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ぴょんぴょんの「限りなく完璧に近い人々」 〜スウェーデンを支配してきた一族
ロックダウンしなかった骨太な国
北欧暮らし🌿スウェーデン・スコーネ伝統菓子でFikaの時間 / 海外生活vlog
たしかに、6月27日の時点で、スウェーデンの新型コロナによる死者は、人口100万当たり523人。ちなみにノルウェー46人、デンマーク104人、フィンランド59人だからダントツトップ。
ニューズウィークに、「地方任せにしてきた政府と、何より、最も脆弱な人々を守るという最大の使命を忘却した社会民主主義体制にある」って叩かれてたな。
(NEWSWEEK Japan)
ニューズウィークに、「地方任せにしてきた政府と、何より、最も脆弱な人々を守るという最大の使命を忘却した社会民主主義体制にある」って叩かれてたな。
(NEWSWEEK Japan)
日常を取り戻したスウェーデンの人々。 https://t.co/Jr5XWXIVW0
— 北欧雑貨&カフェ kuppi (@cafekuppi) August 14, 2020
スウェーデンは「何もやってない」と言われるが、手洗い、ソーシャルディスタンス、症状があれば自宅待機、老人ホームの面会禁止など、やるべきことはちゃんとやっている。ちがうのは、小中学校も、レストラン、バー、ジム、小売店、美容院も通常どおりだったこと。(NewSphere)
しかし、スウェーデンは、おもしろいことするなあ。
4月30日は「ワルプルギスの夜」の祭りが開かれる予定だったが、今年は祭りは中止、会場も封鎖されることになった。
しかし、そんなことお構いなしに、集まる酔っ払いもいるかもしれねえ。
で、役所はなにをしたか?
4月30日は「ワルプルギスの夜」の祭りが開かれる予定だったが、今年は祭りは中止、会場も封鎖されることになった。
しかし、そんなことお構いなしに、集まる酔っ払いもいるかもしれねえ。
で、役所はなにをしたか?
ナチスに深く協力して、大いに潤ったスウェーデン
ところが、スジ金入りのねじれイギリス人、マイケル・ブースの見方はちがう。
スウェーデンは北欧ファミリーの長男、主席の優等生、お手本だが、フィンランド人もノルウェー人もデンマーク人も、善人ぶった、成績優秀な隣人に対して遺恨と妬みを抱えている、と。(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」387p)
スウェーデンは北欧ファミリーの長男、主席の優等生、お手本だが、フィンランド人もノルウェー人もデンマーク人も、善人ぶった、成績優秀な隣人に対して遺恨と妬みを抱えている、と。(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」387p)
実際は一つのファミリー〈ヴァレンベリ家〉が、握っている。
「ヴァレンベリ家(Wallenberg family)は、金融界と産業界で有名なスウェーデンで最も影響力があり富裕な一族」。(DBpedia)
「ヴァレンベリ家(Wallenberg family)は、金融界と産業界で有名なスウェーデンで最も影響力があり富裕な一族」。(DBpedia)
「さいはてメモ帳」によると、
「ヒトラーはスウェーデンなしには動くことができなかった。
彼の戦車のために必要なボールベアリングは2つの工場から来た。
一つはフィラデルフィア、 もう一つはスウェーデンの。
これらのベアリングなしには、ヒトラーの有名な機甲師団は一インチも動くことができなかった!!! ・・フリッツのホームは、スウェーデン。」
(さいはてメモ帳)
「ヒトラーはスウェーデンなしには動くことができなかった。
彼の戦車のために必要なボールベアリングは2つの工場から来た。
一つはフィラデルフィア、 もう一つはスウェーデンの。
これらのベアリングなしには、ヒトラーの有名な機甲師団は一インチも動くことができなかった!!! ・・フリッツのホームは、スウェーデン。」
(さいはてメモ帳)
フリッツ は、〈ウォーバーグ家〉のフリッツ・ウォーバーグ(Fritz Warburg)。
彼はスウェーデンの人で、ナチスの戦車にはスウェーデンのベアリングが使われていた。
スウェーデンには今も、高品質のボールベアリング会社〈SKF〉があるが、実は〈ヴァレンベリ家〉の会社だ。
さあ、これで、ピースがつながっただろ?
彼はスウェーデンの人で、ナチスの戦車にはスウェーデンのベアリングが使われていた。
スウェーデンには今も、高品質のボールベアリング会社〈SKF〉があるが、実は〈ヴァレンベリ家〉の会社だ。
さあ、これで、ピースがつながっただろ?
お、そこそこ! 気づいたな!
ウィキペディアによると、〈ヴァレンベリ家〉2代目のヤーコプ・ヴァレンベリ(Jacob Wallenberg)は「ヴァルベリ(Wallberg)という名であったがヴァレンベリに改名した」らしい。
ウィキペディアによると、〈ヴァレンベリ家〉2代目のヤーコプ・ヴァレンベリ(Jacob Wallenberg)は「ヴァルベリ(Wallberg)という名であったがヴァレンベリに改名した」らしい。
あれ? 見て見て、〈ヴァレンベリ家〉には英雄もいたみたいだよ。
「一族の中では外交官としてラウル・ヴァレンベリが第二次世界大戦中に何千人というユダヤ人をホロコーストから救ったことで知られている」。
(経済まねき猫プラチナ・ゴールド情報)
「一族の中では外交官としてラウル・ヴァレンベリが第二次世界大戦中に何千人というユダヤ人をホロコーストから救ったことで知られている」。
(経済まねき猫プラチナ・ゴールド情報)
だから〜 それ、英雄って言わないから〜。
杉原千畝がユダヤ人の脱出を助けたのも、河豚計画で、ユダヤ人を満州に集めるためだった。このラウル・ヴァレンベリも、イスラエル建国のために命じられてやったんだよ。
杉原千畝がユダヤ人の脱出を助けたのも、河豚計画で、ユダヤ人を満州に集めるためだった。このラウル・ヴァレンベリも、イスラエル建国のために命じられてやったんだよ。
世界で1番好きな戦闘機です
— なんだお前 頭今村 菜月か? (@14cm_hedgehog) August 14, 2020
スウェーデンのサーブ35 ドラケンくん pic.twitter.com/BUAs94j9mV
第二次世界大戦中、スウェーデンはナチスに深く協力して、大いに潤った。
少なくとも1943年まで、スウェーデンは「ドイツの軍需産業の一部門」だった。
そのおかげでスウェーデンは、1939年〜1945年の戦乱を、白鳥のごとくすいすいと渡りきり、戦後も、奇跡的な発展を遂げることができた。(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」462p)
少なくとも1943年まで、スウェーデンは「ドイツの軍需産業の一部門」だった。
そのおかげでスウェーデンは、1939年〜1945年の戦乱を、白鳥のごとくすいすいと渡りきり、戦後も、奇跡的な発展を遂げることができた。(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」462p)
赤ちゃんの82%を託児所に預け、マイクロチップを埋める国
そういう目で、スウェーデンを見直すと、まったく別の景色が見えてくる。
20世紀のスウェーデン政府の資料によると、〈子と親、労働者と雇用者、妻と夫、高齢者とその家族などの伝統的な絆を「断つこと」が、国の目的〉とある。
20世紀のスウェーデン政府の資料によると、〈子と親、労働者と雇用者、妻と夫、高齢者とその家族などの伝統的な絆を「断つこと」が、国の目的〉とある。
だいじょうぶ、おめえの耳、まちがってねえ。
スウェーデン政府の真の目的は、国民に干渉したり管理するのではなく、国民を開放し、自由にする。それには、人に頼ったり世話になることは良くない。
たとえそれが、家族であっても。
「子どもたちは早くから、社会的にも心理的にも、母親から離れるよう促される」。(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」479p)
スウェーデン政府の真の目的は、国民に干渉したり管理するのではなく、国民を開放し、自由にする。それには、人に頼ったり世話になることは良くない。
たとえそれが、家族であっても。
「子どもたちは早くから、社会的にも心理的にも、母親から離れるよう促される」。(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」479p)
たしかに、スウェーデンは、女性に対して手厚い。
育児休暇も、好きなタイミングで16ヶ月休めるし、その間は給与の80%が保証されるし、16ヶ月のうち2ヶ月は、男性がとらなくてはいけないし。(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」475p)
育児休暇も、好きなタイミングで16ヶ月休めるし、その間は給与の80%が保証されるし、16ヶ月のうち2ヶ月は、男性がとらなくてはいけないし。(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」475p)
ハッハ!
「とろけるチーズ」の話、思い出したわ。
じゃあ、子どもにとってはどうだろう?
「出産後、すぐに職場に復帰すべしという社会的、経済的プレッシャーがあるため、スカンジナビア諸国の子どもたちは平均より早く、そして長時間、託児所に預けられる傾向がある。」(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」478p)
スウェーデンでは、「12〜18ヶ月になるまでに、82%が託児所に入る。世界最高の数字だ。」(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」475p)
「とろけるチーズ」の話、思い出したわ。
じゃあ、子どもにとってはどうだろう?
「出産後、すぐに職場に復帰すべしという社会的、経済的プレッシャーがあるため、スカンジナビア諸国の子どもたちは平均より早く、そして長時間、託児所に預けられる傾向がある。」(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」478p)
スウェーデンでは、「12〜18ヶ月になるまでに、82%が託児所に入る。世界最高の数字だ。」(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」475p)
マイケル・ブースも言っている。
早い段階で母親から引き離されることが、のちのちノイローゼや不安症になる素地をつくるのではないか、「少年の犯罪率や成人の軽犯罪率が、比較的高い理由の一部だとは考えられないだろうか。」(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」480p)
「スウェーデンが国として親から子どもを引き離すことに積極的な役割を果たすべきだと考えていて、幼児を一定の制度に組み込もうとすることにうすら寒さを感じるのは私一人だろうか。」(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」481p)
早い段階で母親から引き離されることが、のちのちノイローゼや不安症になる素地をつくるのではないか、「少年の犯罪率や成人の軽犯罪率が、比較的高い理由の一部だとは考えられないだろうか。」(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」480p)
「スウェーデンが国として親から子どもを引き離すことに積極的な役割を果たすべきだと考えていて、幼児を一定の制度に組み込もうとすることにうすら寒さを感じるのは私一人だろうか。」(マイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」481p)
スウェーデンの友達(24)いわく、割と一般的みたい。高校生の時には埋めてる友達いたって。
— しまっちゃん (@0120MADOO) November 26, 2019
Suicaとか簡易なやつは注射みたいなやつで簡単に埋め込めるらしい。
個人情報が入ると少しチップが大きくなるので日帰りの手術みたいになるって。 https://t.co/gWOfK0gQRI
スウェーデンでは1cmほどの棒状のマイクロチップを体内に埋め込んでいる人が5000人以上もいる。身分証やクレジットカードの機能を有しており、乗車券代わりや入室管理にも利用。スウェーデンでは行政サービスをネットで済ませる事に慣れており、個人情報共有に抵抗を感じない人が多いのも一因。 pic.twitter.com/n0gWjSfybC
— 勉三 (@benchan_2020) August 15, 2020
今回の新型コロナ対策を見りゃ、わかるだろ?
世界中が右へならえでロックダウンしたのは、経済を破壊し、免疫力を落とし、感染拡大させて、最終的には全員にワクチン接種するシナリオだった。
それを、スウェーデンは逆行しているじゃねえか。
世界中が右へならえでロックダウンしたのは、経済を破壊し、免疫力を落とし、感染拡大させて、最終的には全員にワクチン接種するシナリオだった。
それを、スウェーデンは逆行しているじゃねえか。
またしても、舞台裏での小気味好い会話に聞き耳を。(まのじ)
ぺり:ぺりどっと、ぴょん:ぴょんぴょん先生
ぺり :この記事読んでから、スウェーデンについて調べてみると、
・男女ともにある徴兵制の存在。
・高福祉国家といわれるが、医療の実態(病院予約が1ヶ月先などざら、救急外来に行っても12時間待ちなど)。
まー、、、いろいろありますわな。
・男女ともにある徴兵制の存在。
・高福祉国家といわれるが、医療の実態(病院予約が1ヶ月先などざら、救急外来に行っても12時間待ちなど)。
まー、、、いろいろありますわな。
ぴょん: >「男女ともにある徴兵制の存在」
へえ、それは知らなかった。
男女平等って、そういうことなんだ、コワイ。
>「高福祉国家といわれるが、医療の実態」
これは、デンマークでもそうらしいです。
働くほど税金に持ってかれるので、医師もテキトーみたいですよ。
今回はページの関係で省いたんですが、
スウェーデンで、高齢者の死者数が多いのも、トリアージュ、つまり生かす人の選別が行われてるからだそうです。
ICUに入れる人の条件が決められていて、それに入れない人は・・
スウェーデンは、高齢者や持病持ちの人から先に行ってもらう考えです。
だから、効率よくICUを回すことができ、医療崩壊も免れました。
日本人はまだ、そこまで割り切れてないから、難しいでしょうね。
どの国も、いいとこも悪いとこもあって、
日本も「腐っても鯛」であってほしい。
へえ、それは知らなかった。
男女平等って、そういうことなんだ、コワイ。
>「高福祉国家といわれるが、医療の実態」
これは、デンマークでもそうらしいです。
働くほど税金に持ってかれるので、医師もテキトーみたいですよ。
今回はページの関係で省いたんですが、
スウェーデンで、高齢者の死者数が多いのも、トリアージュ、つまり生かす人の選別が行われてるからだそうです。
ICUに入れる人の条件が決められていて、それに入れない人は・・
スウェーデンは、高齢者や持病持ちの人から先に行ってもらう考えです。
だから、効率よくICUを回すことができ、医療崩壊も免れました。
日本人はまだ、そこまで割り切れてないから、難しいでしょうね。
どの国も、いいとこも悪いとこもあって、
日本も「腐っても鯛」であってほしい。
参考書はマイケル・ブース著「限りなく完璧に近い人々」。
この本をはじめて手にした時は、分厚くて、字ばっかりで、「はじめに」だけ読んでオワリにしようと思いましたが、いざ読み始めたら、おもしろくて止まらなくなりました。
特に、「スウェーデン」は、著者の住むデンマーク以上に力の入った内容でした。
この本のおかげで、ちょっぴり、北欧の内情がのぞけた気分です。