注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
丸山穂高衆議院議員は11日、現地で島返還の手段として戦争を持ち出し、元島民らから抗議を受けていました。
(中略)
丸山議員とやりとりをした訪問団の団長で、元島民の大塚さんは「私は真っ向から反対いたしました。戦争で取るとか取らないか、そんなこと私は聞いたこともありませんしね」と話しています。
丸山議員はこの発言の前に酒を飲んでいたということです。
元島民らはこの発言に抗議しましたが、丸山議員は酒に酔って騒いだことについては謝罪したものの、戦争発言については「賛成か反対かを聞いただけ」だとし、「北方領土を戦争で取られたわけですから、取り返すということに対して賛成か反対か聞いたと。別にそういう話があってもいいわけじゃないですか。それに対して何をダメだとおっしゃっているのかよくわからないです」とコメントしています。
(以下略)
キャスト
— 胡蝶蘭 (@3SC5vunUPhy5Env) 2019年5月13日
北方領土めぐり丸山衆院議員
「戦争で島を取り返す」
「戦争しないと、どうしようもなくないですか?」
木原氏「発言内容も問題だし、酔っ払っていることや、友好親善のために、ビザなし訪問している時にいう言葉ですか。あらゆる意味で国会議員として不適切。失格」 pic.twitter.com/x90td8knG1
憲法9条では「武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と明記してある。「ロシアが混乱しているときに取り返すのはOKですか」、「戦争しないとどうしようもなくないですか」等の発言そのものが明確な憲法違反。直ちに議員辞職するべきだ。https://t.co/xKV8wwqHvj
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) 2019年5月14日
①取り返すのに戦争をしていいと思っているのが既にクレージー
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2019年5月13日
②ロシアと戦争をしたら取り返せると思っているのが更にクレージー
③仮に戦争をした場合に生じる人的物的損害を許容できると思っているのがもっとクレージー。
④思うだけではなくマスコミの前で他人に対していうのが一層クレージー https://t.co/w6vkK8kmmP
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13日からネット上では大変な非難と抗議が上がり、反面、維新の党員らからは擁護のツイートもありました。
この丸山穂高議員は、共謀罪強行採決の時の「立役者」で、自民党でもないのに早々に審議を打ち切らせ、与党に採決を迫ったとして「維新が安倍政権の鉄砲玉」だと証明した議員でもありました。世論の非難だけでなく、ロシア上院コサチョフ国際問題委員長の怒りのコメントも報道に乗り「日露関係の流れの中でもっともひどい発言」と伝えられました。これを受けてか、さすがに維新・松井代表も態度を変えて丸山議員の除名を決めました。
この丸山議員の発言の背景には安倍政権のロシア外交の失敗があり、日本側が「日本固有の領土」と言えなくなった現実を知っての暴言だったと見られています。これほどの騒ぎになりながら、あべぴょん宣伝部のNHKでは、安倍首相の外交失敗に言及せざるを得ないため黙殺したとの指摘がもっぱらです。
米軍に首根っこを抑えられ、ロシアに対等な交渉ができず、一言も「日本固有の領土」と言えない日本政府の根本的な問題を、山本太郎議員が国会で明らかにしています。丸山議員の愚行は安倍政権の問題、そして安倍政権の失敗の本質は最後の動画で復習しましょう。