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ぴょんぴょんの「スーダンで今?」 ~ロシア、中国から中東を取り戻したいアメリカ
軍事政権が、 4月1日に文民政府にバトンタッチするはずだった
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— 忍者=Ninjya🇫🇷🇯🇵 (@_Ninjya_) April 15, 2023
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スーダンではロシア軍基地建設が決定しました
スーダンで武装勢力がクーデタを試みています
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クーデタを扇動しているのはアメリカでしょう
普通に考えれば主犯はアメリカです https://t.co/cLOGvum9cH
たしかに表向きは、大統領のアル・バーハン陸軍司令官が率いるスーダン国軍と、副大統領のダグロ司令官、通称「ヘメッティ」が率いる準軍事組織「迅速支援部隊:Rapid Support Force」略してRSFの戦争に見える。
ロシアに対抗するアメリカの構図
だから、そういう単純な話じゃねえのよ。
いいか?
ここでもウクライナみたく、ロシアに対抗するアメリカの構図が見えるのよ。
「2ヶ月前の2月9日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣がアフリカのスーダンを訪問した。 そのとき議論されたトピックのひとつが、紅海にロシアの海軍基地を設置することだった。その話し合いから2ヶ月後の今、アメリカはスーダンで軍事クーデターを煽り立てている。」(HAL Turner Radio Show)
いいか?
ここでもウクライナみたく、ロシアに対抗するアメリカの構図が見えるのよ。
「2ヶ月前の2月9日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣がアフリカのスーダンを訪問した。 そのとき議論されたトピックのひとつが、紅海にロシアの海軍基地を設置することだった。その話し合いから2ヶ月後の今、アメリカはスーダンで軍事クーデターを煽り立てている。」(HAL Turner Radio Show)
スーダン軍、ロシア紅海基地協定の審査を終了 https://t.co/eTMeAZHhXC
— くさやなぎ+ (@kusayanagittt) April 18, 2023
分割統治されたスーダンの歴史
オマル・アル=バシール大統領
Wikimedia_Commons[Public Domain]
西側にあるダルフール地方(黄緑色)
Author:Idaltu[CC BY-SA]
スーダンは北はアラブ系、南はアフリカ系で、北と南で民族がちがう。
そこでイギリスは、北はイスラム教、南はキリスト教、北は高等教育をさせ、南は高等教育をさせないというように、わざと格差を作った。
そしてその結果が、世界最悪の人道危機と呼ばれる「ダルフール紛争」だ。
そこでイギリスは、北はイスラム教、南はキリスト教、北は高等教育をさせ、南は高等教育をさせないというように、わざと格差を作った。
そしてその結果が、世界最悪の人道危機と呼ばれる「ダルフール紛争」だ。
南ダルフール州ニヤーラー付近のキャンプ
Wikimedia_Commons[Public Domain]
そう、ダルフール地方は砂漠地帯で水が少ない土地だ。
元々住んでいたアフリカ系農耕民と、後から来たアラブ系遊牧民との間で、水を巡る争いが絶えなかった。
なのに、アラブ系が牛耳っていたスーダン政府は、アフリカ系住人を差別して経済的に追い詰めた。
元々住んでいたアフリカ系農耕民と、後から来たアラブ系遊牧民との間で、水を巡る争いが絶えなかった。
なのに、アラブ系が牛耳っていたスーダン政府は、アフリカ系住人を差別して経済的に追い詰めた。
スーダン政府公認の「悪魔の兵士」
RSFの前身のジャンジャウィードって駱駝に乗って村をヒャッハーして回ってたろくでもないモヒカンどもじゃねえか。https://t.co/cve72nCA7x
— 司史生@減量中 (@tsukasafumio) April 20, 2023
ヤツらは、スーダン政府公認の「悪魔の兵士」と呼ばれるならず者集団だった。
軍が空爆した村に押し寄せ、逃げまどう村人たちを捕まえ、ジハードの名の下に拷問、レイプ、惨殺のやりたい放題。
命からがら逃げた村人たちも、果てしなく干魃が続く土地をさまよい、死に絶えていった。
45万人が殺害か餓死、200万人が難民となったと言う。
軍が空爆した村に押し寄せ、逃げまどう村人たちを捕まえ、ジハードの名の下に拷問、レイプ、惨殺のやりたい放題。
命からがら逃げた村人たちも、果てしなく干魃が続く土地をさまよい、死に絶えていった。
45万人が殺害か餓死、200万人が難民となったと言う。
ラクダに乗るジャンジャウィードの兵士
Wikimedia_Commons[Public Domain]
モハメド・ハムダン・ダガロ将軍(ヘメッティ)
Author:Russian Government[CC BY]
「要するに、ダルフールの反乱を打ち破ったのは彼(ヘメッティ)なのです。彼は、地元の地形をよく知り、地理をよく知り、ダルフールの農村に恨みを持つ効率的な戦闘部隊を集めることができたのですから。」(The Guardian)
名まえが変わっても、中身はヤクザのまんま。
2015年のヒューマン・ライツ・ウォッチの報告によると、RSFは村を強制的に追い出し、井戸を破壊し、家畜を略奪するなど、恐ろしい虐待を行った。
民間人に対する最もひどい虐待の中には、拷問、超法規的殺人、集団強姦があった。(The Guardian)
2015年のヒューマン・ライツ・ウォッチの報告によると、RSFは村を強制的に追い出し、井戸を破壊し、家畜を略奪するなど、恐ろしい虐待を行った。
民間人に対する最もひどい虐待の中には、拷問、超法規的殺人、集団強姦があった。(The Guardian)
裏切り者のヘメッティ
「独裁者」アル=バシールのふところ刀だったジャンジャウィード、名を変えてRSF。
だが、アル=バシールにかわいがられていたヘメッティは、2019年末のクーデターで、現大統領アル・バーハンと組んで、アル=バシールを倒したのよ。
だが、アル=バシールにかわいがられていたヘメッティは、2019年末のクーデターで、現大統領アル・バーハンと組んで、アル=バシールを倒したのよ。
アブドゥルファッターハ・アブドッラフマーン・ブルハーン(アル・バーハン)
Author:Kremlin.ru[CC BY]
そして、アル=バシールが倒れた後、現大統領アル・バーハンがトップに立ち、ヘメッティは副官に昇格した。
この政権が2年間続いた後、再びクーデターが起こり、再度、アル・バーハンが国家元首、ヘメッティが副首となって現在に至っている。(BBC)
この政権が2年間続いた後、再びクーデターが起こり、再度、アル・バーハンが国家元首、ヘメッティが副首となって現在に至っている。(BBC)
かもしれない。
だが、ヘメッティは昨年までは、ロシア寄りに見えた。
ヤツはモスクワを訪問して「今回の訪問を通じて、スーダンとロシアの関係をより広い視野に進め、さまざまな分野での協力関係を強化したい」と述べたり(REUTERS)、スーダンの金鉱採掘と治安維持で、ロシアの傭兵組織ワグナーとビジネスもしていた。(The Washington Post)
だが、ヘメッティは昨年までは、ロシア寄りに見えた。
ヤツはモスクワを訪問して「今回の訪問を通じて、スーダンとロシアの関係をより広い視野に進め、さまざまな分野での協力関係を強化したい」と述べたり(REUTERS)、スーダンの金鉱採掘と治安維持で、ロシアの傭兵組織ワグナーとビジネスもしていた。(The Washington Post)
スーダンのクーデター指導者、いわゆる急速支援部隊(RSF)の傭兵モハメド・ハムダン・ダガロ「ハメッティ」は、クーデターのわずか2日前にアメリカ、イギリス、ノルウェーの特使と面会しているという
— tobimono2 (@tobimono2) April 22, 2023
彼は中東でよく知られた古い傭兵だという。 pic.twitter.com/zAdvPstneo
類は友を呼ぶ、だな。
アメリカを世界の頂点から引き摺りおろそうとする者は誰でも潰され、殺される。
アメリカは、平和的手段や賄賂で欲しいものを手に入れることができないと、 経済制裁、貿易戦争、不正選挙、あるいはスーダンのように、ウクライナのように政府を転覆させるからな。(HAL Turner Radio Show)
アメリカを世界の頂点から引き摺りおろそうとする者は誰でも潰され、殺される。
アメリカは、平和的手段や賄賂で欲しいものを手に入れることができないと、 経済制裁、貿易戦争、不正選挙、あるいはスーダンのように、ウクライナのように政府を転覆させるからな。(HAL Turner Radio Show)
なんでスーダン? なんで今?
もしかして、ウクライナの戦況を隠すため?
まさか、これも代理戦争?
実は2年前、スーダンは紅海にロシアの海軍軍港を設置し、
その見返りに防空と武器供与を受けることで合意していた。
それが、4月にスーダンの軍事政権が文民政権に移行した後、実行されることが決定したのが2月9日。
ところが、その2ヶ月後のクーデター。