“ニューヨークタイムズが「PCR検査陽性の9割は誤診だった」と報じた”のはデマ! ~最大で陽性者の90%がごくわずかなウイルスしか保有していなかった

竹下雅敏氏からの情報です。
 “ニューヨークタイムズが「PCR検査陽性の9割は誤診だった」と報じた”というデマがでまわっていて、一部の陰謀論者が、“新型コロナウイルスはフェイク・パンデミックであることが証明された”と騒いでいることは知っています。
 引用元をご覧になると、こうしたデマが9月11日には、すでに拡散していたことが分かります。あまりにもバカバカしいので取り上げないでいたのですが、キチンとファクトチェックした記事が出ていたので、誤解したまま信じてしまっている人が居るといけないので、取り上げることにしました。
 ニューヨークタイムズの記事では「PCR検査陽性の9割は誤診だった」などとは書かれておらず、“データをNYTが検証したところ、最大で陽性者の90%がごくわずかなウイルスしか保有していなかった”と書かれていたようです。記事を執筆した記者はツイッターで、“PCRの記事を曲解し、だからアメリカの感染者数は少ないのだと思っている人へ。全く違います。PCRで陽性だった人は確かに感染していますが、他の人に感染させないかもしれないということです”と補足説明をしているとのこと。
 PCRで精密すぎる検査を行うと、感染から時間が経ち、人に感染させる可能性が低い患者も拾い上げてしまいます。内山直氏のツイートには、分かり易い図と共に、“抗原検査では…PCRより感度は低いものの、感染から日数がたち、感染性が低い人を捉えずにすみます。迅速、安価、簡単”なので、クラスターが多発する業界に、“頻回の抗原検査を義務づけられれば、費用対効果の高い防止策になりえます”と「新型コロナに関し、日本が取るべき政策」を提言しています。
 それにしても、現に新型コロナウイルス感染症の患者が世界中にたくさんいるのに、なぜ一部の陰謀論者は、“新型コロナはフェイク・パンデミックだ”と信じたがるのでしょう。これだけ感染者と死亡者が世界中に居れば、例え欧米諸国が感染者数の水増しを行っているにせよ、パンデミックであることは間違いないのです。
 致死率が低くても、このまま何年も続き、世界中の多くの人が感染すれば、死者数は膨大になります。パンデミックがフェイクだと信じてマスクをせずに出歩くと、いつまでも収束せず、それこそ世界経済を破壊しようとしているディープステートの思う壺です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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[新型コロナFactCheck] 「NYタイムズがPCR陽性の9割は誤診と報道」は誤り 曲解された米国の情報が拡散
引用元)
(前略)
NYTの記事は、要約すると次のような内容である(強調は筆者)。

いま標準的に使われているPCR検査は、比較的少量のウイルスしか保有しない人を大勢陽性と診断しているかもしれない。人に感染させる可能性が低いこうした患者の特定がボトルネックとなることで、感染力のある人の発見を遅らせるかもしれない。

新型コロナウイルスのPCR検査は陽性かどうかしか判定しない。ウイルスを検出するのにどのくらい増幅させる必要があったのかのデータ(Ct値)は提供されない。
 
Ct値が提供されているマサチューセッツ州、ニューヨーク州、ネバダ州のデータをNYTが検証したところ、最大で陽性者の90%がごくわずかなウイルスしか保有していなかった。これを全米に当てはめると、4.5万人の陽性者のうち4500人しか隔離の必要は無いということになる。
 
今のCt値40(または37)は多すぎるので30程度に減らすべきだ。ニューヨーク州のラボではCt値40で872人が陽性だった。35にすれば43%、30なら63%は陽性ではなくなる。マサチューセッツでは、30にすれば85~90%が陰性になる。

精密すぎる検査をやめて、検査回数を増やす方が効率的だ。
(以下略)
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配信元)

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