約4,700万円の報酬を不正に得た、日産自動車の西川広人社長が辞任を発表!〜 逮捕される気配がない西川社長に対し、カルロス・ゴーン氏の逮捕は「政治的または権力層の都合」によるものか!

竹下雅敏氏からの情報です。
 日産自動車の西川広人社長が、辞任を発表しました。ゆるねとにゅーすさんが引用している朝日新聞によると、業績悪化に加え、「株価連動型報酬(SAR)」の権利行使日を1週間ずらすことで、約4,700万円の報酬を不正に得たためだということです。闇株新聞を読むと、西川氏が行った「明らかな不正行為」というものが、どのようなものかがよくわかります。
 闇株新聞によると、今回明らかになった不正は、「文芸春秋」 7月号(6月10日発売)で、既に暴露されていたとのことです。文書オンラインによると、こうした不正な報酬によって、西川氏は渋谷区内にマンションを購入したということです。
 ゆるねとにゅーすさんは、“ゴーンさんよりも先に西川社長が逮捕されるような話”だとしています。しかし、西川社長は司法取引があるのか、今のところ逮捕される気配はありません。また、カルロス・ゴーン氏の逮捕が、「政治的または権力層の都合」によるものだと指摘していますが、そう考えるのが自然だと思います。
 一説には、日産の軍事技術が、フランスを介し、中国に渡ることを恐れたとも言われています。ファーウェイの5G戦争も考慮すると、この線は有力かも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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日産・西川社長16日付で辞任 不正報酬で批判高まり(19/09/10)
配信元)
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日産自動車・西川CEOの報酬不正受領に見る姑息さ
引用元)
(前略)

 西川氏を含む複数の日産自動車取締役は「株価連動型報酬(SAR)」を割り当てられており、あらかじめ決められた行使価格に対し各自が決めた行使日の株価との差額に割り当てられた株数を掛けた金額が、現金で支給されることになっていた。西川氏は2013年5月14日に行使したものの、日産自動車の株価がその後も上昇したため、いったん決めた行使日を秘書室にごり押しして522日に修正し4700万円もの利益を不正に得たというものである。もちろんいったん行使すれば、後から行使日を修正することは「明らかな不正行為」であり、まだ時効になっていない。この時点において西川氏が受け取った「株価連動型報酬」の総額は15000万円にも上り、ひたすらゴーン被告とルノー本社に対する忠誠心を見せるだけの「ご褒美」が1億5000万円もの「株価連動報酬」となっていたことになる。

(中略)

西川氏は、何とこの期に及んで「(株価連動型報酬については)ケリー被告ら事務局に一任しており、適切に処理されていると認識していた」とトボけていたが、明らかにケリー被告の暴露と違っている。ケリー被告は西川氏がはっきり認識したうえで秘書室を通じて事務局に圧力をかけたと明言している。

(以下略)
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【特捜、出番です】日産西川社長に報酬4700万円の不正受給発覚!社長を辞任へ→同氏の「開き直り会見」に批判殺到!
転載元)
どんなにゅーす?

・2019年9月9日、日産自動車の西川広人社長が、SARを不正に操作し、4700万円上乗せした報酬を受け取っていたことが発覚したことを受けて、16日付での社長職の辞任を発表した。

・西川氏は会見で「社長になって以降、完成車検査の問題、ゴーン事件、業績不振、残念ながら過去の膿が相当、噴き出した時期でもありました。負の部分を全部取り去ることができず、道半ばでバトンタッチすることをお許し頂きたい」などと語ったものの、自らも不正に増額された報酬を受け取っていた西川社長に対し、批判の声が殺到している。

日産の西川社長辞任へ、取締役会が勧告 代行はCOO

日産自動車は9日、西川(さいかわ)広人社長兼最高経営責任者(CEO)が9月16日付で辞任すると発表した。業績悪化に加え、西川氏に株価に連動する報酬で不正に上乗せされた金額を受け取っていた問題が浮上し、社内外から経営トップの責任を問う声が強まっていた。

(中略)

カルロス・ゴーン前会長の側近だった日産前代表取締役のグレッグ・ケリー被告=金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪で起訴=が西川氏から役員報酬の増額を求められ、西川氏のSARの権利行使日を1週間ずらすことで約4700万円上乗せされた金額を西川氏に支払ったと認定された。権利の行使日を決めていたのに、その後の株価上昇に合わせて行使日を遅らせていた。SARを使った不正な手口で、ゴーン前会長が1億4千万円、ケリー前代表取締役も700万円を得ていたほか、金額は明かされなかったが、元取締役2人、現職・元職の執行役員4人にも不正な支払いがあったことも認定された。

~省略~

ただ、西川氏を含むいずれのケースも、不正な方法で報酬が増額されたことを知らず、SARを利用した不正の指示などもなかったと認定した。西川氏らが「不正行為に関与したとみる余地はない」とし、西川氏らに「責任追及をすることは予定していない」と結論づけた。西川氏と元取締役の1人は上乗せ額を返納する意向を示しているという。日産は、取締役会への結果報告をもって、報酬不正問題の早期の幕引きを図りたい考えで、SARの廃止も決めた。

~省略~

【朝日新聞 2019.9.9.】

日産・西川社長の不正報酬問題 グレッグ・ケリー前代表取締役が目撃していた“巧妙な手口” 「トータルで約15000万円の利益があったと記憶しています」

~省略~

西川氏はSARの問い合わせをケリー氏にしていた
西川氏は不正な報酬の受け取りを認めたものの、自身の指示は否定した。冒頭のように謝罪した一方で、報道陣に対して次のように語っている。
「(SARについては)グレッグ・ケリー被告ら事務局に一任しており、適切に行われていると認識していた。事務局の運用の仕方に問題があった」
だが、これはケリー氏の証言とは食い違う。
西川氏はケリー氏に対し、「自分はSARを何株分持っているのか」と問い合わせをした上で、秘書室に行使日の変更をさせたという。

(中略)

西川氏はSARを行使した2013年度には1億3500万円もの高額報酬を得ている。不正に手を染めてまでさらなる報酬を得ようとしたのはなぜか。実は同じ頃、西川氏は日産に対して「新しい家を購入してほしい」という依頼を行っている。

(中略)

西川氏の現在の自宅登記簿(渋谷区内、約200平米のマンション)を確認すると、2013年7月に購入している。それまでの自宅は世田谷区の一軒家。つまり、ケリー氏への相談は、渋谷区の新居購入直前に行われたとみられる。
だが、実際には日産が西川氏のために不動産を購入することはなかった。
「SARによって利益を得た後、『会社に不動産を買ってもらいたい』という提案は取り下げられました」(ケリー氏)
ケリー氏は、西川氏がSARで得た利益が、不動産購入の原資となったと認識しているという。

~省略~

【文春オンライン 2019.9.5.】



(中略)


日産・西川社長に、(ゴーン氏を超える)悪質な「給与不正受給」発覚!→でも特捜は全く動く気配なし?



(中略)

ゴーン&ケリーさんの不可解な逮捕・勾留劇で、必死に2人のネガティブキャンペーンを吹聴していた日産・西川社長に、4700万円もの給与不正受給が発覚、社長職の辞任を発表したわ。
なんだか、本人は完全に開き直った様子で、相変わらず責任をゴーンさん一人に擦り付けているし、「不正は知らなかった」「返すから問題ない」みたいな主張をごり押ししているけど、これも安倍一派とそっくりな振る舞いね。

上の朝日新聞でも、西川氏は「不正操作を知らなかった」と言わんばかりに報じているけど、文春オンラインを読んでもわかるように、ケリー氏は以前から西川氏も不正操作を知っていたうえで、給与の増額を要求していたと主張しているし、普通に考えて「知らなかった」という言い訳を鵜呑みにする人間がどこにいるだろうか?
まさにこれこそ、特捜の本格的な出番だし、西川氏がどこまで不正行為にかかわっていたのかどうか徹底的に調査すべき案件だと思うんだけど…どうやら今のところ全く動く気配がなさそうだね。

ほんとに、何から何まで”デタラメ三昧”の国になってしまったわね。
なんせ、ゴーンさんは「まだ受け取っていない報酬」で逮捕&長期勾留されたっていうのに、こっちはすでに明らかになっているだけで4700万円も不正に受け取っているんだもの。
普通だったら、ゴーンさんよりも先に西川社長が逮捕されるような話なんじゃないかしら?

この事件は「司法取引制度」を通じてゴーン氏とケリー氏が逮捕されたということになっているけど、その詳細はほとんど分かっておらず、外国人執行役員と日本人元秘書室長が司法取引に応じたとの報道が出ている上に、西川氏と特捜が「ヤミ司法取引」を行なったことを疑う声も出ている。

こうした様々な情報を俯瞰的に見てみても、やはり、ゴーン氏の逮捕は純粋な”不正行為”が理由ではなく、「政治的または権力層の都合」によって逮捕されたと考えるのが自然だろう。
一方で、西川氏はまさに「上級国民」といえるような(悪いことをしても特捜に逮捕されない)特権的な環境下にあるみたいだし、大手マスコミの報じ方を見ても、ゴーン氏の逮捕時と比べて、西川社長の扱いは圧倒的に小さいように見えるね。

(以下略)

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