注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
〜 文字起こし 〜
山本太郎(以下、山):自由党共同代表山本太郎です。社民との会派希望の会を代表いたしまして質問いたします。
開示される文書とされない文書
平成29年9月以降、本日までに国会や国会議員に対して開示、提出された財務省が持つ森友学園の関連文書は何件ありましたか。総ページ数でいうと何ページになるでしょうか、教えて下さい。
太田財務省理財局長(以下、太):お答えを申し上げます。国会からは昨年来ご要請があって出しております。情報開示の請求を踏まえてという事もございますので、その部分も含めて申し上げますと、これまで4500ページ以上、それから先般法律相談文書を出しました。これが400ページほどございましたので、それを合わせるとだいたい5000ページ近い、5000ページぐらいのページ数となりますが、その書類を提出させていただいております。
山:すみません、平成29年9月以降って事でいいですか、5000ページは。平成29年の9月以降、そして本日までという事で区切るならば何ページぐらいですか。
太:申し訳有りません。先ほどお答え申し上げたのは、これまで森友関係についてお渡しをしたものでございます。あの、いつ以降というふうにされますと、そういうところでは整理ができておりませんので、申し訳ありません。お答えを致しかねます。申し訳ございません。
山:そういう風には対応していないと。なるほど。これ困るんですよ。どうしてか、財務省近畿財務局への告発の受理が平成29年の9月中旬。今日からその日まで遡って国会に提出された森友関連の文書の件数も分かっていない、はあ。例えばつい先日、平成30年2月9日に一年間無い無いと逃げ回っていた文書が出てきた。森友学園事案についての法律相談の文書ですよね。合計25件408ページにも及ぶ電話帳顔負けの分厚さの文書、そして今おっしゃったのが全部で5000ページぐらいあるんじゃないかって話ですよね。じゃあお聞きしたいんですけども、例えばですよ、その5000ページも含めてなんですけれども、例えば森友学園事案についての法律文書、合計で408ページにも及ぶもの、これ法律相談文書ってのは捜査に関係の無い文書だったんですか。
太:あの、捜査に関係有る無しということは、私どもは捜査を受ける立場でございますので、それは私どもがお答えできることではないという風に存じております。
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前半は、問題となっている改ざん文書について、太田財務省理財管理局長に質問しますが、以前「金額についてのやりとりはあったが、価格の提示はしていない」という驚きのコンニャク答弁をした、あの人ならではの応答で見事にはぐらかしてくれます。しかし今回、山本太郎議員は、改ざん文書の存在も内閣の行方も見えているようで、対決姿勢ではなく、官僚の人たちに向かって「この内閣についていく、〜 もうやめたほうがいいですよ。〜 この国に生きている官僚の皆さんは、この国をもう一度立て直すためにも必要な人材なんですよ」と訴えています。
後半は、景気拡大策から生活保護の問題に切り込みます。データとリアルな現状を適切に説明し、改めて生活保護受給者の窮状を訴えました。現状ですら、とてもセイフティネットとして機能していない生活保護ですが、それすら受けていない困窮者が、受給対象の7〜8割にも及ぶという実態には驚きます。安倍政権の冷酷さを浮き彫りにしました。そして、あべぴょんは予想通り、最後まで国民の困難には無関心なのでした。死ぬか刑務所で生きながらえるかというほど困窮する国民に会ってもらえないかと迫る山本太郎議員に対し、「まぁ、まさにこれは、担当のですね、ま、厚労大臣がしっかりと所管をしている訳でありますから、そうした声についてはですね、担当の、え、大臣あるいは役所からしっかりと承りたいと、このように考えております。」