれほど動かなかった手首が、嘘のようにどんどんと動くようになっていったのです。2度目の手術から数か月でほとんど回復してしまい、リハビリの先生もその回復力に大変驚かれ、最後には「私の(医療)キャリアの中でも最も回復が早かった。驚くほかない。」とまで言わしめたのでした。
しかしながら、左手首にしびれやごくごく軽い痛みが若干ですが残っておりました。そこで東京に帰省した折に、どんな痛みやしびれでもほとんど取り除くことができると豪語されていた整体の先生のところに行ってみました。左手首の症状なのですが、尾骨から腰椎、脊椎、頸椎、肩、腕、手首、指に至るまで一つ一つ丁寧に歪みを取っていかれていました。そして、首の頸椎の歪みを矯正しているときに…
「あなたは花粉症ですか?」
と聞かれたのです。実はその前年までは花粉症なるものは全くなかったのです。しかし、住んでいる三重の山の中では、スギ花粉が飛んでいるのが目に見えるほど濃くて、今まで花粉症でなかった同僚までもが花粉症を発症する人が毎年のように増えていっていました。
そんな中、僕もその年の春になって花粉症を発症したのです。その整体の先生はこう続けました。
「首の頸椎が歪んでいる人は、花粉症の人が多いのです。僕のとこは花粉症治すのも得意なのですよ」
首の頸椎の歪みで僕自身が思い当たったのは、その前年くらいから抱き枕を使って横向きになって寝るようになったことです。これをするようになって首が横に歪むようになり、その後、花粉症を発症したのではないかと思われたのです。
そして、その整体師の方に首の頸椎の歪みをとってもらいました。その歪みは癖になっているので、日常でもその首の頸椎の歪みを取る方法も合わせて教えてもらいました。それには、木枕を使います。こんな半円柱状のかまぼこ型の木製の枕です。
木枕の丸みを帯びた部分を後頭部ではなく、首の後ろに当てます。こんな感じです。そしてそのまま、首を左右にゆっくりと揺すると、コキコキと鳴って少しずつ歪みが取れていきます。しばらく続けると、その音も次第になくなって歪みも取れてしまいます。これを毎晩のように続けてから木枕に首をのせて就寝するようにしました。
こうして、翌春の花粉症のシーズンには花粉症の症状は出なくなりました。ただし、首が歪んでくると、花粉症の症状が少し出てくることがあります。
左手首の骨折のお陰で、僕はビタミンCの大切さや風邪の治し方、花粉症の治し方などなど…本当にたくさんのことを学んだのです。お陰様で、骨折した左手首も今では前とほとんど変わらず動かせるようになり、痛みやしびれなどもありません。
というわけで、骨折や病気といったものも、体だけを照らし合わせても、とても有難いものになったのでした。本当に本当にピンチはチャンスなのです。
(まの爺)
病気や怪我で何がツライと言って、気持ちが「どよ〜〜ん」と落ち込んでしまうことぢゃった。
指の先をちょこっと切っただけでも、見る見る気分がしぼんでゆくのぢゃよ。
けれども、そうした経験も「思考と試行と嗜好」と思えば、至高の境地!
今後は、ぺりどっと通信が心強い参考になりそうぢゃ。
ところで、オッホン!
ひまし油は、まの爺も長らく愛用しておるぞ。
切り傷に当てたことも、腫れ物に当てたことも、歯痛に当てたことも(ガーゼに染ませて歯茎に)、目に流して寝たことも、エドガー・ケイシー先生が仰け反りそうな使い方で助けてもらったこと多し。
何しろ良く効く。
だからと言って、骨折で試したいとは思わぬがのう。
■ 勝手に編集後記 ■
あまり骨を折らなかった骨折話でした。。。
不思議なことに、手術後の麻酔が切れた時以外、大きな痛みはほぼありませんでした…アッチョンブリケ♪
この左手首を骨折するまでに骨折をして病院に行ったことは一度もありません。ただ、中学生のときに、足の小指が一ヶ月近くずっと痛かったのですが、いつの間にか自然と治ってしまったことがありました。おそらく折れていたのでしょう。
ぺりどっと通信11でも触れました通り、僕は7年ほど前に自転車自損事故で左手首を骨折しました。それは、橈骨遠位端骨折と呼ばれるもので、かなり重症なもののようでした。Wikipediaによると、完治するまでに1~2年間かかるようなのです。
医者からは「かなりの重傷です!」と念押しされた上で、「元の通り動かせるかどうかは分からない」とまで言われました。その後、2度の手術を経て、今でも左手首には金属プレートとボルトが入ったままになっております。
かなり重症な怪我だというのに、健康マニアのぺりどっとにとっては悲壮感などは微塵もなく、「さてさてどうやって治しちゃろうか」と手ぐすね引いて、あれやこれやと思考と試行と嗜好を巡らすのでありました。
まず、ネットでこの骨折をされた方の体験談などを読んでいると、リハビリがかなり重要であることを知りました。リハビリを痛いくらいにかなりしっかりやっておかないと、折れた骨がつながっても肉と骨が癒着してしまい、手首が動かなくなってしまうようなのです。このことを知ってから、ほぼ一日中手首をストレッチしておりました。
実は僕のこの左手首の骨折は本当にかなり酷かったらしく、後で聞いた話によると、執刀した主治医の先生もリハビリの先生も、まず元通りに動かすことは出来ないと思われていたそうなのです。主治医の先生はリハビリの先生に「どうかぺりどっと君の腕を動けるようにしてあげてほしい」と僕に隠れてお願いされてたくらいです。
手術後の手首の腫れがなかなかひかなくて、ビタミンCで腫れがひくようになったのは、以前お話した通りです。そのお陰で、リハビリに専念することが出来ました。
ビタミンCは風邪だけでなく、手術したときや病気の回復時にもかなり消費するので、このようにビタミンCが大いに怪我に役立ったわけですが、もう一つ同じくらいとても役立ったモノがあります。
それは、ひまし油による温湿布です。
これはあのエドガーケイシー氏が考案された、いわゆるケイシー療法の中核をなすもの。フランネルの生地をひまし油に浸して、それらを腹部に当てて加温して湿布するというものです。心身の癒しに絶大な効果があり「キリストの手」(パーマクリスト)とも言われ、当時から今に至るまで世界中で支持され続けています。温湿布用の遠赤外線の温熱ベルトを20年以上も前に購入したものをずっと持っていまして、時々お腹にひまし油温湿布をしていました。
通常、このひまし油温湿布はお腹の右側に当てて温湿布するものなのですが、アーユルヴェーダでは骨折の際にオイルを用いると聞いたものを応用しまして、左手首にひまし油の温湿布をしてみたわけです。患部の奥の奥までよく温まり、非常に気持ちがいいものでした。そうやって、とにかく毎日フランネルにひまし油をたっぷり浸して、来る日も来る日も温めておりました。
すると、あれほど動かなかった手首が、嘘のようにどんどんと動くようになっていったのです。2度目の手術から数か月でほとんど回復してしまい、リハビリの先生もその回復力に大変驚かれ、最後には「私の(医療)キャリアの中でも最も回復が早かった。驚くほかない。」とまで言わしめたのでした。
ぺりどっとの骨折へのアプローチ一覧
◎ビタミンC摂取
◎ひまし油の温湿布
○うなぎの骨を食べる
○ヒジキの粉を飲む
○ホメオパシーのレメディ処方
しかしながら、左手首にしびれやごくごく軽い痛みが若干ですが残っておりました。そこで東京に帰省した折に、どんな痛みやしびれでもほとんど取り除くことができると豪語されていた整体の先生のところに行ってみました。左手首の症状なのですが、尾骨から腰椎、脊椎、頸椎、肩、腕、手首、指に至るまで一つ一つ丁寧に歪みを取っていかれていました。そして、首の頸椎の歪みを矯正しているときに…
「あなたは花粉症ですか?」
と聞かれたのです。実はその前年までは花粉症なるものは全くなかったのです。しかし、住んでいる三重の山の中では、スギ花粉が飛んでいるのが目に見えるほど濃くて、今まで花粉症でなかった同僚までもが花粉症を発症する人が毎年のように増えていっていました。
そんな中、僕もその年の春になって花粉症を発症したのです。その整体の先生はこう続けました。
「首の頸椎が歪んでいる人は、花粉症の人が多いのです。僕のとこは花粉症治すのも得意なのですよ」
首の頸椎の歪みで僕自身が思い当たったのは、その前年くらいから抱き枕を使って横向きになって寝るようになったことです。これをするようになって首が横に歪むようになり、その後、花粉症を発症したのではないかと思われたのです。
そして、その整体師の方に首の頸椎の歪みをとってもらいました。その歪みは癖になっているので、日常でもその首の頸椎の歪みを取る方法も合わせて教えてもらいました。それには、木枕を使います。こんな半円柱状のかまぼこ型の木製の枕です。
木枕の丸みを帯びた部分を後頭部ではなく、首の後ろに当てます。こんな感じです。そしてそのまま、首を左右にゆっくりと揺すると、コキコキと鳴って少しずつ歪みが取れていきます。しばらく続けると、その音も次第になくなって歪みも取れてしまいます。これを毎晩のように続けてから木枕に首をのせて就寝するようにしました。
こうして、翌春の花粉症のシーズンには花粉症の症状は出なくなりました。ただし、首が歪んでくると、花粉症の症状が少し出てくることがあります。
左手首の骨折のお陰で、僕はビタミンCの大切さや風邪の治し方、花粉症の治し方などなど…本当にたくさんのことを学んだのです。お陰様で、骨折した左手首も今では前とほとんど変わらず動かせるようになり、痛みやしびれなどもありません。
というわけで、骨折や病気といったものも、体だけを照らし合わせても、とても有難いものになったのでした。本当に本当にピンチはチャンスなのです。
(まの爺)
病気や怪我で何がツライと言って、気持ちが「どよ〜〜ん」と落ち込んでしまうことぢゃった。
指の先をちょこっと切っただけでも、見る見る気分がしぼんでゆくのぢゃよ。
けれども、そうした経験も「思考と試行と嗜好」と思えば、至高の境地!
今後は、ぺりどっと通信が心強い参考になりそうぢゃ。
ところで、オッホン!
ひまし油は、まの爺も長らく愛用しておるぞ。
切り傷に当てたことも、腫れ物に当てたことも、歯痛に当てたことも(ガーゼに染ませて歯茎に)、目に流して寝たことも、エドガー・ケイシー先生が仰け反りそうな使い方で助けてもらったこと多し。
何しろ良く効く。
だからと言って、骨折で試したいとは思わぬがのう。
Writer
あまり骨を折らなかった骨折話でした。。。
不思議なことに、手術後の麻酔が切れた時以外、大きな痛みはほぼありませんでした…アッチョンブリケ♪