[カラパイア]「人間だもの。」 人は本能的に他者の人間性を否定する(イタリア研究) 〜本質的なコミュニケーション能力とは〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 人間は言葉が大事になりすぎているのだと思います。コミュニケーションは言葉だけで行うものではありません。多くの人は言葉によって意思疎通が可能だと思っているのかも知れませんが、もしそうであるなら、安倍ちゃんがオバマ政権の意向を読み違えるなどということは起こらないはずです。
 野口晴哉氏の著作をご覧になれば、言葉で表現されるものは本心ではなく、言葉の裏にある本人ですら気づいていないかも知れない思いを掴み取る能力、それこそが本質的なコミュニケーション能力だということになります。他人を理解するというのは、言葉の上での理解ではなく、この本心の部分からの理解でなければなりません。
 こうした他者を理解する能力の拡大に最も適切なのが子育てです。わが子に自分の価値観を押し付けるのではなく、“理解しようとすること”で子供とそして自分自身の理解につながるのです。そういう意味で、保育園などの託児施設の充実を求める女性たちの声には疑問を感じざるを得ません。他者を理解する最も大切な出発点とも言える育児を放棄するという行為が、結果的に自分だけではなく、子供の他者に対する共感や理解能力をも阻害することになるのです。それはこの記事にあるように、最終的に暴力そして戦争へと向かう道なのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「人間だもの。」 人は本能的に他者の人間性を否定する(イタリア研究)
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本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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