注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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政府与党、実質賃金の参考値は公表しない方向で調整
引用元)
毎日新聞 19/2/7
厚生労働省が公表する「毎月勤労統計」の不正調査問題に絡み、政府・与党は野党が明らかにするよう求めている2018年1~11月の「実質賃金の参考値」について、当面は公表しない調整に入った。
野党は実質賃金の伸び率が同期間の「9カ月で前年同月比マイナスになる」との独自試算を示し、根本匠厚労相は5日の衆院予算委員会で事実上これを追認する答弁をしたが、「再集計するのは困難」として公表には消極的な姿勢を示していた。
同省関係者によると、この実質賃金の参考値について再集計していないが、野党の試算と「近い数値の可能性はある」という。政府が公表をためらうのは、野党が「アベノミクス偽装」と追及する根拠を公式に認めることを回避する狙いもあるとみられる。
(以下略)
野党は実質賃金の伸び率が同期間の「9カ月で前年同月比マイナスになる」との独自試算を示し、根本匠厚労相は5日の衆院予算委員会で事実上これを追認する答弁をしたが、「再集計するのは困難」として公表には消極的な姿勢を示していた。
同省関係者によると、この実質賃金の参考値について再集計していないが、野党の試算と「近い数値の可能性はある」という。政府が公表をためらうのは、野党が「アベノミクス偽装」と追及する根拠を公式に認めることを回避する狙いもあるとみられる。
(以下略)
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また逃げる気か!「実質賃金の参考値」公表見送りの狡猾
引用元)
日刊ゲンダイDIGITAL 19/2/7
野党は独自試算で、実質賃金の伸び率が同期間の「9カ月で前年同月比マイナスになる」と主張。根本厚労相は5日の衆院予算委員会で追認する答弁をしたが、「計算は困難」と逃げを打っていた。安倍政権が公表を避けるのは、アベノミクス偽装の追及根拠を公式に認めれば、さらに追い込まれるのは必至だからだ。
(中略)
同省は入れ替わらない事業所で比較した「名目賃金の参考値」は示したものの、実質賃金の参考値は公表していない。
(中略)
同省は入れ替わらない事業所で比較した「名目賃金の参考値」は示したものの、実質賃金の参考値は公表していない。
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配信元)
#Nスタ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年2月7日
森永卓郎氏
「野党が実質賃金の数字を出せって要求していて、わたしでもその原数値を見せてくれれば、10分ぐらいで計算できる。それを当面出さないというのは、やっぱり野党の言う通りなんじゃないかな」 pic.twitter.com/WUFFkVzMkR
#Nスタ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年2月7日
森永卓郎氏
計算してみたが、私が計算すると野党試算よりマイナス幅がもっと大きい。下手すると安倍政権発足以来、消費増税時を除き、最大の実質賃金下落になった可能性もある。そうすると現政権評価はガラリと変わる。原数値がないので正確な計算はできないが、十分マイナスの可能性がある。 pic.twitter.com/18lnd7MkiN
「公表しない調整」ですと? 正しい日本語を日刊ゲンダイが報じていましたので、比較掲載してしまいました。曰く「逃げを打っていた。」
また公表しない理由についても、毎日は「野党がアベノミクス偽装と追求する根拠を公式に認めることを回避する狙いもある」ですと?
ゲンダイのように「さらに追い込まれるのは必死だからだ」とスッキリ書けばよろしい。
そもそも政府与党は「再計算が困難」などと見苦しい言い訳をしていますが、森永卓郎氏は「私でも、その原数値を見せてくれれば、10分ぐらいで計算できる」とコメントし、さらに氏の試算では野党試算よりもさらにマイナス幅が生じるようです。
アベノミクスで平成の大不況を引き起こしたというのが真相で、安倍様はそれを公式に認めるのがお嫌なのであろう。