ウクライナ軍によるドローン攻撃によってザポロジエ原子力発電所で火災が発生 ~『キエフがザポロジエとクルスク原子力発電所の核廃棄物施設に対する「ダーティ・ボム」攻撃を計画している可能性』

竹下雅敏氏からの情報です。
 8月11日のウクライナ軍によるドローン攻撃によって、ドニエプル川沿いに位置するザポロジエ原子力発電所で火災が発生しました。
 “続きはこちらから”の動画に、攻撃された冷却塔の火災の様子が映っていますが、原発周辺の放射線量に変化は見られないとのことです。
 西側メディアはロシアが原発で「古いタイヤを大量に燃やしている」というウクライナ当局のフェイクニュースを流しています。原発に駐在するIAEAの専門家らは、夕方に何度か爆発音が鳴り響いた後、発電所北西部の冷却塔から黒煙が上がっているのを確認したと証言しています。
 また8月17日の朝には、ザポロジエ原発の従業員が通る道路をウクライナ軍が無人機で攻撃し、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は、「ザポロジエ原発の原子力安全状況は、本日(17日)、発電所敷地周辺の道路で発生した無人機攻撃を受けて悪化している」との声明を出しました。
 グロッシ事務局長の声明はいつもそうですが、攻撃がウクライナ軍によるものだということには決して触れません。弱みを握られているのか、脅されているのか、本当のことを言えないみたいです。
 冒頭の動画をご覧ください。RT特派員のイゴール・シャナ氏は、“様々なメディアが、ロシアの治安機関内の匿名の情報源を引用し、キエフがザポロジエとクルスク原子力発電所の核廃棄物施設に対する「ダーティ・ボム」攻撃を計画している可能性があると報じています。…ロシアの治安機関は、キエフがこの攻撃のために準備した特殊爆弾の正確な場所さえも把握しているようです。…また、今回の作戦は、主にイギリスのNATOの教官によって計画されているという主張もなされています。…ロシア外務省はすでにこれに対して反応を示しており、キエフ当局と西側諸国に対し、この情報を非常に真剣に受け止めるよう呼びかけています”と話しています。
 スプートニクは、“特殊な弾頭がすでにドニエプロペトロフスク州ジョルティエ・ヴォディ市に運ばれたという”と報じています。
 2022年3月29日にトルコのイスタンブールで行われた「ロシアとウクライナの和平合意」を潰したのは、イギリスのボリス・ジョンソン首相(当時)だったことが分っています。
 そのボリス・ジョンソンですが、こちらのツイートによれば、“ウクライナ軍がストーム・シャドウ・ミサイルでロシア領土を攻撃できるようにすること”を求めています。
 アメリカ、イギリス、イスラエルは悪の枢軸だと思いますが、ウクライナの後ろには「悪の枢軸」とその取り巻き(日本を含む)がいるわけです。こうした基本的な事柄すら全く分っていない日本人が多いことはとても残念です。
(竹下雅敏)
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