注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
放置竹林の問題は、竹林の所有者の高齢化や伐採の高額な費用にある。伐採・運搬・廃棄するのに、100坪で80万円かかる。
宮崎県都城市の企業では、16の自治体と連携して無償で伐採する。
家畜用の飼料や肥料が高騰している中、竹を原材料とした家畜の飼料「笹サイレージ」が利用されている。
まず竹を粉砕し、家畜が消化吸収しやすい大きさにする。
独自に配合した乳酸菌や糖蜜や水を投入する。
圧縮して密封して40日間発酵させる。年間3600トン生産している。
使用する畜産農家では年間300万円ほど飼料代を削減できた。
「笹サイレージ」を使用した結果、よく乳量が伸びた。一頭当たり9%増加した。
肥育牛では霜降り度が向上し、枝肉の重量は平均より30kg増加した。


どんなにゅーす?
問題になっていた放置竹林をなんとかビジネスにできないかという取り組みが数年前から紹介されていました。例えば、竹炭の肥料や、ヒット商品となったオーガニック竹歯ブラシ、これまでプラスティックや輸入の竹だったものを国産の竹製品に代える試みなどがありました。
また、切り出した竹を牡蠣養殖の筏材として出荷したり、粉砕してパウダー状にして発酵させ肥料やコンポストとして活用するなどの例もありました。いずれも竹が安定した利益生むのはもう少し先かもしれないと思いました。
ところが最初の2026年の動画(〜4:20)では、放置竹林の竹がビジネスとして成立していました。宮崎県都城市の企業は、本来100坪80万円かかる伐採作業を、16の自治体と連携して無償で伐採しています。そして伐採した竹を家畜が消化吸収しやすい大きさに粉砕し、さらに独自に配合した乳酸菌や糖蜜や水を投入し、圧縮・密封して40日間発酵させた家畜の飼料「笹サイレージ」を年間3600トン生産しています。
この「笹サイレージ」を使用する畜産農家では、年間300万円ほど飼料代を削減できた上に「乳量が一頭当たり9%増加し、また肥育牛では霜降り度が向上し、枝肉の重量は平均より30kg増加」したと報じられています。竹の繊維質が牛さんの腸内環境を改善したようです。
飼料や肥料の高騰に苦しむ畜産農家さんにとって、日本中にある竹林が希望になるかもしれません。