ままぴよ日記 106 「ああ~みんな帰っちゃった!」

 春です!新しい事を始めるエネルギーが満ちています。
 私の場合は、日課の変化かな?
 朝、私の布団の上で寝息を立てている愛犬を起こさないように、そ~っと抜け出し、夫との朝食を作り(自家製甘酒に杏子の種とアーモンドをいれたものとコーヒー)、にゃんこ姫のお世話と、外の木に並んで待っている雀の餌を撒きます。そう私は長年、いきものがかりなのです。
 それが落ち着くと、まだ眠っている愛犬の横で除霊と浄化の祈り3マラと愛のマントラを唱えます。
 この朝のお仕事は必須なので、その日の予定で朝起きる時間が早くなったりします。

 そしてこの春、私が新しく始めた事は・・・・寝る前の鼻洗いの後にやっと、やっと経筋体操を始めましたあ~!何だか気持ちいいので続けられそうです。これを書いたので確実です!(笑)
(かんなまま)
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令和5年、我が家のお正月


令和5年元旦を迎えました。我が家のお正月はちょっと変わっていて、味噌雑煮。みどり米の餅を入れていただきます。

ただでさえ忙しいので器なんか何でもいいのに、こんな時にしか出番がないご先祖様の器を勢いで出してしまったので大変です。ご苦労な事!とつぶやきながら盛り付けますが、なかなかいい感じです。


今日はお昼前に娘婿のご両親が娘家族を迎えに来られます。4日まで婿のお里で過ごして帰る予定です。私達よりずっと心を痛めていらっしゃるご両親。きっとこの日を待ちわびていらっしゃったことでしょう。

大急ぎでおせち料理を食べた後、子ども達が庭で遊び始めました。そして「おばあちゃんが来た~!」と嬉しそうに出迎えました。いよいよその時が来たと、ドキンと胸が鳴ります。

娘達が結婚する前から親しくしているご両親。わかり合っているだけに言葉が出ません。娘が「家族写真を撮ろう!」と言い出しました。全員を集合させるのが大変ですが娘婿を中心に全員でカメラに納まりました。

久しぶりに親子6人だけの写真も撮りました。子どもが成長して親より背が高くなり、逆に私達老夫婦の肩を抱いてくれました。


いよいよ、お別れです。1人ずつ娘婿の手を取って激励しました。涙を流しながらも私には「お母さんには又会えますよね」と言ってくれました。

孫達も笑顔で手を振りながら出発していきました。私も笑顔で手を振って見送った後、振り返るとオーストラリアの娘が私に向かって手を広げていました。一気に涙が溢れて娘に抱かれたまま嗚咽してしまいました。


しばらく自分をOFFにする


さっ、気持ちを切り替えます。残された家族がいるので、まだお祭りは続いています。

でも、私の中の緊張の糸が切れたのか、いつものように食事の用意をするのですが体が動きません。頭も回りません。咳も出始めました。

コロナが流行して3年間、病人が集まる開業医という環境の中でコロナに感染せずに頑張ってきましたが、オーストラリアの孫が咳のお土産を持ってきてくれたり、直前に息子家族がコロナに感染してしまったり・・・世界中から子ども達が集まってくるので何らかの影響を受けるのではないかと覚悟もしていました。

私以外の家族は考えの相違でワクチンを打っています。私の免疫力が衰えたタイミングでシェディングを受けたかもしれません。

オミクロン株の特徴の喉の痛さや熱はありません。ただ、何とも言えない倦怠感があるのです。娘家族を見送り、ホッとしたと同時に私の電池が切れただけかもしれませんが、こんな状態になったのは初めてでした。

それでも頑張って買い出しに行きましたが、呼吸が浅くて力が湧いてこないのを感じました。私のSOSです。みんなが喜ぶことをしてあげたいけれど、しばらく自分をOFFにする必要があります。

逆に自分達で何でもできる大人が集まっているので甘えよう!と切り替えました。さっそく、愛犬が落ち着かないからと言いながら別の部屋で横になりました。身体がふとんに沈み込む感じ。横で無邪気な愛犬の寝息がかかり、ホッとしました。

子ども達が集まって食事の用意をする音、孫達の楽しそうな声が聞こえてきます。今まで45年間、私が寝込んで周りから家事をサポートしてもらう事がほとんどなかったので、不思議な快感でした。私がしなくてもご飯が出来ている!洗濯や片付け物が出来ている!何て幸せなんでしょう!


自分で肝に銘じているのは「相手を尊重する。人を変える事はできない」という事


ただ、コロナワクチンの事は、あえて話題にしないと決めていましたので、私の体調がシェデングではないかと口にしませんでした。それはどんなに仲がいい家族でも理解し合えないものがあり、もうすでに大人全員がワクチンを打っているからです。

議論をすればするほど全員から「ママは陰謀論者になったの?昔から変わり者だよね~」と言われてしまう空しさ。そういいながら私を認めてくれているから家族関係にはひびが入らないけど、私は1人黙って家族の中で孤立を深めていくんだろうな、と思うのです。

でも、愛は変わらない!「みんなちがってみんないい」金子みすゞの詩の一篇ですが、私が自分で肝に銘じているのは「相手を尊重する。人を変える事はできない」という事です。

もちろん良かれと思って情報を伝えますが、家族が自分らしい生き方をするのを尊重します。それが命に関わる事であっても、です。同時に私は日々正直に愛を持って私を生ききりたいと思うのです。

この気持ちに至るまで葛藤がありました。「最愛の家族だからこそ伝えたい」「健康でいて欲しい」「真実を知って!」等々、自分で大事だと思えば思うほど伝えたいというベクトルが強くなります。そこまで人に介入していいのか?結婚生活や子育てで人の多様性を学んだではないか?その前に自分の問題が見えてきます。

社会の問題も見えてきました。コロナ、ワクチン、戦争、食料危機、教育の問題は自分に直結する問題ですが、多くの人が情報を操作され、日々の生活に疲れ、抗う気力さえ無くしていきます。子ども達は知らず知らずのうちに巻き込まれて行くのです。これは私一人の力ではどうすることもできません。

でも、本当に伝わる時は、直観で伝わるし、心で祈ることはできます。その思いを愛のマントラに乗せています。そうすると、ただ、幸せを祈る気持ちに立ち返れるのです。

いよいよ、フィンランドの息子たち、オーストラリアの娘家族が帰国する日がやってきました。飛行場は嫌いです。
私が寂しがるので、お嫁ちゃんが自分の仕事も早退して、子ども達も学校を早退させて見送りに来てくれました。

最後の最後まで見送りデッキで走り回り、勢いでバイバイして搭乗口に消えて行った孫。いつもは泣かない娘が今回は私をしっかり抱いて泣きました。

飛行機が飛び立つのをデッキで見送ろう!と孫達と一緒にお目当ての飛行機をずっと見ていました。でも、出発時間になっても動きません。あたりが暗くなってきました。あれ?何かあったのかな?と心配になり、機中の娘にメールしました。

「もう離陸しているよ!今、ママが作ってくれたおにぎりを食べているところ!とおにぎりをほおばっている写真を送ってくれました。


あれ~!私達が違う飛行機を見ていた間に飛び立ってしまっていたのです⁉。これには、お嫁ちゃんと一緒に大笑いしました。なんだ、笑いながら見送れた!と、このお祭りの幕引きに神様のご褒美を感じました。


Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
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