皇室典範改正案の焦点 ~「養子縁組による皇位継承」に国民の理解は得られるか

竹下雅敏氏からの情報です。
 下の動画を先にご覧ください。政府の皇室典範改正案を審議する7月15日の参院特別委員会で、共産党の小池晃氏は、“男系男子を不動の原則としている改定案に、日本共産党は反対しております(3分8秒)。…中でも大問題は、養子の子を天皇にできるようにすることであります。衆議院で宮内庁は、昭和22年に皇籍離脱された皇族男子の方々は、現在の天皇とは36親等から38親等の隔たりがあると答弁されました。6親等離れれば、民法上の親族ではないんですね。38親等というふうになれば、もうほとんど、赤の他人ではないかというような指摘もされているわけであります。ですから、2005年の政府有識者会議の報告書でも、養子縁組旧皇族の皇籍復帰という案は、国民の理解と支持・安定性・伝統のいずれの視点から見ても問題点があり、採用することは極めて困難であるとされたわけであります。ところが今度の改定案は、あくまで女性が天皇となる道をふさぐ一方で、遠い遠い血筋の人を養子にして、その子が男子であれば皇位継承権を持たせようと。私ね、とてもこれは国民的理解と支持は得られないと思いますが、いかがですか?(3分27秒)”と質問しています。
 共産党は「日本国憲法の条項と精神に照らせば、女性天皇、女系天皇は当然認められるべき(7分)」だという考えです。しかし、女性天皇は歴史上、推古天皇や持統天皇など8人存在しましたが、女系天皇は126代続くとされる歴代天皇で一人も存在しません。
 私は、女性天皇は認めるべきだと思いますが、女系天皇は認めるべきだとは思いません。皇室典範の第1条は「皇位継承資格は皇統に属する男系男子のみ」ですが、ここを「皇位継承資格は皇統に属する男系の子のみ」に変えればいいと思っています。
 この点について、ひろゆき氏は、“僕も、女性天皇はあったとしても女系はどうかなと思ってるんですけど、一夫一婦制で家系を継ぐというのは不可能だよねっていうのは、割と歴史を見てもそうなんですよね。…女性1人男性1人の結婚で天皇制を維持するというのは、基本無理だよね…”と話していますが、これは本質を突いた指摘だと思います。
 基本無理なやり方で天皇制を維持しようとすると、皇室典範の第9条「天皇および皇族は、養子をすることができない」を変更して、36親等から38親等の隔たりがある養子縁組という「国民の理解と支持・安定性・伝統のいずれの視点から見ても問題点」のある改正をしなければならないという事でしょう。
 冒頭の動画は、保守の人たちの考えが良く分かる動画になっています。
(竹下雅敏)
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令和の皇室典範改正/何が変わるのか?
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