京都大学大学院教授・藤井聡氏と京都大学大学院准教授・柴山佳太氏の「コロナ恐慌がやってくる」 ~グローバリズムは終わり国内回帰の時代が来る

竹下雅敏氏からの情報です。
 京都大学大学院教授・藤井聡氏と京都大学大学院准教授・柴山佳太氏の「コロナ恐慌がやってくる」です。3分20秒あたりで柴山准教授は、“戦後において最悪は間違いなくて…1929年の恐慌は3年くらいかけて経済が壊れて行ったんですよ。今回はたかだか3か月で、何年分のGDPが吹き飛ぶというね、ちょっとみたこともないデータが出てきている”と言っています。
 5分10秒~24秒で、“ヨーロッパはGDPがマイナス40%、これは年率換算ですけれども…、一番ひどいのはスペインで年率換算マイナス55%ぐらい” で、ロックダウンを厳密に行なった国ほどダメージが大きいと言っています。
 ヨーロッパはかなりの政府保証をやってこうした状況に陥っているので、経済を止めずに動かしながら感染対策をする必要があると言っています。
 14分55秒~15分31秒で、“景気が悪くなると…借金が返せなくなる…銀行が破産する…金融システムがおかしくなる…実体経済の悪化が半年から1年かけて金融に波及していく…そうすると金融危機を引き起こす可能性が出て来る…それがあるから、どの国も前例のない規模で財政出動をやっている”と言っています。2人とも10年前から、“グローバリズムは終わり国内回帰の時代が来る”と言っているということですが、この通りでしょう。
 こうした視点で、東京都の「時短営業要請」を考察する必要があるかも知れません。「2月から半年も我慢して、休業補償金50万円と持続化給付金」だけで、さらに時短営業要請というのは、「ナメてるね」としか言いようがない。
 現実問題として、ベーシックインカムを導入しなければ、生きて行けない時代がやってきているのです。ワクチン接種との引き換えに給付しようというのが、支配層の目論みなのですが、これをさせてはいけません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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コロナ恐慌がやってくる [2020 8 3 放送]週刊クライテリオン 藤井聡のあるがままラジオ(KBS京都ラジオ)
配信元)
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きょうから時短営業要請 東京 午後10時まで
引用元)
新型コロナウイルスの感染が再拡大している東京都では、3日から、酒を提供する飲食店などに対して、営業時間の短縮を要請する。 東京都・小池知事「時間短縮が始まり、午後10時までとなっております。ご協力をいただくようにお願いを申し上げます」 東京都は、3日から31日までの間、都内全域の酒を提供する飲食店やカラオケ店に対し、営業時間を午後10時までに短縮するよう要請し、これに応じた中小の事業者に対しては、20万円の協力金を支給することにしている。 しかし、協力金が支給されるには、感染防止のためのガイドラインを順守していることを示す認証ステッカーを店頭などに掲げることが条件となっていて、4万程度の店などが支給対象となる見通し。
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「もう自粛も短縮もしない」東京都の時短要請に怒り心頭の飲食店
引用元)
(前略)
東京都港区の焼き鳥店店長・前田裕太さん(仮名・40代)は、はらわたが煮えくりかえった様子。

「ナメてるね。もう自粛も短縮もしないってみんな言ってる」
(中略)
「2月から半年も我慢して、休業補償金50万円と持続化給付金はもらえたけど、家賃の足しにもならず、借金しながらなんとかここまでやってきた。それをもっと休め、あと20万やるって言われてもね。あと2か月休めば、借金もこれ以上できないし、どちらにしろ死ぬんだよ。1か月後に元に戻るという保証もない。もうね、普通に営業やっちゃうよ」(前田さん)
(中略)
実は東京だけではなく、大阪や愛知でもそれぞれ独自の「時短要請」を行なっており、やはり20万円ほどの補償が支払われるが、そんな額ではどうにもならないと悲鳴が上がっている。
(以下略)


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配信元)
 
 
 

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