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ぴょんぴょんの「南スーダンに光を!」
南スーダンで今なお増え続けている飢え
今年2月の報告によれば、南スーダンで飢えている人は、人口の60%にのぼる。
昨年よりも13%も増えている。
5才以下の子どもは、86万人が極度の栄養失調。
それに加えて、干ばつ、洪水、作物の病害で、穀物の収穫が減り、
去年は61%だった収穫高が、今年は52%に下がった。
(DAILY SABAH)
昨年よりも13%も増えている。
5才以下の子どもは、86万人が極度の栄養失調。
それに加えて、干ばつ、洪水、作物の病害で、穀物の収穫が減り、
去年は61%だった収穫高が、今年は52%に下がった。
(DAILY SABAH)
南スーダンとスーダンの分断
もともとは、一つのスーダンだった。
そこから、2011年に独立したのが南スーダン。
下の地図の着色部分が、現在のスーダン。
その下が南スーダン。
南スーダンが独立するまで、数々の内戦があった。
独立後の南スーダンでも内戦があり、農地は荒れて、耕す農民もいない。
そこから、2011年に独立したのが南スーダン。
下の地図の着色部分が、現在のスーダン。
その下が南スーダン。
南スーダンが独立するまで、数々の内戦があった。
独立後の南スーダンでも内戦があり、農地は荒れて、耕す農民もいない。
そうすれば下々の反感は、イギリスに向かわない。
これを「間接統治」と言う。
それができたら、今度は、「分断統治」。
南北スーダンの行き来を禁じて、北部「アラブ系」遊牧民族と、南部「非アラブ系」定住民族を、分断する。
これを「間接統治」と言う。
それができたら、今度は、「分断統治」。
南北スーダンの行き来を禁じて、北部「アラブ系」遊牧民族と、南部「非アラブ系」定住民族を、分断する。
このとき作られた、「アラブ系」 vs 「非アラブ系」の構図は後々、紛争のタネになる。
そして仕上げが、「南部政策」。
北部スーダンにはイスラム教を奨励し、人材育成のために高等教育機関を置いた。
一方、南部スーダンにはキリスト教を入れ、高等教育機関は置かない。(長周新聞)
そして仕上げが、「南部政策」。
北部スーダンにはイスラム教を奨励し、人材育成のために高等教育機関を置いた。
一方、南部スーダンにはキリスト教を入れ、高等教育機関は置かない。(長周新聞)
そうだ。
北が南を見下して、「オレたちは、南にいるアフリカンとは違う」と思うようにさせたんだ。(長周新聞)
そんな風に、イギリスはスーダンに「間接統治」、「分割統治」、「南部政策」をやった。
イギリスから独立した後も、「アラブ系」の支配が続くから、「アラブ系」の土地は開発されても、「非アラブ系」の土地はいつまでも未開発のまま。
北が南を見下して、「オレたちは、南にいるアフリカンとは違う」と思うようにさせたんだ。(長周新聞)
そんな風に、イギリスはスーダンに「間接統治」、「分割統治」、「南部政策」をやった。
イギリスから独立した後も、「アラブ系」の支配が続くから、「アラブ系」の土地は開発されても、「非アラブ系」の土地はいつまでも未開発のまま。
「(スーダンは)イギリスから独立した時点から今に至るまで、10年間の休戦期間を除いてほとんど安定した期間がなく発展する余地がなかった国である。
南北スーダンの分断の主な要因の一つとなったのはイギリスの植民地政策である。」(長周新聞)
南北スーダンの分断の主な要因の一つとなったのはイギリスの植民地政策である。」(長周新聞)
次に、「世界最悪の人道危機」と呼ばれる、スーダンのダルフール紛争 を見てみよう。
そうだ、南スーダンが独立する前、一つのスーダンだった時代から続く紛争だ。
ことの起こりは2003年。
スーダン政府に不満をもつダルフールの黒人たちが、蜂起して紛争が勃発した。 (HUFFPOST)
それに対してスーダン政府は、カラシニコフ銃やロケット弾で武装した、アラブ民兵「ジャンジャウィード」、別名「悪魔の兵士」を使って、住人を無差別攻撃、つまりジェノサイド(民族浄化)を行わせたんだ。
ことの起こりは2003年。
スーダン政府に不満をもつダルフールの黒人たちが、蜂起して紛争が勃発した。 (HUFFPOST)
それに対してスーダン政府は、カラシニコフ銃やロケット弾で武装した、アラブ民兵「ジャンジャウィード」、別名「悪魔の兵士」を使って、住人を無差別攻撃、つまりジェノサイド(民族浄化)を行わせたんだ。
1956年、スーダンがイギリスから独立したときから、南部、つまり現在の南スーダンの住民たちは不満をつのらせていた。
イギリスが施した「南部政策」「間接統治」「分断統治」で、南北スーダンの格差が広がり、それをそのまま継承した、独立スーダンに対する不満はふくらんでいく。
イギリスが施した「南部政策」「間接統治」「分断統治」で、南北スーダンの格差が広がり、それをそのまま継承した、独立スーダンに対する不満はふくらんでいく。
南スーダンでの内紛の真相
しかし、独立して息つくヒマもなく、今度は南スーダン国内で、紛争が始まった。
南スーダン大統領は最大部族の「ディンカ族」、副大統領は二番手の「ヌエル族」。
副大統領がクーデターを企てているという噂に、大統領が激怒。
副大統領をクビにしたことで、部族争いの幕が、切って落とされた。
南スーダン大統領は最大部族の「ディンカ族」、副大統領は二番手の「ヌエル族」。
副大統領がクーデターを企てているという噂に、大統領が激怒。
副大統領をクビにしたことで、部族争いの幕が、切って落とされた。
これまでは、南スーダン独立のために、各部族が結束して戦ってきた。
しかし、独立がかなって、北という共通の敵がいなくなったとたん、部族争いが再開してしまった。
これは、ハリウッド・スターのジョージ・クルーニーが、南スーダン政府を非難した動画だ。
最初の方に、死体がいっぱい出てくるが、1:00あたりからなら大丈夫。
しかし、独立がかなって、北という共通の敵がいなくなったとたん、部族争いが再開してしまった。
これは、ハリウッド・スターのジョージ・クルーニーが、南スーダン政府を非難した動画だ。
最初の方に、死体がいっぱい出てくるが、1:00あたりからなら大丈夫。
【閲覧注意】ジョージ・クルーニー「戦争で儲けさせてはならない!」
1:07「大統領自身も、彼の政権の腐敗が、内戦の原因であると認めている。」
1:26「キール大統領は、年俸6万ドルのはず。
しかし、ケニア、ナイロビの高級住宅街に、こんな立派な別荘も所有している。
大統領の家族は、国外でぜいたくな暮らしを満喫している。」
しかし、ケニア、ナイロビの高級住宅街に、こんな立派な別荘も所有している。
大統領の家族は、国外でぜいたくな暮らしを満喫している。」
となると、アメリカが南スーダンの大統領に、カネを渡したらしいことがわかった。
そうなると、いろいろふしぎなことが、説明できるようになる。
これまでずっと戦争してきて、しかも独立して間もない貧乏国が、よくまた戦争するだけの資金と武器があったもんだ。
そうなると、いろいろふしぎなことが、説明できるようになる。
これまでずっと戦争してきて、しかも独立して間もない貧乏国が、よくまた戦争するだけの資金と武器があったもんだ。
おかしいだろ?
さあ、こっからが、スーダン内戦の本当の理由だ。
「内戦のキーワードは石油。
1974年にアメリカの巨大石油会社シェブロンが油田を発見したのだが、その場所が現在のスーダンと南スーダンの国境周辺。・・・スーダン西部のダルフールにおける戦闘も資源争いが原因である。」(櫻井ジャーナル)
さあ、こっからが、スーダン内戦の本当の理由だ。
「内戦のキーワードは石油。
1974年にアメリカの巨大石油会社シェブロンが油田を発見したのだが、その場所が現在のスーダンと南スーダンの国境周辺。・・・スーダン西部のダルフールにおける戦闘も資源争いが原因である。」(櫻井ジャーナル)
「ブッシュ・ジュニア政権は・・・(スーダン内戦を)『飴と鞭』で停戦させ、油田地帯が両者(南北スーダン)で分け合う形になった。そして南部は南スーダンと呼ばれるようになるわけだが、その歴史を考えるとアメリカの傀儡国家としての色彩が濃いと言わざるをえない。」(櫻井ジャーナル)
そしてもう一つ、中国もからんでいる。
「スーダンにおける資源争いの背後では中国も重要な登場人物。」
「カダフィ体制を倒してアフリカ自立の道を絶ってから、欧米諸国は中国の影響力も弱めようと反撃中だ。」(櫻井ジャーナル)
「スーダンにおける資源争いの背後では中国も重要な登場人物。」
「カダフィ体制を倒してアフリカ自立の道を絶ってから、欧米諸国は中国の影響力も弱めようと反撃中だ。」(櫻井ジャーナル)
しかし、ホントのこと知ると、ひでえ話だろ?]
たかが石油の奪い合いで、戦争を仕掛けて、自分たちはうまいもん食って、安心して寝てる。
その一方で、スーダンも南スーダンも、国土は荒らされ、人々は傷つき、殺され、家も家族も失って、飢えて苦しんでいる。
こんなバカなことが、まかり通ってるのが今の地球だ。
たかが石油の奪い合いで、戦争を仕掛けて、自分たちはうまいもん食って、安心して寝てる。
その一方で、スーダンも南スーダンも、国土は荒らされ、人々は傷つき、殺され、家も家族も失って、飢えて苦しんでいる。
こんなバカなことが、まかり通ってるのが今の地球だ。
本当のことを知って、多くの人に知らせて、人々の関心を南スーダンに向けることだな。
ミサキタカクノボルヒメミコ様、タカキウチュウノヒカリノヒメミコ様の光が、降り注いでいる今こそ、きっと良い方向に向かうと思う。
ミサキタカクノボルヒメミコ様、タカキウチュウノヒカリノヒメミコ様の光が、降り注いでいる今こそ、きっと良い方向に向かうと思う。
また、2016年12月には、自衛隊PKOの「駆け付け警護」が安保法改正で認められ、いろいろな議論がなされました。
でも、スーダンや、そこから独立した南スーダンのことは、ニュースに出てきません。
トップはサイコパス、どんどん貧困になる国民、問題山積みの日本ですが、今のスーダン、南スーダンの状況を知れば、これまで日本が平和であったことに、感謝でいっぱいになります。