[マスコミに載らない海外記事]テロと騒乱: アメリカによる中国封じ込め 〜
香港デモ、チベット問題、ウイグル問題の背後はすべてアメリカ

竹下雅敏氏からの情報です。
 この記事に書かれている事実を、一体どの位の人たちが認識しているのでしょうか。田中龍作さんですら、国際情勢という視点では的の外れた記事を出しています。同様に、香港の多くの善良な学生が、民主主義や言論の自由といった大義名分で目をくらまされ、本当には何が起こっているのかを理解しないまま、デモの指導者の売国行為に加担しているのです。
 以前から新疆ウイグル自治区の問題もアメリカの工作によるもので、中国の封じ込め、そして分割戦略の一環であると説明して来たのですが、この記事でようやくその具体的な内容が明らかになりました。
 以前、なぜチベット問題やウイグル問題を取り上げないのかという意見があったのですが、私には背後にアメリカが居ることは明白な事実で、アメリカの陰謀に対して、胡錦涛・習近平両氏を始めとする良識的な中国共産党首脳部が激しく抵抗しているという視点でコメントをしてきました。
当時これらの問題に関する記事を取り上げなかったのは、第三次大戦に繋がる重要な問題ではなかったということと、私の主張を裏付ける具体的な記事が見つけられなかったからです。しかしこれまでに時事ブログに採り上げて来た数々の情報を見れば、私の主張が正しいことを理解して頂けると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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テロと騒乱: アメリカによる中国封じ込め
転載元より抜粋)
2014年10月2日
Tony Cartalucci
Landdestroyer (リンク先、全て英文であることをお断りしておく)

10 香港の"オキュパイ・セントラル"が、アメリカが支援する煽動であることがすっかり明らかになった今、読者諸氏は、この最新の騒動が、中国を封じ込め、とりこむ為の、アメリカ合州国が継続中のより大規模な作戦の一環に過ぎないことを認識すべきだ。

リビア等の国で、中国権益が損害を被ったいわゆる"アラブの春"という形で現れたこの代理戦争は、アメリカが支援する政府転覆や、直接的軍事介入による混沌にまで落ちぶれた。欧米が、その混沌を利用して、中国権益をアフリカ大陸から追い出す為の代理の戦場に、スーダンもなっている

最近、政変が東南アジアを襲った。タイはようやく最近、独裁者タクシン・シナワットが率いるアメリカ傀儡政権を追い出したが、隣国ミヤンマーは、アウン・サン・スー・チーが率いるアメリカ-イギリスによる政治フロント組織支配による煽動を払いのけようとしている。

アメリカは、中国国内自体で、中国の広大な地域を支配不能にしようという企みの中で、中国社会を不安定化し、分裂させる手段として、テロを巧みに使っている。中国西部の新疆では、アメリカ合州国が暴力的分離主義者を本格的に支援している。

実際に、新疆ウイグル分離主義者支援をしているのは、何よりまず、アメリカ国務省の全米民主主義基金 (NED)を通したアメリカ合州国だ

アメリカが資金援助している、様々なフロント組織のものを掲載しているが、それには下記のものもある。

国際ウイグル人権民主主義財団 $187,918
ウイグル族の女性と子供達の人権を推進する。財団は、英語・ウイグル語ウェブサイトを運用し、ウイグル人女性と子供達の人権擁護を唱導している。

国際ウイグルPENクラブ $45,000
ウイグルの為の言論の自由を推進する。国際ウイグルPENクラブは、迫害されている詩人、歴史学者、ジャーナリスト等々の禁書や、作品や、状況に関する情報を提供するウェブを運用する。ウイグルPENは、投獄されている作家達の為に、国際擁護キャンペーンも行う。

ウイグル・アメリカ協会 $280,000
ウイグル人権問題の認識を強化する。UAAのウイグル人権プロジェクトは、新疆ウイグル自治区のチュルク語族住民を苦しめている人権侵害に関する独自の正確な情報を調査し、記録し、国際的関心を惹きつける。

世界ウイグル議会 $185,000
効果的な人権や、民主主義キャンペーンを実施するウイグル民主主義派集団や指導者の能力を向上させる。世界ウイグル議会は、異民族間の問題や、ウイグル人人権唱導推進に関する民主主義派のウイグル集団や指導者の会議を開催する。

こうしたNEDが資金援助をする組織は全て、中国からの分離を、あからさまに唱導しており、そもそもこの地域に対する中国支配さえ認めておらず“中国占領”と呼んでいる。

1960年代の東南アジア全域にわたる本格的代理戦争から、アメリカが仕組んだ2011年の"アラブの春"や、新疆のテロや、現在の香港における騒動に至るまで、 起きているのは "民主主義" やら"言論の自由"の為の戦いではなく、中国主権の実存をかけた戦いだ。中国政府に関して、中国人がどの様な問題を抱えていようとも、それは中国人の問題であり、彼等だけが、彼等のやり方で解決するべきものだ。"民主主義"推進を隠れ蓑に利用して、アメリカは、アメリカが支援する機関や政策により、中国に影響を及ぼし、転覆し、取り込み、あるいは、北京の政治秩序を打倒し、その灰の上に、中国人の権益ではなく、ひたすらウオール街とワシントン権益に仕える自らの新植民地主義的秩序を樹立しようとする企みを継続するだろう。

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写真: 長年、アメリカ政府に協力して、資金を受けている「比較法・公法センター」(CCPL)理事長の座にいるアメリカ国務省の全米民主国際研究所NDIとべったり絡んでいる抗議運動指導者ベニー・タイが、香港 "占領"を呼びかけている。香港は、1841年から、1997年まで、既にイギリスに占領されていた。


"オキュパイ・セントラル"の多くの人々は善意で参加しているだろうが、指導部は、そうと知りながら、中国が1800年代から1900年代初頭、ヨーロッパ列強の手によって苦しめられたものと五十歩百歩の行為、外国権益と結束し、中国を分裂させ、破壊し、覆そうとしているのだ。

記事原文のurl: http://landdestroyer.blogspot.co.uk/2014/10/terrorism-and-turmoil-us-containment-of.html

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