[Sputnikほか]国連、安倍晋三氏のパン・ギムン氏に対する言いがかりを認めず / 安倍談話について 〜 戦前と戦後の支配層は基本的に同じ

竹下雅敏氏からの情報です。
 日本国民は、今の安倍政権がナチスと同根であることを、はっきりと自覚しなければならないと思います。戦前と戦後の支配層は基本的に変わっておらず、アジアを侵略し731部隊などの残虐な行為を行った子孫たちが、そのまま今の支配層として居座っているのです。
 下の記事は、日本が大好きな半分アメリカ人のパックンの記事です。確かハーバード大学卒業でしたか、さすがに頭のいい人だと思いました。特に文末の第二次大戦での各国の死者の数は、見逃さないでください。“これらの国々は、日本を「敗戦国」というよりも「開戦国」として見ている”というのはなるほどと思いました。私たちは囚われの無い視点で、かつての日本がどのような行動を取ったのか、そして今、何をしようとしているのかを見極めなければならないでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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国連、安倍晋三氏のパン・ギムン氏に対する言いがかりを認めず
転載元より抜粋)


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欧州でもアジアでも第二次世界大戦における出来事の意義を見直す試みがとられている。よって、中国がその終戦70年を祝ってパレードをおこなうことは、理にかなったことである。今日、ウラジオストクで、ロシアのプーチン大統領はこう述べた。昨日北京ではプーチン大統領と習近平国家主席の会談が実現し、そこで習近平国家主席はプーチン大統領に対し、中国が第二次世界大戦終結70周年を盛大に祝うことをロシアが支援してくれたとして、感謝の言葉を述べた。

また、ロシアが天安門広場のパレードに軍人を派遣したことについても謝意が述べられた。

プーチン大統領は日本を間接的に非難する発言によって中国を支持した。昨日日本政府は国連のパン事務総長がパレードに参加したことに抗議を表明した。国連は中立を固持するべきで、歴史上の個別の出来事について問題をこじらせるべきではない、との抗議だった。

国連はこの非難を固く退けている。国連事務総長のステファン・ジュジャリク報道官はパン事務総長の式典出席は自然なことだと主張している。第二次世界大戦は現代史の転換点であり、国連発足のきっかけとなった出来事である。パン氏にとって式典への参加は大いなる栄誉だった、とジュジャリク氏。

日本政府の国連事務総長への言いがかりは第二次世界大戦の結果を修正しようとする、また現行の世界構造にとっての勝利の意義を矮小化しようとする新たな試みに過ぎない。中国専門家アレクサンドル・ラリン氏はそう語る。

「これは事実上、日本がロシアと中国による第二次世界大戦の評価に同意していないということを意味する。日本は戦争に負けたことを認めることが出来ない。しかし占領した土地における日本兵の振る舞いや日本自身の侵略は、どうやら日本では客観的に評価されてはいないようだ。どうやら日本の支配層、または、少なくとも支配層における一定の勢力は、これら事実から国際社会の目をそむけさせ、それによって、日本軍および軍国主義者らがおこなった犯罪を忘れさせようとしているらしい。こうしたアプローチは尖閣諸島に対する日本の立場をも決定づけている。また、侵略国として日本が戦後禁じられた、海外における自衛隊の活動を認める方向性にも、それが影響している」

日本専門家のワレリイ・キスタノフ氏も意見を同じくしている。パン国連総長に対する批判は軍国主義日本の撃滅から70年がたつことに対し国際社会が注意を向けることへの不満感の現れである。

「しかしパン・ギムン氏は、明るい未来をつくるためには、正しい未来をつくるためには、過去から正しく教訓を引き出さなければならない、としている。そこにこそ彼の北京訪問の目的があっただろう。日本のパン批判は不当だ。日本は一体に非常の厳しく北京のパレードおよび習近平国家主席声明を批判した。日本は習近平国家主席がその演説のなかで日本に対する和解の言葉を言うことを期待した。しかしそうした文言はなかった」

第二次世界大戦の結果をも直すことは、現代、地政学的闘争における強力なイデオロギー的武器である。だからウラジオストクにおいてプーチン大統領は、ロシアは戦争に関する真実を守るために必要なことは全てするし、ナチスおよび軍国主義に対する戦いにおいてなされたことの真の意義を守る、と語ったのだ。
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首相談話についても、アメリカ人なので語りません
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

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