ロペス・オブラドール大統領:ウクライナ戦争の停戦を求む「世界平和5年計画」を国連総会に提出
En el Desfile Cívico Militar del 16 de septiembre, el Pdte. @lopezobrador_ detalló la propuesta que busca “con urgencia” detener la guerra en Ucrania y lograr una tregua de cinco años para atender en #paz los problemas económicos y sociales que aquejan a los pueblos del mundo. pic.twitter.com/2SanM1wM7T
— Gobierno de México (@GobiernoMX) September 16, 2022
大統領はメキシコ独立212周年記念の軍事市民パレードで15分ほどスピーチ。このスピーチのほとんど全ては国連に提出予定のウクライナ戦争停戦を求む、「世界平和5年計画」についてでした。大統領は、国連に対話と平和のための委員会の即時設立を提案。その組織のリーダー(仲介役)として、「本人たちから同意が得られれば、支持率世界一のインドのモディ大統領、ロシア、アメリカ、中国と良好な関係を築いていると思われるバチカンのフランシスコ法王、グテーレス国連事務総長。」を推薦。(えっ?!😱このチョイスで大丈夫なの?!)ウクライナ戦争の即時停止と、ゼレンスキー大統領とプーチン大統領との直接会談の開始を求め、紛争国や全世界が貧困、移民、暴力といった国の主な問題の解決に集中できるよう5年間の停戦を提案。
しんぶん赤旗 9.19
— Su (@Su38973476) September 18, 2022
国連に和平委員会を
メキシコ大統領が提案
そうだよ、国連が戦争を止めなくちゃ。 pic.twitter.com/kIAksBsVAh
そして「政治は、戦争を回避するための唯一の手段である。現代に起きている戦争は、他の多くの戦争と同様に、戦争産業の利益によって煽られている。」と言っちゃいました!大統領、素晴らしい、その度胸!!!👏👏👏
"Even more reprehensible is the conduct of the great powers, which...have positioned themselves [in Ukraine] only to serve their hegemonic interests. Thus one cannot avoid the suspicion that... this war, like many others, is being stoked by the interests of the arms industry." pic.twitter.com/eQa1Van0EY
— Kurt Hackbarth 🌹 (@KurtHackbarth) September 19, 2022
が、大統領は「ロシアのウクライナ侵攻は、確かに非難されるべき」とも言い、やはりお隣アメリカさんとの関係も良好に保たなければならないからか、いちおロシアを悪者にしているようです。
ウクライナ大統領側近がロペス・オブラドール大統領を批判
メキシコ駐在のウクライナ大使館が、ご丁寧に大統領側近の批判ツイートをスペイン語に訳していました。
"Pacificadores" que usan la guerra para sus propias RP solo sorprenden. @lopezobrador_ ¿su plan es mantener a millones bajo ocupación, aumentar los entierros masivos y darle tiempo a Rusia para renovar las reservas antes de la próxima ofensiva? Entonces su "plan" es un plan 🇷🇺. https://t.co/d0T8TqJUiv
— UKR Embassy in MEX (@UKRinMEX) September 17, 2022
あなたの計画は、数百万人を占領下に置き、大量埋葬を増やし、ロシアに次の攻撃のための備蓄を更新する時間を与えることですか?ならば、あなたの「計画」は、ロシア🇷🇺の計画なのだ。
ロペス・オブラドール大統領の返答
その後、(アメリカからお金をもらっている)メキシコの反大統領派メディアらは、ロシアがロペス・オブラドール大統領を支持していると言うプロパガンダを流し、それについて大統領は、このように故意に事実を歪めるのは、信念を持たず、理想を持たず、政治的、経済的利害だけで行動していることを示す「精神的低俗さ」であると指摘。👏👏👏
https://sinlineamx.com/con-vulgaridad-mental-distorsionaron-el-plan-de-paz-que-amlo-presentara-ante-la-onu/
ロペス・オブラドール大統領:国連、NATOも批判
Presidente de México AMLO les cuenta sus verdades a la ONU y la OTAN
— vaioantunez (@vaioantunez) September 17, 2022
"La ONU está borrada"
"La OTAN tiene doble cara mientras envía armas a Ucrania para hechar leña al fuego y por otro lado queriendo adicionar su territorio" pic.twitter.com/B4XxVzeW3c
「国連は役立たずだ。」
「NATOはウクライナに武器を送って火に油を注ぎつつ、一方で領土を増やしたいという二面性を持っている。」
大統領は、国連は官僚制度の組織であり、大金を稼いでいるが何もしない「高価な壺(または花瓶、つまり「飾り」という意味)」だとも批判。👏👏👏こうやって堂々と国連批判をした後、国連から次回の国連総会に是非、参加をと勧められましたが、大統領はキッパリ断り、代わりにエブラド外相が出席し、大統領の「世界平和5年計画」を提案しました。
https://www.noticiaszmg.com/zmg61603.htm
大統領:再びジュリアン・アサンジの解放を訴える!
独立記念軍事パレードで国連への「世界平和5年計画」のスピーチの最後、大統領は再びジュリアン・アサンジの解放を訴えました。ちなみにジュリアン・アサンジの父と兄弟も独立記念日式典に招待客として招かれていました。大統領は朝のプレス・コンファレンスで国連はジュリアン・アサンジの件も何もしていないと批判していたよう。
A moving and outstanding dedication today from Mexican President @lopezobrador_
— Gabriel Shipton (@GabrielShipton) September 16, 2022
"From this public plaza, the principal plaza of the Mexican Republic, we dedicate ourselves to continue demanding the freedom of Julian Assange!"#FreeAssangeNOW pic.twitter.com/E5koo4KGdK
「この公共広場から、メキシコ共和国の大広場から、私たちはジュリアン・アサンジの解放を要求し続けることに捧げます!」
独立記念式典の招待客
余談ですが、9月15日の夜の記念式典の招待客はかなりの顔ぶれが揃っていたらしい。
エボ・モラレス(ボリビア元大統領、クーデターのためメキシコで保護されていたお方)
マーティン・ルーサ・キング三世
ノーム・チョムスキー(アメリカの哲学者)
チェ・ゲバラの娘アレイダ・ゲバラ
セサール・チャベスの娘 シルビア・チャベス
ダライ・ラマ
ジュリアン・アサンジの家族
ネルソン・マンデラの家族など
独立記念日のグリトー(叫び)
Minutos antes del grito, más de 140 mil personas en el Zócalo al unísono: “Es un honor estar con Obrador.”
— Dra. Claudia Sheinbaum (@Claudiashein) September 16, 2022
¡Viva México! pic.twitter.com/4DyaIGVdp8
そして、こちら(↓)が今年のグリトー(叫び)
グリトー(叫び)は毎年観ても、感動します。ロペス・オブラドール大統領のグリトー(叫び)が観れるのも後2回。毎年、「独立万歳!」で始まり、独立に活躍した過去のヒーローたちの名前を叫び続けます。今回のグリトーは「○○万歳(viva)!」を15回言った後から、いつもとは違う大統領の強い「想い」が込められていました。最後はこんな感じでした♪
腐敗に死を!
階級差別に死を!
人種差別に死を!
先住民族万歳!
メキシコの文化的偉大さに万歳!
メキシコ万歳!
メキシコ万歳!
メキシコ万歳!
「○○に死を!」は今回初めて聞いたような気がします。
ロペス・オブラドール大統領は今年の12月で任期まる4年、後2年残っています。この4年間、全くぶれない信念と「メキシコ史上4回目の大改革(4T)」を何があっても、何が邪魔してもやり遂げようとする強い意志にはホントに脱帽です。「愛は愛で返す」といつも口癖の大統領。国民からの「愛」は大統領の「愛」で国民に返すと言う意味。世界で唯一「愛」を口にし「愛」で政治を行っているリーダーなのでは?!と思ってしまうpopoちゃんです。💕😊💕
(ビバ・メヒコ=メキシコ万歳!)
日本だったら「なんで?」「一国のリーダーがアサンジを?」と言われかねないところぢゃ。
さて、今回は独立記念軍事パレード式典でのロペス・オブラドール大統領のスピーチで驚嘆したところを掻い摘んで見ました。15分ほどの短いスピーチでしたが、メキシコ政府が国連に提案する予定の「世界平和5年計画」の内容でしたが、そこで国連、NATOを大批判!この計画は、まさにウクライナ戦争の停戦を要求するもの。世界のリーダーでロペス・オブラドール大統領が初めてウクライナ戦争の停戦要求をしたらしい。その後にトルコのエルドアン大統領が続いたそう。
「平和がなければ、正義も経済成長もない。この提案が受け入れられる、られないにかかわらず、正義と平和のために戦うことは決して無駄にはならない。」と言う大統領!カッコイイ✨😎✨