子どもというのは、両親の気を奪う怪獣のような存在、仕事の片手間に相手をすれば良いという存在ではない 〜 恋人のように子どもたちを抱きしめてあげてください!

竹下雅敏氏からの情報です。
 韓国・釜山大学のロバート・ケリー教授と妻のキム・ジュンアさんへのBBCのインタビューです。あの伝説の2017年のインタビュー動画を先にご覧ください。
 今回のインタビュー動画も期待を裏切らない出来栄え。通常なら、ユーモア記事の扱いなのですが、教授の自宅待機の様子が、近く他人事ではなくなる人もたくさん出て来ると思われます。
 自宅に閉じ込められている子供が、家の中で元気を持て余すのは当たり前なので、動画の子供たちの様子は微笑ましく、ここぞとばかりにパパに抱き着く娘さんがカワイイです。
 そのうえで、こうした子供たちの態度を見る限り、私には「子育ての失敗」の典型的な例に見えます。子供たちは、この場面ではここまでやっても怒られないという限界を、よく理解した上で甘えています。こうした場面では、両親は2人の子供達に普段より余分に気を使わざるを得ません。2人とも親の気をひく行為ばかり行っています。
 娘さんはパパが大好きなのでしょうね。パパの気が自分ではなく、ママやインタビューの方に向くと、かまってもらおうといろんなことをやっています。このように子供達というのは、両親の気を奪う怪獣のような存在で、仕事の片手間に相手をすれば良いという存在ではありません。
 せっかく、天から与えられた「自宅待機」という期間ですから、仕事は後回しにして子供を優先してはどうでしょうか。動画を見て思うのは、普段から子供を優先している親なら、たとえインタビューの間といえども、片時も子供から気を逸らすことはないはずです。しかし、そうではないので、子供たちは両親から気を奪う行動ばかりとるのです。
 娘さんはパパを「恋人」だと思っていて、息子さんはママを「自分のもの」だと思っているものです。両親が知らないだけなのです。なので、恋人のように子供たちを抱きしめてあげてください。いい子に育ちますよ。
(竹下雅敏)
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配信元)

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