9月16日メキシコ独立記念日の軍事パレードにキューバ大統領を招待
独立記念日の軍事パレードの様子の一部#EnTiempoReal | El contingente de los #BinomiosCaninos del #EjércitoMexicano presente en el #DesfileMilitar. @SarahiUribeG | @vaitiaremateos #DesfileMilitar | https://t.co/MSrQwrdmVY pic.twitter.com/1rtcf0PfK3
— adn40 (@adn40) September 16, 2021
ロペス・オブラドール大統領は、キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領を、9月16日メキシコ独立記念日の軍事パレードに招待。このパレードで他国の大統領がスピーチしたのは初めてのことだったらしい。
メキシコの軍事パレードでスピーチをするPueblo de Cuba, son nuestros hermanos, bienvenido presidente de Cuba invitado de nuestro presidente @lopezobrador_ pic.twitter.com/fkXyipBgyQ
— Nordur AMLOVER (@ndurancoronado) September 16, 2021
キューバ大統領ミゲル・ディアス=カネル
メキシコとキューバの関係は、昔から良好らしい。キューバ・ミサイル危機(1962年秋,ソ連が弾道ミサイルをキューバに配備しはじめたため米ソ間に生じた危機。コトバンクより)の際、アメリカ、ラテン諸国はキューバ を封鎖。アメリカはすでに1961年1月キューバとの国交断絶。1962年、米州機構( OAS)からのキューバ除名。1967年米州機構外相会議で対キューバ外交・通商関係の断絶決議。そんなキューバ封鎖が続く中、米州機構(OAS)加盟国で唯一キューバとの国交を維持したのはメキシコだったとのこと。(コトバンクより)
過去のメキシコ大統領らとキューバのフィデル・カストロ元大統領の交流の様子Ya está todo el manojo de trepanados derechangos haciendo aspavientos porque AMLO invitó al presidente de Cuba a los festejos patrios.
— Antonio Aponte (Peluche 🐻) (@AntonioApontete) September 13, 2021
No tienen idea de lo que es una relación de Estado. pic.twitter.com/jCyvjIjsWe
また、今年の7月末には、コロナ禍でさらなる制裁を受け大変な状況にあったキューバに、メキシコは3隻の船で支援物資(病院施設で使うためのディーゼル、医療品、食料)を送りました。
メキシコがキューバに支援物資 米制裁を「非人道的」と批判https://t.co/i0Bp1h1XPL
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 28, 2021
ロペスオブラドール大統領は、新型コロナウイルス危機の中、電力や食料、医薬品が不足し困窮するカリブ海の島国キューバへの人道支援を本格化したと発表し、米国によるキューバへの経済制裁を「非人道的だ」と批判
確か去年だったか、コロナ禍でキューバからの医療チームがメキシコに応援に駆けつけていたりと、確かにメキシコとキューバの関係は良好のよう。
ロペス・オブラドール大統領は、軍事パレードのスピーチで、アメリカのキューバへの制裁解除を求め、また米州機構(OAS)に代るアメリカの影響のない組織を作ることを提案。
メキシコのロペス・オブラドール大統領は「米州機構を欧州連合みたいで米国の影響無しの機構に変えた方がいい」と申し入れて、「キューバは米国による制裁に耐えているからこそ、世界遺産と呼ぶべき」と述べた。
— 赤蝸牛🐚🍃 (@aka_katatsumuri) July 25, 2021
ラテンアメリカとカリブ海諸国は米帝国主義に抵抗すべきだ。https://t.co/WV1zs6Lb4F
米州機構( OAS、スペイン語でOEA)とは
米州機構(OAS)は、1948年米ワシントンに本部を置き設立。加盟国は米国とカナダを含む35カ国。メキシコでは、OASはラテンアメリカのクーデターの黒幕と見なされています。
頑張れ中南米🌎│"ボリビア🇧🇴でクーデターを起こし、ニカラグア🇳🇮とベネズエラ🇻🇪に干渉してきた米州機構は廃止されるべき。
— Kumi@🇮💟🇨🇺 (@Kumi_japonesa) August 31, 2021
ワシントン🦅から指示されない、キューバ🇨🇺が加入し、ベネズエラ🇻🇪と正常な関係を持つ『新たな組織』を。
ブラボー💖メキシコ🇲🇽"
中南米の真の独立に米州機構はいらない👍👍🏼👍🏽 https://t.co/IusvLJNYHA
CELAC首脳会談:ロペス・オブラドール大統領、OASに代わる新たな組織設立を提案
9月18日(土)、ロペス・オブラドール大統領の呼びかけでCELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体)の30か国のリーダーらが国立宮殿の会場(朝の大統領プレス・コンファレンスの会場)に集まりました。
メキシコのマヌエル・ロペスオブラドール大統領は、ワシントンに本部を置く米州機構から影響力を奪うために、ラテンアメリカおよびカリブ海諸国が欧州連合のようなブロックを形成することを提案しました。 https://t.co/sHKlcIfeuU pic.twitter.com/jcCaaw8CKBhttps://t.co/40CRp8Wxir
— World ニュース (@world_news_ja) September 19, 2021
ここで、いくつかのサプライズが。。。ナチョさん動画より
その① ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領がサプライズ登場
メキシコに着陸直前に機内からサプライズ・メッセージを配信するベネズエラ大統領。
「メキシコに着陸!ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)首脳会議で行う提案を携えて。ベネズエラの、ボリバルの、チャベスの、解放者らの真実を持って来ました。意見の相違を超えて団結がある。全ては団結のために。団結なくしては何もできない。」
— ベネズエラ大使館 (@EmbaVEJapon) September 21, 2021
マドゥーロ大統領のツイート https://t.co/T53HjSKjV7
その② ベネズエラ大統領を認めないと言う2か国の大統領に米州開発銀行から賄賂?!
以下、一部要訳。
キューバ大統領とウルグアイ大統領のディベートは、かなりヒートアップした様子でした。
CELAC首脳会談のほんの二日前に、米州開発銀行(IDB,スペイン語BID)の総裁(キューバ系アメリカ人)がパラグアイとウルグアイを訪問していたらしい。
頑張れ中南米🌎│"トランプ(🇺🇸)の政策顧問で現在、米州銀行(BID)総裁クレベル・カロネが今週、パラグアイ🇵🇾とウルグアイ🇺🇾を訪問、アブド・ベニテス(🇵🇾)ラカジェ・ポー(🇺🇾)両大統領と会談。
— Kumi@🇮💟🇨🇺 (@Kumi_japonesa) September 19, 2021
その後、両大統領はCELACサミットでキューバ🇨🇺ベネズエラ🇻🇪ニカラグア🇳🇮を挑発。
偶然でしょうか?" https://t.co/3uKlwAR9IV
ナチョさんによると、この総裁は、就任以来この一年間全くワシントンから出たことがなかったのに、今回、突然、CELAC首脳会談の二日前にパラグライとウルグアイ(ベネズエラとキューバに反対している国)を訪問し多額の融資契約を交わしたよう。
その③ 中国、習近平首席の登場
習近平首席がCELAC首脳会談にゲストとしてオンラインでスピーチ。
やはり習近平の世界支配の野心は顕在?!頑張れ中南米🌎│"第6回CELACサミットにゲストとして(リモート)スピーチした中国🇨🇳習近平主席は団結と連帯を提唱、将来的に中国🇨🇳とラテンアメリカ・カリブ地域の共同体を築くことを求めた。また中国🇨🇳政府がCELACと発展的な関係を築く重要性が高まっていると語った"
— Kumi@🇮💟🇨🇺 (@Kumi_japonesa) September 19, 2021
−駐中キューバ🇨🇺ペレイラ大使 https://t.co/4aQEVeFco8
ナチョさんいわく、結果的にアメリカの関与なしで、皆、率直にディベートができ、とても民主的でよかったと言っていました。
先日の竹下先生のコメントは強烈でした!「現在のワクチンによる大量殺戮の主犯が、トランプ元大統領と習近平であること」 “トランプ元大統領と習近平の間で、ウイルスをばら撒くことに対する合意が出来ていた”😱「チャイナ・ウイルス」とまで呼んで散々中国のせいにしていたトランプさんには、開いた口が塞がらない。
演出だったなんて。。。
軍事パレードのトリ
さて、たくさんの穢れたリーダーのお顔を見た後は、こちらで洗い流しましょう。
9月16日独立記念日の軍事パレードは4時間くらいだったのですが、どうも戦車や、機関銃に違和感を感じてあまり楽しめない。。。『軍隊のいらない世界って可能なのかな〜』と一人でぼんやり思っていました。
が、毎年、後半、たくさんのお馬さんが出てくる時は、テンション上がってしまいます。今年は243頭の軍のお馬さん(テレビの解説:この馬はチワワ州Santa Gertrudisという馬。)と植民地時代、メキシコ革命時代から現在までも継承されている「チャレアーダ」(スポーツ)の馬60頭。「チャレアーダ」はメキシコ唯一の国技らしい。「チャレアーダ」がいつも軍事パレードの「トリ」フィナーレです。
(上の動画のおすすめ箇所)
最初に出てくる黒の長めのジャケットの制服は軍事学校の学生さん。爽やか✨
4分30秒あたりメキシコの衣装を着たグループは国技「チャレアーダ」の方々登場
6分14秒あたりから可愛い「チャレアーダ」の女子らが横座りで馬に乗り登場
8分30秒あたり、めちゃめちゃ「お茶目」で「キュート」な馬ちゃんが一瞬登場(テレビの解説:音楽に合わせて踊りながら歩いている。そういう風にトレーニングされている。)お顔が緩みます☺️
(メキシコ万歳!)
毎年恒例の独立記念日の軍事パレードに、キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領を招待。その目的は、ロペス・オブラドール大統領が、アメリカのキューバ制裁解除を訴えるため。二日後の9月18日には、ロペス・オブラドール大統領の呼びかけでCELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体、2011年にチャベスの主張で誕生。)首脳会談がメキシコの国立宮殿で開催。30か国のリーダーが集結。アメリカの言いなりにならないEUのような新たな組織を作ることを提案。このCELAC首脳会談で3つのサプライズがありましたので挙げてみました。
さて、今後、ラテンアメリカは一致団結してより良い結果を出していけるのか?なのですが、この記事で取り挙げた国のリーダーらを見る限り、新たなリーダー、波動の綺麗なリーダーが必要な気がしてなりません。ともあれ、ロペス・オブラドール大統領がラテン・アメリカらをアメリカ服従システムから脱出させようと動いていることは、良い方向への第一歩だと思います。あとは、中国(習近平)に騙されませんように!🙏
最後に、軍事パレードのトリ、お馬さんたち(🐴約300頭🐴)が行進している動画(約8分)を入れています。同じ馬でも歩き方が千差万別。晴れの舞台、堂々とした気品さで歩く馬、しぶしぶ歩く馬、音楽に合わせて楽しそうに歩く馬、ふっつ〜に歩く馬、足をめいいっぱい挙げてキュートさ満開で歩く馬。個性っていいなぁ。
一番最後に、植民地時代、メキシコ革命時代から継承されているメキシコの唯一の国技「チャレアーダ」が登場します。「チャレアーダ」で乗馬する人「チャロ(ス)」は2016年、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。エンジョイ♪