元CIA情報分析官のラリー・ジョンソン氏「ロシアもイランも計画を知っており、ずっとアサドに警告していた」 / シリア政変はアメリカ、イスラエル、トルコ、カタールが仕掛けたもので、トルコのエルドアン大統領はロシアのプーチン大統領に計画をあらかじめ知らせていた

竹下雅敏氏からの情報です。
 元CIA情報分析官のラリー・ジョンソン氏は、“ロシアもイランも計画を知っており、ずっとアサドに警告していた”と言っています。
 私は12月8日の記事でシリアでの政変について、“アメリカ・イスラエルは当然として、イラン・カタール・サウジアラビア・ヨルダン・エジプト・イラク・トルコ・ロシアの首脳陣、そしてバシャール・アル・アサドも今回の政変を事前に承認していたように思えます。”とコメントしたのですが、今でもこの感覚は変わっていません。
 ラリー・ジョンソン氏は、少なくともロシアとイランは計画を知っていたと言っており、その上でロシアとイランはハヤット・タハリール・アル・シャーム(HTS)のダマスカスへの進軍に対して無抵抗だったことになります。
 この不可解なロシアとイランの行動について、イランの元エリート外交官で国際問題専門家であるアブドルレザ・ファラジ=ラド氏の分析は、欠けていた「パズルの重要なピース」のいくつかを補うものです。
 最後のスレッドは、読みやすいように一つにまとめています。翻訳は機械翻訳なので、どこまで正確なのかは分かりません。
 バッシャール・アル=アサド政権はアラブ首長国連邦を経由して、アメリカ・イスラエルとの秘密交渉を行い、イランやロシアから離れアラブ世界に接近する見返りに、西側の対シリア制裁の緩和を期待していた。トルコのエルドアン大統領はこの情報を知ると、親トルコ派のシリア人聖戦士を迅速に動員した。アサド政権がアメリカ・イスラエルと和解すると、シリアにおけるトルコの新オスマン主義の野望が潰えるためである。トルコの行動はCIAとモサドの思惑に沿ったものだった。アメリカとイスラエルは親トルコ派のシリア人聖戦士の攻撃によって、シリアでの内戦を再燃させロシアとイランを内戦の泥沼に引きずり込むことが狙いだった。しかし、思惑とは裏腹にロシアもイランもシリアに手を出さず、「シリア軍」は驚くべきことに何の抵抗も示さなかった。聖戦士たちはシリアでロシア軍やイラン軍を攻撃しなかった、と説明しています。
 まだ、いくつかのパズルのピースが欠けているとは思いますが、今回のシリア政変の奇妙さを理解する手がかりは得られそうです。
 私の感覚では、今回のシリア政変はアメリカ、イスラエル、トルコ、カタールが仕掛けたもので、トルコのエルドアン大統領はロシアのプーチン大統領に計画をあらかじめ知らせていたと見ています。
 なぜ、そう思うのかというと、通常ならトルコはロシア、イランを裏切ったわけで、ロシアの哲学者アレクサンダー・ドゥーギン氏は「彼はロシアを裏切った。彼はイランを裏切った。彼は破滅した。そして今、トルコの終焉が始まった。」と言っています。しかし、不思議なことにプーチン大統領やラブロフ外相のエルドアン大統領に対する「好意」の波動を計測すると、非常に高いのです。
 この事は、『24/12/9 フルフォード情報英語版』でトルコのシリア侵攻を、“トルコとロシアの合同の権力行使である”と指摘していた事と重なります。
(竹下雅敏)
————————————————————————
配信元)

※全文はツイッターをクリックしてご覧ください

※全文はツイッターをクリックしてご覧ください

※全文はツイッターをクリックしてご覧ください

※英文全文はツイッターをクリックしてご覧ください
シリアが国家としての地位を失った場合、地域の主要なプレーヤーの勢力圏と利益に応じた領土の分配の可能性。

⏺ タルトゥースとラタキアのアラウィ派国家(ロシアの保護下)。
⏺ 南部のドゥルーズ派国家(イスラエルの保護下)。
⏺ 米国の保護下にあるクルド人国家(ラッカ、マンビジュ、ユーフラテス川地域)。
⏺ トルコの保護下にあるアレッポのトルコ人とスンニ派アラブ人の国家。
⏺ サウジアラビア王国の保護下にあるダマスカスのスンニ派アラブ国家。


※英文全文はツイッターをクリックしてご覧ください
アブドルレザ・ファラジ=ラドはイランの国際問題専門家であり、最近、アルマン=エムルーズ紙に社説を寄稿した。
この記事では、シリアにおける最近の動向と、この地域における同盟関係の変化について分析している。
主な分析ポイントは以下の通り:
バッシャール・アル=アサド政権はアラブ首長国連邦と交渉し、イランやロシアから離れ、アラブ世界に接近しようとしていた。
米国は、一定の譲歩と引き換えにシリアに対する制裁を解除することを申し出た。
トルコは武装勢力を動員し、米国やイスラエルと協調することでこれに応じた。
こうした動きは、この地域におけるトルコの地政学的影響力を大幅に強化した。
ファラジ=ラドは、トルコがザンゲズル地域に対する関心を復活させ、アゼルバイジャンがシウニクに侵攻する可能性を警告している。

イランの元エリート外交官アブドルレザ・ファラジ=ラド氏は、ロシアをシリアでの長期にわたる疲弊した戦争に引きずり込もうとするワシントンとテルアビブの秘密共同計画を阻止するために、プーチンがいかに狡猾にエルドアンを利用したかについて詳述した。 

シリアの賭け
シリアにおけるイランの強力なプレゼンスの提唱者として知られる著名なイランの外交官アブドレス・ファラジ=ラド氏が昨日分析したように、シリアのジハード主義者たちをイスラエルと米国に対して直接出撃させるというプーチンの巧妙なシリアの策略は...

モスクワにおける「アサドの迅速な排除」は突然現れたわけではなく、今年のシリア周辺でのワシントンとテルアビブによる秘密襲撃に対するロシアの完璧な対応だった。今年、イスラエルとアメリカは首長国連邦を経由して...

アサド大統領とそのシリア支持者と秘密交渉を始めた。イランとロシアから「シリアによる大幅な離脱」と引き換えに、「西側の対シリア制裁を緩和する」と約束した。狡猾なアサド派は...

この交渉の一環として、政権を圧迫しているシリアの深刻な経済危機の解決を約束した。しかし会談は注目を逃れられず、何者かが会談に関する情報をトルコのエルドアン大統領に届けるよう手配した...

イランとロシアを犠牲にして、アサド派がイスラエルやアメリカと交渉によって和解すれば、シリアにおけるトルコの野望の終わりを意味する。予想通り、エルドアンは数少ない親トルコ派のシリア人聖戦士を迅速に動員し...

彼らは11月末、イスラエル情報機関でさえ当初は純粋な自爆攻撃とみなしていた攻撃に出た。親トルコ聖戦戦士によるシリア・アサド派への攻撃は、ワシントンとテルアビブがシリアの血なまぐさい内戦を再燃させ...

ロシアやイランを含むすべての側を長引く戦闘で疲弊させ、イスラエルによるパレスチナ人とレバノン人に対する作戦継続の口実を与えることを意図したものだった。しかし、CIAと...

モサドの思惑とは裏腹に、「シリア軍」は驚くべきことに何の抵抗も示さず、テヘランが援軍を派遣せず、シリアのイラン警備隊は主に目視で抵抗したため、エルドアン大統領の聖戦戦士による攻撃はすぐに成功の栄冠を手にした。結果は...

プーチン大統領の作戦はすでに衝撃的だ。聖戦士たちはシリアでロシア軍やイラン軍を攻撃していない。しかし、彼らの急速な進軍により、恐怖に駆られたイスラエルは既に昨日からシリアを狂ったように爆撃し始め、国連決議に違反して侵略を始めた...

条約によって非武装化されたシリアの領土に侵攻し、国防総省は今日の午後、ジハーディストに対してB-52を数機派遣し、無人機で破壊し、劇的な権力宣言を行った。しかし、少し前までイスラエルは...

アサド、ロシア、イランとの戦いで負傷したジハード主義者たちを、アメリカの要請を受け、自国の領土で密かに治療していた。
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477481194348908
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477483752632545
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477486134976690
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477488647664083
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477491474550959
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477493915373753
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477496213852265
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477499116646620
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477501847138587
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477504573083752
https://x.com/Danielkalombo/status/1866477507261677972

Comments are closed.