天木氏の論評は、国際情勢に関しては私はあまり評価していないのですが、国内情勢に関しては非常に鋭く的確で、かなりの精度で氏の発言が的を射ていると思います。さすがに元外交官だけあって、官僚がどのように国を動かしているのかを熟知しているという気がします。
　さて天木氏の江田新党に対するアドバイスは、実に的確です。おそらく江田憲司議員は、この天木氏のメッセージを参考にするものと思います。続きを読む以降のところで、維新の石原や橋本とどのように関わるかというアドバイスまでしていますが、私も氏と同意見で、この感覚の故に以前のコメントで、おそらく新党に橋本徹や民主党の前原は参加しないだろうという書き方をしたのです。
　私も天木氏と同様に自民党が分裂するだろうと考えています。おそらくその時の中心人物には、河野太郎や小泉進次郎が入っていることでしょう。

　11月22日の記事のコメントで、“民意の高まりを受けて、みんなの党、維新の会も法案に反対する可能性がある”と書きました。この後衆院では彼らは賛成に回ったものの、結果としてコメント通り、民意の高まりを受けて彼らは参院で裁決を退席しました。さらに“みんなの党や維新の会の代表の表情が一変する姿をそのうち見ることになるでしょう”と書きましたが、この記事を見ると、まさにそういう事態が起こっていることがわかるでしょう。2本目の記事は今年の7月のものなので、現在はこの記事のような動きにはなっていないと考えます。記事を見ると江田憲司氏が結成する新党に、橋下徹、前原誠司が絡んで来るように思えますが、私の感覚ではこれは無いように感じます。この細野・江田・松野らの新党の動きは、先日書いた小泉元首相らを中心とする反原発新党の先駆けであり、いずれ、そこと合流する動きなのではないかという気がします。