注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(以下略)
山本太郎が「れいわ新選組」を率いて出てきてくれなかったら「低調な選挙」って話がまかり通るったにちがいない。選挙に関心がある人と選挙に関心を持てない(持てないようにされている)人が別世界に住んでいるみたいな状態になっていることが、明らかになっただけでもその手柄はある。
— 中沢けい (@kei_nakazawa) 2019年7月21日
8時からずっと開票速報。結果より投票率の低さに愕然としました。日本国民は民主主義は自分が投票しなくてもつねに健全に機能すると無根拠に楽観しているのか、それとも民主主義以外の政体に期待しているのか。どっちなんでしょう。
— 内田樹 (@levinassien) 2019年7月21日
投票率の低さはマスコミ、そして教育の萎縮の結果だ。高校や大学で踏み込んだ政治の授業をしてる教員の話を聞くと、反射的に「大丈夫?」と言ってしまう。SNSに流れ抗議が殺到したり、産経新聞に載ったりして処分につながった例が全国であるからだ。「政治に無関心な人材」を育てる流れができている。
— 香山リカ (@rkayama) 2019年7月21日
超初心者向け公民教育YouTuber、
— あかりちゃん (@oshieteakari) 2019年7月22日
需要あるってこと?🤔
投票率の低さは「政治への無関心」とか「選挙報道の少なさ」もあるだろうけど、たぶん、若い人になればなるほど、もっと根深いと思う。「自分の置かれた状況は受け入れるべきもので、それを自分の意志でなにかを変える、変わるなんてことはあるわけがない」というような意識だ。
— 下妻みどり (@tonbigreen) 2019年7月22日
息子が四年生か五年生のときだったか、みんなが将来の夢を発表する会みたいなのがあって、それを聴いてて愕然とした。まずはだれもがお金の話しかしなかったことに。この仕事に就くと、給料はいくら、印税はいくら。メジャーリーガーや漫画家になりたい子も、まずお金の話だった。
— 下妻みどり (@tonbigreen) 2019年7月22日
それが異様に現実的なのだ。「大学教授になるには、まず助手になって、その時の給料はいくらくらいで…」みたいな話が延々と続く。そして、なんの教授になりたいのか、どんな漫画を描きたいのか、それはぜんぜん話さない。だから片っ端から質問した。「なんの研究がしたいの?」「どんな漫画が好き?」
— 下妻みどり (@tonbigreen) 2019年7月22日
そしたら「ヒコちゃんのお母さんって、おもしろーい」って笑われた。しかしそれはまだいいほうだ。「ケーキ屋さんになりたい」って言った子の「夢」は、本当に衝撃的だった。「朝、出勤して、おいしいケーキを焼きます。時給は850円くらいなので、手取りはこれくらい。残業もしますが、
— 下妻みどり (@tonbigreen) 2019年7月22日
残業代はほとんどもらえないと思います。夜遅く帰って、また朝早く起きます。」完全に絶句だった。彼女にとって、夢を叶えて働くということは、非正規雇用であり、サービス残業であり、遊ぶ時間もお金もない状態なのだ。「えー、それ、給料安すぎだよ〜」とは言ってみたけど、笑えなかった。
— 下妻みどり (@tonbigreen) 2019年7月22日
子どもたちにはすでに「ソフト奴隷」な思考が定着していると言っていいんだろうと思う。新奴隷主義とでもいうか。「政治への関心」とか、奴隷が持つわけがない。投票率の低さは「市民の意識の低さ」じゃなくて「奴隷意識を持つ人の増加」だと思えば、「夢のケーキ屋さん」の話を聞いた私は納得できる。
— 下妻みどり (@tonbigreen) 2019年7月22日
『ママのための学校に参加したママたちはみんな今回の選挙に行ったのです。
— さいき まこ@陽のあたる家 (@SaikiMako) 2019年7月22日
冨田先生のお話を聞き、目の前のママたちを見ていてわかったのですが、「政治に無関心」ではなく、「暮らしがいっぱいいっぱいで政治に関心など持てる余裕がない」のです。→
『投票率が50%に満たない、というのは、有権者の半分が生活に余裕がないのだと、私は、考えます。
— さいき まこ@陽のあたる家 (@SaikiMako) 2019年7月22日
今まで選挙に行ったことのないひとに、生活に余裕がなく政治なんて考えられないひとに、選挙に行ってもらうためにはどうしたらいいのか。これが最大の課題だと思うのですが、→
若い人になるほど「自分の置かれた状況は受け入れるべきもので、それを自分の意志でなにかを変える、変わるなんてことはあるわけがない」という意識が強いというものでした。小学生たちが将来の夢を語るのを聞いていた方が、その内容が異様なまでに具体的で、しかもお金の話ばかりであることに「愕然と」されています。例えば「ケーキ屋さんになりたい」子は、時給はこれくらい、手取りはこれくらい、残業代は無いと思う、と非正規、サービス残業を念頭にしたような「夢」を語ったそうです。ツイートされた方は、子供達にはすでに「ソフト奴隷な思考」「新奴隷主義」が定着していると評しておられ、まさしく奴隷であれば主体的な「政治への関心」など持つわけがない、と。
当然、子供達は周りの大人達の姿を見て、求められる生き方を探っているのでしょう。ここまで追い込まれているとは。
低投票率が示すものは、選挙に関心を持てないほど生活に追われ、徹底的に希望を奪われてしまった国民の姿のような気がします。「国民に残された時間がない」という山本太郎代表の訴えは、まさに正鵠を射たものだったかもしれません。