注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
トランプ大統領は南部フロリダ州で3日、演説し、「昨夜、私の指示によってアメリカ軍は完璧で正確な空爆を成功させ世界一のテロリストを殺害した」と述べ、イランの精鋭部隊、革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したと述べました。
そしてソレイマニ司令官は20年にわたり中東でテロ行為を繰り返し、その指示のもと多くのアメリカ人が殺害され、最近もイラクのアメリカ大使館が攻撃を受けたほか、アメリカの外交官や軍人を標的にさらなる攻撃を計画していたと主張しました。
(中略)
「われわれは昨夜、戦争を止めるために行動を起こした。戦争を始めるために行動を起こしたのではない」と述べ、イランとの戦争は望まないという考えを改めて示しました。
そのうえで「私はイランの人々を深く尊敬している。イランの体制転換を求めているのではない。しかしながらイランの現体制による中東での攻撃はいますぐ止めなければならない」と述べ、イランの指導部を強くけん制しました。
(以下略)
アメリカの複数のメディアは6日、アメリカ軍がイランの隣国のイラクに宛てて、イラク国内に展開する部隊の撤退の準備を進めると伝えたとする書簡の内容を伝えました。
(中略)
これを受けてエスパー国防長官は急きょ記者会見し「撤退という決定は何もしていない」と述べて、書簡の内容を強く否定しました。
さらに、アメリカ軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は、書簡は下書きだとしたうえで「稚拙な文章だが、撤退は計画していない」と釈明しました。
(中略)
イランのメディアは最高指導者ハメネイ師の外交顧問が6日、「アメリカがこの地域を離れるなら被害は少なくなるが、そうでなければ一帯はベトナムの時よりも泥沼化するだろう」と述べたと伝えていて、今後のアメリカ軍の動向も焦点となりそうです。
イラン革命防衛隊司令官、米国が中東からいなくなるよう戦略的復讐を行う。
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2020年1月5日
トランプの米軍中東撤退戦略を助けているわけだ。すでに民間人は逃げ出したわけだし。https://t.co/HlVABvXLc5
米国ネオコン戦争屋の中東からの撤退=計画通り
— 佐倉 淳 (@JunSakura_Japan) 2020年1月7日
ネオコンの中東侵略はBチームパパブッシュから911テロののころから理解していれば理解できると思います。
現在=ネオコン戦争屋がパニック状態https://t.co/3tHsWOOjf1
ほら。やられなければやり返さないトランプ大統領とイラク議会とイラン政府とイラン革命防衛隊は米軍のイラク撤退が最善と認識が一致。パニックの米軍戦争屋Bチームのみが無抵抗のまま慌てて火消し。
— 𓉤箱コネマン𓁷 (@HAKOCONNEMAN) 2020年1月7日
米軍のイラク撤退を示唆する内容の書簡流出 国防長官は撤退否定https://t.co/7dBu8xbGOq
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私の調べでは、トランプ大統領とQグループはもちろん、ソレイマーニー司令官もアルムハンディス司令官も第3次世界大戦を避けるために動いています。なので、今回の一連の騒ぎは茶番だといえます。恐らく、藤原直哉氏が「トランプの米軍中東撤退戦略を助けている」という見方が、真相に近いのではないかと思います。
Qグループの中心人物だと思われるミリー統合参謀本部議長は、“アメリカ軍がイラク国内に展開する部隊の撤退の準備を進めると伝えたとする書簡”について、「書簡は下書き」だと釈明しつつも、書簡の内容が事実であることを間接的に認めています。
ミリー統合参謀本部議長の「撤退は計画していない」という言葉は、“(第3次世界大戦を起こそうとするカバールを殲滅しない限り)撤退しない”と言っているのだと思います。なので、今後アメリカ軍がイランを空爆するならば、恐らくその場所は米CIA、モサドの拠点ばかりだろうと考えています。