メキシコ便り(100):ロペス・オブラドール大統領はメキシコに関するパンドラ文書に懐疑的?!

 明日、公開されるフルフォード ・レポート(英語版)に今回のパンドラ文書のことが少し出てきますが、そこにはMI6はハザール・マフィア退治に燃えていて、「パンドラ文書」の公開はこの攻撃の一環で、誰も法の上に立つことはできないことを見せしめたかったという風にフルフォード氏は語られています。確かにこうであって欲しいのですが、メキシコに関するパンドラ文書は、すべてをそのまま鵜呑みにできないかもと思いました。そして、ロペス・オブラドール大統領も似たような見解にあるようです。

 まず、メキシコからパンドラ文書の調査に参加したメディアが怪しい。そして、いわゆる悪の大物は全くリストアップされていないか、または報道されていないです。パンドラ文書にリストアップされたメキシコ人3,047人。が、メキシコで大きく報道されたのはロペス・オブラドール大統領の近くにいる人または近くにいた人たち4名だけ。大統領も不服そうになぜ3000人中4名だけ?!と言っていました。パンドラ文書の調査に参加したメキシコのジャーナリストらは、メキシコの10月11日(月)に更なるパンドラ文書の情報開示(おそらくメキシコに関する情報開示)があると予告しています。

 アメリカの大統領選挙、コロナ禍といい、フェイク情報に振り回されたpopoちゃんは、あれ以来波動測定の大切さが痛いほどよくわかりました。もちろん真実かフェイクかを見分けるのが超難関の場合(popoちゃんには判断不可能)もあるようですが。。。このクレイジーな時代、何事もまず波動測定をするクセがやっとついてきたのが嬉しい。波動測定で自分の勝手な思い込みに気づくのが結構病みつきになっています。

 ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)、メキシコからパンドラ文書の調査に参加したメディア、ジャーナリスト、パンドラ文書にリストアップされたロペス・オブラドール大統領の近くにいる/いた人たちの写真やロゴを載せています。それぞれの今の波動を意識し、是非、波動測定やってみられてください。(東洋医学セミナーに出てくるムドラーを使うと、間違いが少なくなり、波動がとてもわかりやすくなります。オススメです!)真実は波動に!
(popoちゃん)
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メキシコ便り(100):ロペス・オブラドール大統領はメキシコに関するパンドラ文書に懐疑的?!

パンドラ文書の規模


今回のパンドラ文書は史上最大の規模。ICIJ (国際調査報道ジャーナリスト連合)により、117カ国、150のメディア、600人のジャーナリストの協力で約1200万の公文書、2.98TBのデータを2年間かけて調査したそうです。

Wikimedia_Commons[Public Domain]

2013年オフショア・リーク、2016年パナマ文書、2017年パラダイス文書、2021年パンドラ文書のデータ量の比較あり


調査に協力したメキシコのメディア


メキシコからパンドラ文書の調査協力に出たのはEl Pais(エル・パイス), Proceso(プロセソ) Univision(ウ二ヴィシオン), Quinto Elemento Lab(キント・エレメント・ラブ)の4社。

Author:Diario El País S.L.[CC BY-SA] & Author:Daniel Lobo[CC BY] & Wikimedia_Commons[Public Domain] 1 & 2
(Quinto Elemento Labはwikiで見つからず残念。Twitterはこちら@quintoelab)

ここでpopoちゃんは、う〜む?!?!怪しい。。。
エル・パイス(スペインのメディア)とウ二ヴィシオン(アメリカのスペイン語圏の人向けのメディア)は、反大統領派、つまり、汚職支持派で平気でフェイク・ニュースを垂れ流すメディア。そんな会社が不正暴露に協力する立場?!もしかしたら、正義感の強いジャーナリストさんがいたりする???

実際にパンドラ文書調査に協力したEl Pais,Processo,Quinto Elemento Labのジャーナリストらは、いくつかの動画インタビューに堂々と出ていました。え?!顔も名前も出して大丈夫?!

エル・パイスとプロセソのジャーナリストさんがインタビューに応じた動画
YouTubeより)

パンドラ文書の規模、調査の苦労、今後、政府に求めたいことなど語っていました。また、メキシコではオフショアを持つこと自体は違法ではないらしく、それを国税庁に申告しないと問題が発生するらしい。メキシコの10月11日(月)更なるパンドラ文書のメキシコに関する情報開示を計画していると予告。


パンドラ文書にメキシコ人3,047人


パンドラ文書にはメキシコ人3,047人の名が挙がっているそう。そのうち80人が政治家またはその家族。が、なぜか、メキシコで大きく報道されているのは、ロペス・オブラドール大統領に近い、または近かった4人だけ。いわゆるメキシコで承知されている悪の大物は全くパンドラ文書のリストに挙がってないか、報道されていないよう。

1ヶ月前までロペス・オブラドール政権の法律顧問(顧問弁護士)だった
Julio Scherer Ibarra(フリオ・シェレール・イバラ)氏

ロペス・オブラドール大統領は、シェレール氏は既に辞めているのでご自分できちんと説明するようにと言っています。シェレール氏は一切、不法なことはしていないと否定しているよう。
マイアミにあるコンドミニアムを購入したよう。

ツイート意訳:Armando Guadiana Tijerina(アルマンド・グアディアナ・ティへリナ)上院議員(MORENA党:大統領が作った党)は金融パラダイスにお金を隠していることを否定。

右:連邦電力委員会事務局長
左:その奥様Julia Abdala Lemus(フリア・アブダラ・レムス)氏

奥様は実業家らしい。今回は奥様の名前がパンドラ文書のリストに。今、メキシコの国会では、大統領のエネルギー改革案を通す、通さないの真っ只中。もちろん大統領のエネルギー改革は国民に有利な案、そして反対派は民営化、汚職支持組。もしかしたら連邦電力委員会事務局長に悪の印象づけをしたかったかも。。。

とりわけ一番気になるのが現在の通信・運輸大臣(写真下)。。。

昨年7月から就任しているJorge Arganis (ホルヘ・アルガニス)通信・運輸大臣(現職)
Wikimedia_Commons[Public Domain]

ロペス・オブラドール大統領によると、アルガニス通信・運輸大臣はパンドラ文書が公開される前に、大統領に自分の名前がパンドラ文書に出てくることを告知していたそう。そのことをロペス・オブラドール大統領は10月4日(月)朝の大統領プレス・コンファレンスで話し、アルガニス大臣からの大統領への説明を公開しました。(下のスクショ)

アルガニス大臣からの内容説明のメッセージを公開し読んでいる大統領

内容は、1998年ICA(Ingenieros Civiles Asociados )と言う会社を退職した際にもらった会社の株を、オクスフォード社で売却。が、運悪くこの会社は詐欺師、全額失ったとのこと。アルガニス大臣だけでなく多くの人が被害にあったそう。

大統領 :「額はいくらだったの?」
アルガニス大臣:「300万です。」
大統領 :「ドル?!」
アルガニス大臣:「いいえ300万ペソ(約1600万円)です。」
大統領 :「じゃ、大した額じゃないね〜。」

さて、真実はいかに?!


ロペス・オブラドール大統領はパンドラ文書に懐疑的


ロペス・オブラドール大統領は、UIF(犯罪絡みのお金の追跡調査をするところ)、SAT(国税庁)、FGR(検事庁)はパンドラ文書にリストアップされている人物を全て調査すべきだと言っていました。が、大統領はパンドラ文書に対してやや懐疑的である印象を受けました。

と言うのは、10月4日の朝の大統領プレス・コンファレンスで、大統領は1992〜1994年に、新自由主義の父、カルロス・サリナス・デ・ゴルターリの兄弟ラウル・サリナス・デ・ゴルターリは、メキシコから1億ドル(約100億円)をアメリカのシティバンク経由で盗んだことをわざわざ語りました。そして、さて、ホントにすべてがパンドラ文書に出てくるかどうか待ちましょう。と。。。もしかして、メキシコのパンドラ文書公開の裏に新自由主義の父、サリナスがいるのかな?!

ツイート意訳:大統領:パンドラ文書のようなケースは新しいものではない。カルロス・サリナス・デ・ゴルターリの兄弟ラウル・サリナス・デ・ゴルターリは、メキシコから1億ドル(約100億円)をシティバンクの口座から引き出したことを語った。

ツイートの一部意訳:4T(史上4番目の大改革)を揺るがす「パンドラ文書」、AMLOはICIJのジャーナリズム調査を軽視


¡Viva Mexico!
(メキシコ万歳!)

(popoちゃん)

Writer

popoちゃん

メキシコ人夫とメキシコ在住中♪
新アムロ政権の勢いある改革ぶりを中心に
「今のメキシコ」をお届けいたします!

体癖5・9、ピッタ・カファ、エニアグラム1


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