注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ソルカ・ファール情報:真昼に太陽が暗くなり恐怖に慄くロシア先住民が「神へ嘆く」――そして全世界を黙示録の恐怖が襲う
転載元)
WhatDoesItMean.com 18/7/23
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ
キリスト教の聖書学者数名が21世紀最長の(7月27日にほぼ二時間続くとされる)“「スーパー・ブラッド・ムーン」”の月蝕は“世界の終わり”の前兆だと宣言しているのと時を同じくして、本日クレムリンに出回っている【ロシア】連邦森林局(FAF)の驚愕の新報告書によると、この48時間サハ共和国(別名ヤクーチア)【に住む】北極圏の先住民を代表する役人たちからの通信で【森林局は】溢れかえっているそうです。
【先住民たちは】太陽が土曜日の真っ昼間に三時間もの間「暗くなる」という事態を受けて「神へ嘆き」、この「悪趣味な事態」を説明してくれと懇願しているのだとか。【本来ならば】この季節というのは、太陽が空に24時間留まっている筈なのです。
――ですがその厳然たる原因は北極圏全体を火に包んだ惑星規模の熱波のせいであり、――その上、今日「この世を滅亡させるかもしれない」と科学者たちが警告する「終末メタン爆弾」に世界的指導層は向き合【わねばならない事態になりつつ】あるのです。
当該報告書によると、7月21日ロシア連邦に所属するサハ共和国内の辺鄙なエヴェノ=ビタンタイ民族地区やジガンスキー地区に住む先住民たちが地元の役人に11時頃に太陽が消え、14時頃まで現れなかった(午前11時~午後2時)と報告し始めました。
――そして森林局の専門家たちはこれがシベリア中で猛威を振るっている190以上もの森林火災から出て来た大量の火山灰雲が原因であると突き止めました。
――この煙と火山灰雲は8千キロ(5千マイル)以上を旅して、恐らくはアメリカ合衆国のニューイングランド地方へ、更にはもっと遠方まで到達しているでしょうし、1,600万キロ(100万マイル)離れた空からでも実際に目で見ることが出来たのです。
北極圏「域内およびその周辺」でこういった大規模な森林火災を体験しているのは何もロシアに限ったことではなく、其の他の国々においてもスウェーデンからアラスカに至るまで今や燃え盛っている大災害である、と当該報告書は続けています。
――カナダとアメリカ両国の消防士がカナダのケベック州で燃え盛る炎と戦うために駆け付ける一方、アメリカとメキシコの消防士はカナダのオンタリオ州で制御不能となった28以上もの森林火災と戦うために駆け付けています。
これら北極圏の森林火災でとりわけ打撃を受けたのは、当該報告書によると、北欧の国スウェーデンで、本年度の雨量が通常と比べてたったの7分の1、19世紀後半以降記録している中で最低の量だというのです。
――そのせいで欧洲連合は燃え上がり制御不能となった50以上の巨大森林火災と奮闘するために大陸中からスウェーデンへと消防部隊を送り込むハメになり、ほんの24時間前にはポーランドの消防部隊が【スウェーデンへと】向かったところです。
これら巨大な北極圏森林火災で最も危機的な点は、当該報告書の説明によるとタイガを破壊していることです。
――より一般的には北方林とか雪林として知られているもので、大半はマツやトウヒやカラマツ属で構成された針葉樹林が特徴なのですが、これは地球の海を別として世界最大の生物群系【(バイオーム)を誇る場所】なのです。
当該報告書曰く、生物群系とは、同じ環境下で生きるにあたって共通の特徴を有する植物や動物の共同体のことであり、各大陸の範囲を越えて広がり、共通の物理気候への反応により形成されていった明確な生物学的共同体だそうです。
――そしてタイガ、すなわち北極圏の古代から【根付く】森林は、ツンドラ――低温のために木々の成長が妨げられ、【植物の】成長する季節は短く、更には永久凍土層で覆われた生物群系――を守るための「最後の砦」を地球に提供しているのです。
――【この永久凍土層には】約1,400ギガトン(1ギガトンは10億トン)のメタンを蓄えていると推定されていますが、対して大気中に既に存在している【メタンガス】は850ギガトン【であることを考えると厖大です】。
タイガの生物群系はこの数年間ひっきりなしに野火に襲われており、【おまけに】2018年は史上最悪であることから、当該報告書曰く、西洋の科学者たちがカナダの北極圏区域のツンドラ永久凍土層が【大きな穴だらけの】「スイス・チーズに似てきた」と今では警告する有り様です。
――そしてロシアの科学者たちも同様に、【自国側の】北極圏区域でツンドラ永久凍土層のメタン噴出が数えきれない程多く起こっていると報告しています。
何故この一連の出来事が、こんにちの世界で大いに警鐘を鳴らすこととなるのかというと、一般市民の注目は殆ど集めていないものの「地球最大規模の大量絶滅の引き金となるメタンハイドレート」と題された科学報告書が新たに出されたからだと当該報告書は結んでいます。
――【この科学報告書は】タイガがツンドラ永久凍土層を守ることが出来なくなれば、「終末的となるかもしれない」量のメタン放出へと繋がるとの重大な警告を発しているのです。
――【そうなれば】海洋では5%以下の動物種、そして地上では三分の一以下の大型動物種しか生き残ることは出来ず、今ある樹々のほぼ全てが死滅した世界で暮らさねばなりません。
――ですが、森林局の役人によってロシアの北極圏の先住民にされた【このような】説明は「強い不信感」でもって迎えられたのだとか。
――この辺鄙な土地で暮らす人々は、太陽が土曜日の真っ昼間から暗くなるという体験をしたばかりなだけではなく、数週間前には空から“血”が自分たちの上に降り注ぐという経験までしており、如何なるロシアの公的な科学論文をもってするよりもキリスト教の聖書こそが彼らの思想や言動を導くようになり、多くの者は今や“世界の終わり”が本当にやってきたのだと確信しています。
マタイによる福音書第24章29節
ヨハネの黙示録第6章12節・13節
ヨエル書第2章31節
翻訳:Yutika
註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また元記事で使用された画像は、同じもの(ないしは類似のもの)を掲載したツイッターに変換しております。
【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】
北極圏から太陽と月が消える
キリスト教の聖書学者数名が21世紀最長の(7月27日にほぼ二時間続くとされる)“「スーパー・ブラッド・ムーン」”の月蝕は“世界の終わり”の前兆だと宣言しているのと時を同じくして、本日クレムリンに出回っている【ロシア】連邦森林局(FAF)の驚愕の新報告書によると、この48時間サハ共和国(別名ヤクーチア)【に住む】北極圏の先住民を代表する役人たちからの通信で【森林局は】溢れかえっているそうです。
【先住民たちは】太陽が土曜日の真っ昼間に三時間もの間「暗くなる」という事態を受けて「神へ嘆き」、この「悪趣味な事態」を説明してくれと懇願しているのだとか。【本来ならば】この季節というのは、太陽が空に24時間留まっている筈なのです。
――ですがその厳然たる原因は北極圏全体を火に包んだ惑星規模の熱波のせいであり、――その上、今日「この世を滅亡させるかもしれない」と科学者たちが警告する「終末メタン爆弾」に世界的指導層は向き合【わねばならない事態になりつつ】あるのです。
[註:この【英文】リポートで引用されている【ロシア語の】一部の単語およびまたは言い回しは、完全に対応するものが【英語に】存在しないため、そのロシア語に該当するおおよその英語【訳】となっております。]
В Якутии неизвестное явление на три часа "заслонило" Солнце #наука https://t.co/VyinFP6LOP
— tutbylentabot (@tutbylentabot) 2018年7月24日
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
2018年7月21日に太陽が暗くなり(上)、北極圏に住むロシアの先住民たちは震え上がりました
原因はあちこちで起こる大規模な森林火災
当該報告書によると、7月21日ロシア連邦に所属するサハ共和国内の辺鄙なエヴェノ=ビタンタイ民族地区やジガンスキー地区に住む先住民たちが地元の役人に11時頃に太陽が消え、14時頃まで現れなかった(午前11時~午後2時)と報告し始めました。
――そして森林局の専門家たちはこれがシベリア中で猛威を振るっている190以上もの森林火災から出て来た大量の火山灰雲が原因であると突き止めました。
――この煙と火山灰雲は8千キロ(5千マイル)以上を旅して、恐らくはアメリカ合衆国のニューイングランド地方へ、更にはもっと遠方まで到達しているでしょうし、1,600万キロ(100万マイル)離れた空からでも実際に目で見ることが出来たのです。
#BreakingNews
— Malus Dacus (@MalusDacus2) 2018年7月30日
Satellite photo of massive forest fires raging throughout Arctic Circle region of Russian Federation in July 2018 pic.twitter.com/CXCaTnKUvq
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
2018年7月ロシア連邦の北極圏全体で荒れ狂う大規模な森林火災【の様子】を【とらえた】衛星写真(上)
北極圏の各国で火災
北極圏「域内およびその周辺」でこういった大規模な森林火災を体験しているのは何もロシアに限ったことではなく、其の他の国々においてもスウェーデンからアラスカに至るまで今や燃え盛っている大災害である、と当該報告書は続けています。
――カナダとアメリカ両国の消防士がカナダのケベック州で燃え盛る炎と戦うために駆け付ける一方、アメリカとメキシコの消防士はカナダのオンタリオ州で制御不能となった28以上もの森林火災と戦うために駆け付けています。
これら北極圏の森林火災でとりわけ打撃を受けたのは、当該報告書によると、北欧の国スウェーデンで、本年度の雨量が通常と比べてたったの7分の1、19世紀後半以降記録している中で最低の量だというのです。
――そのせいで欧洲連合は燃え上がり制御不能となった50以上の巨大森林火災と奮闘するために大陸中からスウェーデンへと消防部隊を送り込むハメになり、ほんの24時間前にはポーランドの消防部隊が【スウェーデンへと】向かったところです。
Poland joins EU countries battling Sweden’s wildfires https://t.co/l4KZR0GwBk
— Voice of Europe 🌍 (@V_of_Europe) 2018年7月22日
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
2018年7月22日スウェーデンへと駆け付けるポーランドの消防士たち(上)
タイガの生物群系が古来守っているもの
これら巨大な北極圏森林火災で最も危機的な点は、当該報告書の説明によるとタイガを破壊していることです。
――より一般的には北方林とか雪林として知られているもので、大半はマツやトウヒやカラマツ属で構成された針葉樹林が特徴なのですが、これは地球の海を別として世界最大の生物群系【(バイオーム)を誇る場所】なのです。
当該報告書曰く、生物群系とは、同じ環境下で生きるにあたって共通の特徴を有する植物や動物の共同体のことであり、各大陸の範囲を越えて広がり、共通の物理気候への反応により形成されていった明確な生物学的共同体だそうです。
――そしてタイガ、すなわち北極圏の古代から【根付く】森林は、ツンドラ――低温のために木々の成長が妨げられ、【植物の】成長する季節は短く、更には永久凍土層で覆われた生物群系――を守るための「最後の砦」を地球に提供しているのです。
――【この永久凍土層には】約1,400ギガトン(1ギガトンは10億トン)のメタンを蓄えていると推定されていますが、対して大気中に既に存在している【メタンガス】は850ギガトン【であることを考えると厖大です】。
メタンの噴出
タイガの生物群系はこの数年間ひっきりなしに野火に襲われており、【おまけに】2018年は史上最悪であることから、当該報告書曰く、西洋の科学者たちがカナダの北極圏区域のツンドラ永久凍土層が【大きな穴だらけの】「スイス・チーズに似てきた」と今では警告する有り様です。
Har funne sju mystiske krater i Sibir: http://t.co/3EinYxn3GL #permafrost #metan #nrkviten pic.twitter.com/cz6O3bCjVZ
— NRK Viten (@NRKViten) 14 March 2015
ツイートはシャンティ・フーラが挿入
【※元記事にはありませんが、多分こんな感じで穴が空いているのだと思います。かなり巨大です。】
――そしてロシアの科学者たちも同様に、【自国側の】北極圏区域でツンドラ永久凍土層のメタン噴出が数えきれない程多く起こっていると報告しています。
何故この一連の出来事が、こんにちの世界で大いに警鐘を鳴らすこととなるのかというと、一般市民の注目は殆ど集めていないものの「地球最大規模の大量絶滅の引き金となるメタンハイドレート」と題された科学報告書が新たに出されたからだと当該報告書は結んでいます。
――【この科学報告書は】タイガがツンドラ永久凍土層を守ることが出来なくなれば、「終末的となるかもしれない」量のメタン放出へと繋がるとの重大な警告を発しているのです。
――【そうなれば】海洋では5%以下の動物種、そして地上では三分の一以下の大型動物種しか生き残ることは出来ず、今ある樹々のほぼ全てが死滅した世界で暮らさねばなりません。
――ですが、森林局の役人によってロシアの北極圏の先住民にされた【このような】説明は「強い不信感」でもって迎えられたのだとか。
――この辺鄙な土地で暮らす人々は、太陽が土曜日の真っ昼間から暗くなるという体験をしたばかりなだけではなく、数週間前には空から“血”が自分たちの上に降り注ぐという経験までしており、如何なるロシアの公的な科学論文をもってするよりもキリスト教の聖書こそが彼らの思想や言動を導くようになり、多くの者は今や“世界の終わり”が本当にやってきたのだと確信しています。
Blood coloured rain in Arctic? A biblical plague? The apocalypse? What’s going on?
— The Siberian Times (@siberian_times) 4 July 2018
In fact, the 'rain’ turning all cars red in a Norilsk parking lot is a sign that pollution IS finally being tackled.https://t.co/ceyRrNvWh8 pic.twitter.com/r69JToS4LI
ツイートはシャンティ・フーラが挿入
【※元記事にはありませんが、今月始めに降った不気味な赤い雨の画像を追加しておきます。】
画像はシャンティ・フーラがピンに差し替え
【そして元記事は最後に聖書から三箇所引用文を掲載しています:】
マタイによる福音書第24章29節
「こういった患難の日々の直後、太陽は暗くなり、月は光を与えてはくれず、星は天から落ち、天の諸々の力は揺さぶられるであろう。」
ヨハネの黙示録第6章12節・13節
「そして私は見た。彼が6番目の封印を解くと、嗚呼、大地震が起こったのを;太陽が【喪に服した時に着る山羊の】毛で出来た荒布のように黒くなり、月は血のように【赤く】なった;
そして天の星々は地上へと落ち、……」
そして天の星々は地上へと落ち、……」
ヨエル書第2章31節
「太陽は暗くなり、月は血に変わるであろう、主(しゅ)の偉大かつ恐ろしきその日がやってくる前に。」
【ということで、冒頭のスーバー・ブラッド・ムーンに繋がるのでした。果たして昨夜はブラッド(=血)のように赤かったのでしょうか。】
2018年7月23日©EUおよび米国の全ての著作権を留保。WhatDoesItMean.Comの元の掲載場所にリンクを貼るという条件で、当該リポートを全体として使用することを許可します。フリーベースの内容はCC-BYとGFDLによって許可取得済。
[註:数多くの政府と諜報機関は、これらリポートに掲載された情報に対して活発な反対運動を繰り広げています。彼らは地球に起こりうる、または起こった幾つもの破滅的な変化や出来事について、自国の市民に警鐘を鳴らしたくないのです。ソルカ・ファール姉妹はこのような姿勢に強く異を唱えており、人間は誰もが真実を知る権利があると信じています。私たちの使命はこういった諸政府と対立しているため、彼らの“機関”は私たちや私たちのような人々を貶めようと誤報や虚報を延々と発信するという形で反応を示してきました。枚挙に遑がありませんが、例えばこちらなど。]
[註:WhatDoesItMean.comというウェブサイトは、グローバルなテクノロジーの教祖であった故ウェイン・グリーン(1922年~2013年)が率いる少人数のアメリカ人コンピューター専門家集団によって、ソルカ・ファールの姉妹たちのために創設され、寄付されました。西洋の2003年における違法なイラク侵略で使われたプロパガンダに対抗するためです。]
[註:このレポートで使用されている「クレムリン」(都市内部の要塞)という単語は、モスクワを含む複数のロシアの要塞を指しています。【要塞と言うのは、】その多くがソルカ・ファール姉妹の使命に献身的な、女性のスヒィーマ僧(正教会の尼僧)が住む大聖堂が複数あるからです。]
翻訳:Yutika
註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また元記事で使用された画像は、同じもの(ないしは類似のもの)を掲載したツイッターに変換しております。
北極圏は本来なら白夜の季節。太陽が黒くなったら、そりゃ不気味です。日本も異常な暑さですし、今年はどうなってしまうのでしょう。