読者の方からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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言及を避けました。https://t.co/cmwYHUKdUC
— 弁護士ドットコムニュース (@bengo4topics) August 12, 2026
検察トップの検事総長に新たに就任した川原隆司氏。
記者会見で第三者委員会による調査について問われたが、「今年度中にハラスメント調査をすると決定している」と述べるにとどめた。
改めるべきは「正義感」などではなく、違憲・違法な行為です
— 平 裕介 Yusuke TAIRA (@YusukeTaira) August 13, 2026
逆風の東京地検トップに女性初の松下氏 「行きすぎた正義感改める」(朝日新聞)#Yahooニュースhttps://t.co/bEsSNCjvoO
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「何が何でも有罪に」”冤罪&相次ぐ不祥事”検察が抱える構造的問題/「ストーリー通りの調書を取ると出世」元東京地検特捜部検事が激白
配信元)
YouTube 26/8/14
【要点の書き起こし】
なぜ冤罪は起きるのか
いろんな構造の冤罪がある。捜査機関の見立て違いを完全に無くすことは難しい。
2:00
むしろ構造的に冤罪が作り上げられるところが問題だ。
一般的な事件には被害者や遺族、そして犯人がいる。
それとは異なり、例えば特捜部が立件する事件、贈収賄事件、政治資金規正法違反は被害が見えない。
捜査機関が「ここに事件がある」と判断して立件するから事件になる。
検察の責任で立件して、起訴して、その上で無罪になったら大変な責めを追うことになる。
立件した以上は何がなんでも起訴し、有罪にしようとする力が働く。
そこに冤罪が起きるメカニズムがある。
3:55
ストーリーを作って、それが犯罪にあたると捜査機関側、特捜部が判断する。
それを検察組織の内部で了解して意思決定する。そこから事件となる。
現場の主任検事とか副部長とか特捜部長とかの見立てがストーリーとなる。
その見立てが、世の中の構造や実態をよく分かっていて事件の存在を的確に判断していれば、冤罪の可能性は少なくなる。
しかし上層部の勝手な思い込みで「これが事件だ」と判断して、それに沿うストーリーを作り上げてしまうと冤罪になる。
組織が一定の方向に動き出せば、末端の人間が異を唱えることは不可能。
5:40
1990年代ゼネコン汚職事件で いかに酷いことが起こっていたか。
一般に検察は、積極的にストーリーを実現する方向に努力する。
「割り屋」と言われて評価をされる人間はストーリー通りの調書をとってくる。
それは真実ではなくストーリーに合わせた自白をとっただけだ。
このように、かつては「検察官が調書を取ればそれでよし」だった。
検察官調書は証拠になっていたので裁判で覆ることはなかった。
8:16
しかし、現在はもっと複雑になっている。
2009年に裁判員裁判が導入されて以降、法廷での証言を重視する運用が広がった。
検察が押し付けていたストーリーが証言で覆されると立証できない。
そのため、被告が無罪主張しないように人質司法で押し付ける形になってきた。
「いつまでも無罪主張していたら保釈ができない、釈放されない、いつまでも拘束が続くぞ」というプレッシャーをかけて、無罪主張を諦めさせる。
それによって冤罪が生まれる。
9:53
もう一点、裁判員裁判の導入で「公判前整理手続」という、裁判の前に争点と証拠を整理する手続きが始まった。
この手続きが裁判員裁判でなくても、特捜事件でも導入した。
すると、この公判前整理手続が終わらない間はなかなか保釈が認められず、ずっと拘置所に閉じ込められることになる。
早く出してもらいたかったら「無罪主張を諦めて、一切争いません、特捜部の仰せの通りです」という方向に持っていく。
裁判員裁判導入以前よりもひどい状況になっている。
また裁判官も、裁判員裁判への手間に時間を取られて、一般の事件の時間が取れない。
否認事件で証拠に基づいて判断することが難しいので、できるだけ無罪主張をしてほしくないと刑事裁判官も思うようになる。
否認するといつまでも保釈を認めないという方向に働きがちになる。
12:05
検察官は、個人が取り調べをして起訴する権限を持つ。
まともな判断をする能力がない人間が検事をやると恐ろしいことが起きる。
常識はずれの権限行使をする。
典型例が、障害者施設で働いていた16歳の女性が逮捕され取り調べが原因で死亡した事件だ。
「こんなこと、真っ当な検事だったらやってはいけない」「そもそも警察の逮捕を認めてはいけない」
14:05
20年前に法曹養成制度が大きく変わった。
司法試験を目指す人が大幅に減り、同時に合格率は高くなったので全体として人材の質が落ちたと思われる。
その上で成績優秀者は、弁護士として高給の大手法律事務所を目指すようになった。
やる気があって誠実に良心を持って仕事に取り組む検事が評価されるシステムであれば良いが、今は逆。
単純に物事を決めつけて、上司が期待している方向に結果を出すことばかりを考えている人間の方が無能な上司にはウケる。
するとそのような人間が出世をして、悪貨が良貨を駆逐してしまう現象が起きる。
検察の劣化は本当に深刻だ。
16:35
取り調べの可視化が実現しているのに、なぜあのような無茶な取り調べをするのか。
それは「どうせ見ない」とたかを括っているから。
弁護人であっても何時間もチェックできない。
可視化は意味がない。
当事者が何月何日のどの時間帯に、どういう取り調べがあったと特定できれば、そこを確認できるが、似たような長時間の取り調べの中で覚えていないのが普通だ。
なのであまり問題になっていない。
プレサンス事件では、山岸氏が不動産会社の社長で資金力があるので、ものすごいお金をかけて弁護士事務所に全部出させて、全部時間をかけて確認させて、とんでもない場面が出てきたから問題になったものだ。
「最後はお金でしか解決できない」
だからもっと取り調べの時間を短くしないといけないし、単に録音録画をするだけでなく、弁護士の立ち会いを認めなければいけない。
しかし検察は認めないだろう。
20:10
世の中の一般的な組織は情報を開示しなければいけないし、説明責任も果たさなければいけない。
しかし検察は情報開示責任も説明責任も一切負わない。
内部で決めてしまったら「全て正義」で完結してしまう。
不祥事の会見も反省もない。
検察は正義だと思い込んでいることが問題。正義は相対的なもの、絶対正義なんてありえない。
正義でありたいと思う気持ちは重要だが、正義が固定されてしまったら、それが暴走し始める。
それが特捜部で特に顕著だ。
22:02
検察を正常化するにはどうすれば良いか。
検事個人個人の能力をもっと活かす。
検事個人が法律家として判断をして、きちんと証拠を評価して、必要であれば事件を立件する、処罰すべきだと判断すれば起訴するという、検事個人個人の責任感を持った仕事を積み重ねていけば、確実に検事個人の能力は高まっていくし、その中で本当にいい仕事をした検事が出世をして部下を指導していくというサイクルになれば良い。
今のままだと悪い人材が力を持つので、どこかで断ち切らないといけない。
今後は「法曹一元化」して、裁判官、検察官、弁護士が固定されず、人材が流動する仕組みが必要だ。
人事制度、採用制度含めて解体的出直しが必要。
内部からの変化は無理で、外からの力が必要だろう。


一般的な事件には被害者や犯人が存在しますが、それとは異なり、例えば特捜部が立件する事件、贈収賄事件、政治資金規正法違反などは被害が見えません。捜査機関が「ここに事件がある」と判断して事件になります。現場の主任検事などの上司が見立てたストーリーで立件し、起訴する以上、何が何でも有罪にする力が働くそうです。そのストーリーが世の中の構造や実態をよく分かっていて事件の存在を的確に判断していれば冤罪の可能性は少なくなりますが、上層部の勝手な思い込みであれば悲惨です。「割り屋」と言われる、ストーリー通りの自白調書をとるのが得意な検事は上司に評価をされますが、そこに真実は関係ありません。
2009年に裁判員裁判が導入されて以降は、法廷での証言を重視する運用が広がったため、検察が押し付けていたストーリーの自白調書が法廷での証言で覆されるようになりました。そのため検察は被告が無罪主張をしないように人質司法で押し付ける形になってきたそうです。「いつまでも無罪主張していたら保釈ができない、釈放されない、いつまでも拘束が続く」というプレッシャーをかけて、無罪主張を諦めさせるそうです。それによって冤罪が生まれます。これは犯罪ではないのか。
驚いたのは、取り調べ現場の録音録画にほとんど意味がないということです。長時間の似たような取り調べの記録は弁護士でさえチェックできないそうです。「検察なめんな!」と怒鳴って問題となったプレサンス事件では、たまたま被告が不動産会社の社長で資金力があるので、ものすごいお金をかけて弁護士事務所に全部出させ、全部時間をかけて確認させて、ようやくとんでもない場面が出てきたからこそ問題になったようです。「最後はお金でしか解決できない」という現実がありました。郷原氏は「もっと取り調べの時間を短くしないといけないし、単に録音録画をするだけでなく、弁護士の立ち会いを認めなければいけない。しかし検察は認めないだろう。」
検察組織は正常化するだろうかとの問いに、郷原氏は「人事制度、採用制度含めて解体的出直しが必要。内部からの変化は無理で外からの力が必要だ。」と述べています。