メキシコ便り(88):ロペス・オブラドール大統領、コロナ・ワクチン接種披露!保健省とIMSS(社会保険制度の病院などを管理する社会保険庁)イベルメクチンで対立!

 ロペス・オブラドール大統領、ついにコロナ・ワクチン(アストラゼネカ)を接種してしまいました。😱ここ最近、ワクチンのニュースばかりでため息が止まらないpopoちゃん😩ですが、大統領の健康が損なわれないことを願います。一度は見送りにしたコロナ・ワクチン接種。大統領がこのタイミングで、しかもアストラゼネカのワクチン接種を披露したのは、裏で億万長者のスリム氏(アルゼンチンとメキシコのアストラゼネカ共同制作の発起人)との取引があったのは一目瞭然のような。。。汚職とかではなく、コロナ・ワクチンの危険性を信じない大統領が国のために一肌脱いだ感が否めません。「メキシコに投資して!雇用増加したいから」「じゃ、アストラゼネカのワクチン推進して!今、ちょうど悪いニュースで信頼落としてるから。これもメキシコの雇用増加に繋がるし。」とpopoちゃんの勝手な妄想。

 ワクチンを信じきっているメキシコは、現在人口の10%ほどが接種済みのよう。popoちゃんの周囲もワクチン信者ばかりで、もしかしたらワクチンってそんなに悪くないのかなと思いが湧きそうになる。。。環境って怖い!😱

 そんなワクチン崇拝国に光✨が!保健省のコロナ対策チームは、イベルメクチンを巡りメキシコシティとIMSS(メキシコ社会保障制度の病院などを管理する社会保険庁)と対立!WHOに忠実な保健省は、最初からイベルメクチンをコロナ治療から排除。メキシコシティとIMSSは今年1月から保健省を無視して、コロナキットにイベルメクチンを!結局、2月半ばあたり、保健省はイベルメクチンの効用を認めることに。この三ヶ月のメキシコの急激な感染者数と死亡数の減少を見たカナダは、メキシコを事例に「イベルメクチン」の請願署名を集めているとか。11週間連続での減少も先週の日曜日(4月18日)に止まり、第3波を予測する保健省。やはりワクチン接種推進のため?!最後につけたグアテマラのアレハンドロ・ジャマティ大統領の発言はなかなかイカしています。😎
(popoちゃん)
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メキシコ便り(88):ロペス・オブラドール大統領、コロナワクチン接種披露!保健省とIMSS(社会保険制度の病院)対立!

大統領、ワクチン接種を披露!


4月20日(火)朝の大統領プレス・コンファレンスの終わりに、ロペス・オブラドール大統領は、アストラゼネカのコロナワクチンを接種し、国民にその安全性を強調し、高齢者にワクチン接種を推進。


そして、このアスラゼネカのコロナワクチンは、アメリカからお借りしているもののよう。アメリカは、アメリカの倉庫で眠っている(許可待ち)のアストラゼネカのワクチンをメキシコとカナダに貸し付け。というのも、これらはトランプ政権下で契約したもので、アメリカ外に「寄付・転売」してはいけないことになっているらしい。なので、貸し付けというカタチだと。また賞味期限のこともあるよう。。。



そのアストラゼネカのワクチンが3月28日にアメリカから到着。


が。。。。。ヨーロッパなどでアストラゼネカのワクチンに対するニュースで
メキシコ人は心配になってきて尻込みする人も出てきた
よう。。。





なぜ大統領の意向が2週間で変わった?!


4月5日の段階では、ロペス・オブラドール大統領は、コロナワクチン接種を見合わせる方針としていたようですが。。。


4月18日、チャパス州古代都市パレンケにあるロペス・オブラドール大統領のセカンド・ハウスで、あのメキシコ一お金持ちスリム氏と朝食!スリム氏の今年の世界番付は24位、2010〜2013年は世界一。14歳のときレバノンからメキシコに移住。(wikiより)

左)カルロス・スリム氏 右)ロペス・オブラドール大統領

表向き、この朝食会はマヤ鉄道の建設状況(スリム氏は220kmの区間担当 LiderInformativo91.9FMより)の話をしたと報道されていますが。。。

スリム氏はアルゼンチンとメキシコのアストラゼネカのワクチン共同製作の発起人であり、もちろん投資も。そのためにカルロス・スリム財団設立。

こちらのワクチンは、4月の第3週目あたりから出回る予定だったので、そろそろかな。。。

パレンケでの朝食会の翌日4月19日の大統領プレス・コンファレンスで、「投資があれば、仕事があり、仕事があれば幸福があり、幸福があれば平和と平穏があります。スリム氏はメキシコに投資し続ける姿勢です。メキシコで投資可能な人は、外国への投資は控えてくれることを願います。」とスリム氏のメキシコへの投資がどんなに大切かを語った大統領。LiderInformativo91.9FMより)そして4月20日にアストラゼネカのコロナ・ワクチン接種!

上のフォーブスの記事のタイトル意訳:「カルロス・スリム氏はメキシコを信頼していて、
今後もメキシコに投資し続けます。」アムロ大統領


メキシコのコロナ状況


4月20日、朝の大統領プレス・コンファレンスで、保健省はメキシコの感染数は11週連続減少していたが、4月18日からまた増加傾向にあり、前の週より4%増とのこと。

YouTubeより



メキシコのコロナワクチン状況


メキシコはご高齢者と医療関係者を最優先にワクチン接種を開始し、現在、緑信号(メキシコでは州の感染重度を緑、黄色、オレンジ、赤で示しています。)の5つの州の学校関係者ワクチン接種中。これらの州では学校が再開しているよう。(1年ぶりかな?)近々50〜59歳の人たちのワクチン接種開始予定。

保健省からの週報告、コロナワクチン接種済みの人数

上から:
医療関係者   940,239人
学校関係者    22,934人
高齢者   10,325,649人

右の薄い数字は各段ごとに上が1回目の接種数、下が2回目の接種数。
学校関係者はカンペチェ州だけの数字。

メキシコでは5つのコロナワクチンが輸入されています。

去年の12月から現在まで輸入した各社のワクチン数

左から:
ファイザー    7,787,325
アストラゼネカ  3,589,300
シノバック    4,500,000
スプートニックV   900,000
カンシーノ    2,110,720
計18,887,345

そして、なんと!今年の年末あたりまでにメキシコ国産のワクチン接種も可能になりそうとのこと。



メキシコ連邦政府(保健省)VS メキシコシティとIMSS(メキシコの社会保障制度の病院を管理する社会保険庁)


保健省のコロナ対策チームは、メキシコシティとIMSSは対策方法で対立しているようで、メキシコシティとIMSSは保健省を無視し、独自のコロナ対策をしているとのこと。

ツイート意訳:メキシコシティとIMSSはコビッド治療にイベルメクチンを含むが、感染症微生物学協会は排除
記事のタイトル意訳:コビッド(治療)のイベルメクチン使用で専門家の(意見)分かれる。

メキシコシティとIMSSは、保健省が排除していたイベルメクチンを今年1月から使用しているとのこと。コロナ感染者が病院でもらうのが下のキットらしい。

上のIMSSのCOVID_19キットの中身の訳:
内容:
オキシメーター(酸素濃度計):一日三回計測
イベルメクチン  :一日一回 2錠 二日間
アジスロマイシン* :一日目1錠、二日目〜五日目 半錠
パラセタモール** :8時間毎に1錠

*15員環マクロライド系抗生物質(wikiより)
**別名アセトアミノフェン 解熱鎮痛薬の一つ(wikiより)


これが中身のよう。このツイートをしている医者は、イベルメクチンとアジスロマイシンに疑念を抱いているようです。

このキットは、無料でだれにでも配布するものではないようで、IMSS病院にきたコロナ感染者に渡されるキットのよう。もちろん無料。1月から開始したイベルメクチン、いろいろと専門家から攻撃があったようですが、2月3日「イベルメクチン治療は続けます!」と断言したIMSS長官ロブレドさん。(画像↓)去年、ロブレド氏がコロナに感染した時、彼と彼の家族はイベルメクチンで治療したIMSSのドクターが言っていました

IMSSの長官ソエ・ロブレド

結局、2月9日、朝の大統領プレス・コンファレンスで保健省(コロナ対策チーム長:ロペス・ガテル氏は)渋々イベルメクチンの効用を認めたよう。

カナダでは、メキシコがこの3ヶ月で症例数と死亡数が激変したとイベルメクチン請願署名活動が行われているよう。


左:グアテマラのアレハンドロ・ジャマティ大統領


🙌メキシコシティとIMSS万歳!🙌

(popoちゃん)

Writer

popoちゃん

メキシコ人夫とメキシコ在住中♪
新アムロ政権の勢いある改革ぶりを中心に
「今のメキシコ」をお届けいたします!

体癖5・9、ピッタ・カファ、エニアグラム1


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