安倍晋三元首相の衆院山口4区補欠選挙に「異変」、報道各社の情勢調査とは異なる有田候補たちの実感「新しい時代に入るのか」

 安倍晋三元首相の選挙区だった衆院山口4区補欠選挙は、日本国内ばかりか世界からも注目されています。フランスのルモンド紙の記者は、なぜ取材に来たのかを問われて「人々は安倍元総理に引き続き忠誠を示すのか、それとも新たな時代に入るのか。もし対立候補である有田氏が当選したら(中略)それは安倍時代の終わりを意味するからです。」と語っています(こむぎさんのツイッター動画0:26〜)。報道各社の情勢調査では、安倍後継の吉田候補がトップで「引き離す」あるいは「優勢」との結果が出ています。また有田氏には「広がり見られず」と判定されています。
 ところが有田候補の感触は全く異なるようです。「朝から夜まで道を歩けば激しい拍手をしてくれる。追っかけてきて車に届かなければ女性は投げキッスしてくれる。そんなことしょっちゅうなんですよ。ずーっとですよ。」と語り、2009年の政権交代の選挙の時の"社会が変わるかもしれないと言う雰囲気"よりも今回の下関の反応の方がずっと良いと感じておられるようでした。
 そこに「ニュースサイト ハンター」というメディアが山口4区の"異変"を伝えました。保守王国山口の、しかも安倍晋三元首相の地盤では自民党が「勝つのが当たり前。午後8時に当確が出て、10万票獲得が義務付けられた選挙」だそうです。ところがある調査結果では「吉田氏が46、有田氏が36」、これは%でしょうか、自民党にとっては衝撃だったようです。記事では原因の分析がいろいろなされていましたが、今度こそ、下関市民の本当の民意を実現したいという大きなうねりが数字に表れているのではないか、そのような希望を持ちました。投票日には多くの市民が開票会場に足を運んで、おかしな動きがないか見守ってほしい。得体の知れない連中に支配される日本を変える、その幕開けとなりますように。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


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「安倍王国」山口4区で異変
引用元)
(前略)
「まさに衝撃でした。勝つのは当たり前。午後8時に当確が出て、10万票獲得が義務付けられた選挙で、なぜこんな数字なんだ……」
(中略)
(中略)同県では、野党が付け入る隙はなかった。その山口の、しかも弔い合戦のはずの山口4区の調査結果は、吉田氏が46、有田氏が36というもの。自民党にとってはあり得ない数字だった
(中略)
有田氏の両親は山口4区内で結婚しており、ただの落下傘候補ではない
「立たずして負けるなら、チャレンジすべきだ。まずは午後8時に吉田氏に当確を打たさないように頑張る。実は思った以上に有権者の反応がいい。喫茶店や中華料理店など、これまで安倍さんのポスターを貼っていたところが、『有田さんのポスターを』と言ってくれる。これまで安倍さんという大きな重しがあったのが、なくなったような感じがします」(有田氏)

幕末の志士、高杉晋作の辞世の句である「面白きこともなき世を面白く」をモットーに戦うという有田氏。その言葉通り、選挙戦が面白くなってきた。

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