注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
県は、今月17日の「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」の第2回会議において使用した電話攻撃(電凸)の4つの音声を公開。
(中略)
県は匿名で音声を公開したものの、この男性のものとみられるツイッターアカウントが28日、<皆さまにご報告があります。私の抗議電話の音声が、私の許可なく愛知県庁にアップされております。こちらもヒートアップし、かなり荒い言葉遣いになっております。一部の切り取りはやめていただきたく抗議いたします>と投稿。プロフィル欄に、<自民党員 (河野太郎防衛相支持)>と書かれているため、ネット上では<気に入らない文化をつぶすために仕掛けた安倍自民党の謀略>と、さらに炎上する事態となった。
(中略)
大村知事は音声公開への批判や疑問に対し、自身のツイッターに<電凸攻撃です。威力業務妨害です>として反論している。
(以下略)
【あいちトリエンナーレに恫喝電話したのは自民党員】 https://t.co/MF2xV5keud pic.twitter.com/LSeQFAnndR
— 香山リカ (@rkayama) September 28, 2019
— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) September 29, 2019
党員に恫喝させて
— きままねこ (@sekainokinoneko) September 28, 2019
補助金出さないって
マッチポンプやん
放火させて火事が出たからって補助金切り?
となると補助金支払い中止は自民党の自作自演という事になる。
— 大王 (@munitaiti) September 28, 2019
自民党員が恐喝して、自民党大臣が補助金を断ち切った。
— machn (@mkon0) September 28, 2019
なぜ??都合が悪いから。気に食わないから。権力の私物化極めり。これが独裁政治の姿なんだと思う。
少なくとも記事では国は虚偽記載は指摘しておらず「具体的な展示内容の記載はなかった」「文化庁から問い合わせを受けるまで(安全性についての)事実を申告しなかった」としているだけですが、それならそれらを記載・申告させずに審査して通した方に問題があります。法治国家の在り様が問われています https://t.co/nXv8RZETat
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) September 26, 2019
これは誤解を招きかねないので愛知県の名誉の為に言うと「こんな芸術祭を開きたい。支援して」→「この申請書に記入して!」→「OK支援するよ!」→発注→脅迫→「申請書に記入欄ないし質問してないけど『脅迫を受ける可能性』があったら事前に言わないと駄目だったんだよね。支援やっぱなし!」です https://t.co/1PR5q7aQDu
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) September 29, 2019
「表現の不自由」展中止は、電話抗議だけじゃなく、ガソリン脅迫が最大の問題だったと理解している。それは、京都の事件に誘発されたものだったはず。起きてもない事件をどうやって申請書の段階で予見するのか?後付けの理屈としてもおかしい。
— 平野啓一郎 (@hiranok) September 29, 2019
あいちトリエンナーレに公金を入れるなと騒いでいる人は、総理の私的な支持者会でしかない桜をみる会を国費でやってることに怒らないのかな。 https://t.co/fLOXOuy1kQ
— 町山智浩 (@TomoMachi) September 29, 2019
こちらのANNニュースで、その音声を聞くことができます。1分過ぎをご覧ください。
こうなると、“自民党員が恫喝して、自民党大臣が補助金を断ち切った”ということになります。理由は、展示内容が“気にくわないから”ですが、「文化庁から問い合わせを受けるまで(安全性についての)事実を申告しなかった」というのが建前です。
「表現の不自由展」の中止は、“ガソリン脅迫が最大の問題だった”わけで、「テロに屈しない」などとうそぶいていた安倍政権が、テロ予告の方は問題にせず、(安全性についての)事実を申告しなかったのを問題にして補助金を打ち切るというのです。
しかも、恫喝電話を公表された人物の1人は自民党員だというのだから、「気に入らない文化をつぶすために仕掛けた安倍自民党の謀略」だと見られても仕方ありません。
ところで、「表現の不自由展」は、展示を再開する方向だということです。今度は、警備をしっかりして再開するのでしょう。今回の事件で相当注目を浴びた展覧会なので、かなり多くの人が来るのではないでしょうか。歴史的な展覧会になるのではないかと思います。