竹下雅敏氏からの情報です。
赤字にした部分を読めば、私が、アメリカ・イスラエル・イギリスを悪の枢軸国と呼ぶ理由がわかるでしょう。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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シリア: ワシントンの最新の戦争犯罪
転載元より抜粋)
マスコミに載らない海外記事 12/7/29
Paul Craig Roberts
シリア“反政府勢力”が一体何物なのか、あるいは実際、彼らが反政府勢力であるのかさえ誰も知らない (Antiwar.com)。“反政府勢力”の中には、略奪、強姦をする機会を手に入れ、自ら村や町の政府になりすまそうとしている悪党集団もあるようだ。アルカイダとおぼしき連中もいる。(Antiwar.com)
ワシントンが、サウジとバーレーンの傀儡政権に“反政府勢力”に兵器を供給するよう命じたという報道もある。シリア国防相や政府の危機管理責任者を殺害した爆発は、自爆攻撃犯の仕業ではなく、サダム・フセインを虐殺しようとして失敗したワシントンの企てに良く似た、米無人機またはミサイルの仕業だと疑う人々もいる。
“我が国の政府は決してそんなことはしない”とお考えになる純真な読者がおられる場合を考え、シリアにおける、これまでの欧米テロリストの介入について記述した漏洩諜報文書を下記にあげておく。
ワシントンの動機は見え透いている。
一つ目の動機は、シリアにあるロシア海軍基地を追い払い、ロシア唯一の地中海基地を奪うことだ。
二つ目の動機は、南部レバノンを占領し、水資源を獲得するというイスラエルの企みが成功できるよう、ヒズボラに対する武器と支援の源としてのシリアの抹殺だ。南部レバノン侵略し、占領しようとするイスラエル軍の企みを、ヒズボラ戦士は二度も打ち破った。
三つ目の動機は、ワシントンがリビアとイラクを破壊した様に、宗派抗争によって、シリアの結束を破壊し、シリアを宗派抗争にまかせ、国をばらばらにし、こうしてワシントンの覇権に対するもう一つの障害を取り除こうというのだ。
イラクがそうであった様に、非宗教的なアラブ国家であるシリアは、おおまかに言って、シーア派イスラム教である、アラウィー派で構成される政党によって支配されている。アラウィー派はシリア人口の約12%を占めるが、シリア人口の約74%を占めるスンナ派イスラム教徒からは異端者と見なされている。かくして、うまく仕組まれた“蜂起”は、それを取って代わる好機と見る多くのスンナ派の関心をひけるのだ。(イラクでは多数派のシーア派を支配していたのは、少数派のスンナ派だったが、シリアでは状態は逆だ。)
他国政府の暴力的な転覆を、ワシントンは、決まって道徳的な言い回しで言い繕う。まず最初に、標的国家は悪魔化され、次ぎに、ワシントンのむき出しの侵略が“自由と民主主義をもたらす”“残虐な独裁者の打倒”“女性の権利保護”という類で表現される。もったいぶった言葉や句のどんな組み合わせでも機能しそうに見える。
イラク、アフガニスタン、リビア、ソマリア、イエメンや、パキスタンの後で、ワシントンは腹黒い立場だといって驚くべきことなどあるだろうか? シリアが転覆された後、ワシントンは疑うべくもなくイランへと進むだろう。ロシア自身既に米ミサイル基地によって包囲されており、ロシア政府には、アメリカ資金の援助を受けた、不忠で裏切り者の政治的敵対勢力がいる。中国は、太平洋における、アメリカ空軍、海軍、軍事基地の急速な強化に直面している。中国政府に対する、ワシントンが資金援助する不忠な政治的敵対勢力ができるまで、あとどの位かかるのだろう?
ブッシュもオバマも、ワシントンは“自由と民主主義”をイラクにもたらしたと主張する。
“自由と民主主義”をもたらすどころか、ワシントンは果てしない破壊行為と死をもたらしたのだ。そして、これこそまさに、今ワシントンが、シリアにもたらそうとしているものなのだ。
注)
Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラム www.paulcraigroberts.orgは世界中の支持者が読んでいる。
シリア“反政府勢力”が一体何物なのか、あるいは実際、彼らが反政府勢力であるのかさえ誰も知らない (Antiwar.com)。“反政府勢力”の中には、略奪、強姦をする機会を手に入れ、自ら村や町の政府になりすまそうとしている悪党集団もあるようだ。アルカイダとおぼしき連中もいる。(Antiwar.com)
ワシントンが、サウジとバーレーンの傀儡政権に“反政府勢力”に兵器を供給するよう命じたという報道もある。シリア国防相や政府の危機管理責任者を殺害した爆発は、自爆攻撃犯の仕業ではなく、サダム・フセインを虐殺しようとして失敗したワシントンの企てに良く似た、米無人機またはミサイルの仕業だと疑う人々もいる。
“我が国の政府は決してそんなことはしない”とお考えになる純真な読者がおられる場合を考え、シリアにおける、これまでの欧米テロリストの介入について記述した漏洩諜報文書を下記にあげておく。
“解放(原文のまま)軍の活動を促進するためには、…特定の主要人物を抹殺するべく、特別な努力を払わねばならない。 …蜂起と介入の途上、初期に、遂行されるべきこと…
シリア国内での混乱を進めるという政治的決断に達しさえすれば、個々人との接触を通した工作によって、シリア国内で小規模な破壊工作や奇襲(原文のまま)事件をしかける用意がCIAにはあり、SIS(MI6)もそうしようと試みるだろう。…出来事はダマスカスだけに集中してはならない …
更に: “必要な程度の恐怖 .. 国境紛争や(やらせの)国境紛争”、“介入の口実になるだろう… CIAとSIS [MI6] は、緊張を増大させるために… 心理的、および戦闘場面、双方における能力を活用すべきである。” (米英統合漏洩諜報文書、ロンドンとワシントン、1957) (globalreasearch.ca)
シリア国内での混乱を進めるという政治的決断に達しさえすれば、個々人との接触を通した工作によって、シリア国内で小規模な破壊工作や奇襲(原文のまま)事件をしかける用意がCIAにはあり、SIS(MI6)もそうしようと試みるだろう。…出来事はダマスカスだけに集中してはならない …
更に: “必要な程度の恐怖 .. 国境紛争や(やらせの)国境紛争”、“介入の口実になるだろう… CIAとSIS [MI6] は、緊張を増大させるために… 心理的、および戦闘場面、双方における能力を活用すべきである。” (米英統合漏洩諜報文書、ロンドンとワシントン、1957) (globalreasearch.ca)
ワシントンの動機は見え透いている。
一つ目の動機は、シリアにあるロシア海軍基地を追い払い、ロシア唯一の地中海基地を奪うことだ。
二つ目の動機は、南部レバノンを占領し、水資源を獲得するというイスラエルの企みが成功できるよう、ヒズボラに対する武器と支援の源としてのシリアの抹殺だ。南部レバノン侵略し、占領しようとするイスラエル軍の企みを、ヒズボラ戦士は二度も打ち破った。
三つ目の動機は、ワシントンがリビアとイラクを破壊した様に、宗派抗争によって、シリアの結束を破壊し、シリアを宗派抗争にまかせ、国をばらばらにし、こうしてワシントンの覇権に対するもう一つの障害を取り除こうというのだ。
イラクがそうであった様に、非宗教的なアラブ国家であるシリアは、おおまかに言って、シーア派イスラム教である、アラウィー派で構成される政党によって支配されている。アラウィー派はシリア人口の約12%を占めるが、シリア人口の約74%を占めるスンナ派イスラム教徒からは異端者と見なされている。かくして、うまく仕組まれた“蜂起”は、それを取って代わる好機と見る多くのスンナ派の関心をひけるのだ。(イラクでは多数派のシーア派を支配していたのは、少数派のスンナ派だったが、シリアでは状態は逆だ。)
他国政府の暴力的な転覆を、ワシントンは、決まって道徳的な言い回しで言い繕う。まず最初に、標的国家は悪魔化され、次ぎに、ワシントンのむき出しの侵略が“自由と民主主義をもたらす”“残虐な独裁者の打倒”“女性の権利保護”という類で表現される。もったいぶった言葉や句のどんな組み合わせでも機能しそうに見える。
イラク、アフガニスタン、リビア、ソマリア、イエメンや、パキスタンの後で、ワシントンは腹黒い立場だといって驚くべきことなどあるだろうか? シリアが転覆された後、ワシントンは疑うべくもなくイランへと進むだろう。ロシア自身既に米ミサイル基地によって包囲されており、ロシア政府には、アメリカ資金の援助を受けた、不忠で裏切り者の政治的敵対勢力がいる。中国は、太平洋における、アメリカ空軍、海軍、軍事基地の急速な強化に直面している。中国政府に対する、ワシントンが資金援助する不忠な政治的敵対勢力ができるまで、あとどの位かかるのだろう?
ブッシュもオバマも、ワシントンは“自由と民主主義”をイラクにもたらしたと主張する。
“自由と民主主義”をもたらすどころか、ワシントンは果てしない破壊行為と死をもたらしたのだ。そして、これこそまさに、今ワシントンが、シリアにもたらそうとしているものなのだ。
注)
Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラム www.paulcraigroberts.orgは世界中の支持者が読んでいる。