竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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米ファーガソン市民、黒人少年銃殺事件の判決に抗議し暴動へ
転載元より抜粋)
The Voice of Russia 14/11/25
米国ミシシッピー州のファーガソン市で、黒人少年を銃殺した白人警官のダーレン・ウィルソンに対する陪審法廷の判決に抗議し、数百人の市民がデモを行った。同市では昨夏、白人警官が黒人のマイケル・ブラウン少年(18)を銃殺する事件が起き、社会の大きな動揺を招いていた。
12人の陪審員は9人が白人、3人が黒人。事件の全貌を解明する作業は3ヶ月に及んだ。殺されたブラウン少年の両親は陪審員らの判決に失望を表している。
タス通信の報道では、抗議市民らは複数の通りを封鎖し、治安維持機関職員に対して雑言を吐きながら、ウィルソン被告の弾劾を訴えた。検察官が、陪臣法廷ではウィルソン被告を裁判で裁く十分な証拠が見つからなかったことを明らかにすると、抗議市民は警備員に向かって石や瓶を投げつけ始め、パトカー数台が燃やされた。
このほか、同市では略奪が始まり、抗議市民らが店舗に押し入り、商品を強奪したあと、放火している様子がテレビに映し出されている。警察は催涙ガスを用いて、暴徒の散会を行った。銃声が聞かれたという報道もなされているが、逮捕者、負傷者についての情報はまだ入っていない。
オバマ大統領はテレビ演説を行い、ファーガソン市民に対し、平静を保ち、秩序を乱さぬよう呼びかけた。暴動は米国のほかの都市にも波及している。
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米政治学者、黒人少年銃殺事件はあらゆるレベルの政府の崩壊を示す
転載元より抜粋)
The Voice of Russia 14/11/26
黒人少年銃殺事件の判決の引き起こした無秩序状態について、オハイオ州立大学の政治学者ジェイソン・ジョンソン教授はCNNニュースに対し、米国政府の政策があらゆるレベルで失敗したことを示すものとのコメントを表した。
「陪審員の人種構成が最終結果に大きく影響したということ、警察は有色人種の米国人に銃を向けた場合、その責任を負うことはあまりに稀という事実の裏にもっと大きなことがある。それは政府が地元レベルでも、州レベルでも、国家レベルでさえ完全に無能であるということであり、法廷の判決はこんにち米国で正しくないことのすべてを表している。」
ジョンソン教授は、ファーガソンの市民社会が弱いことが無秩序の原因のひとつとなったとの見方を示し、正しいシナリオでは、地元の黒人社会のリーダーらは事件後、政権に圧力を講じるための長期的政治プランを構築すべきだが、警察側の状況証拠がそろっているにもかかわらず、市民社会は未だに組織されない状態に留まっていると指摘した。
「陪審員の人種構成が最終結果に大きく影響したということ、警察は有色人種の米国人に銃を向けた場合、その責任を負うことはあまりに稀という事実の裏にもっと大きなことがある。それは政府が地元レベルでも、州レベルでも、国家レベルでさえ完全に無能であるということであり、法廷の判決はこんにち米国で正しくないことのすべてを表している。」
ジョンソン教授は、ファーガソンの市民社会が弱いことが無秩序の原因のひとつとなったとの見方を示し、正しいシナリオでは、地元の黒人社会のリーダーらは事件後、政権に圧力を講じるための長期的政治プランを構築すべきだが、警察側の状況証拠がそろっているにもかかわらず、市民社会は未だに組織されない状態に留まっていると指摘した。
事件に関する印象は、やはり、将来的に戒厳令を敷く目的で社会的な実験をやっているように思えます。ただ彼らの目論見は、時間的に間に合わないように思えます。