ハンス・クレープス:
ロシアが強力な軍隊をシリアに送り込んだ模様です。ラタキアを拠点に、こことここにも、約50の空軍機・3000人の部隊を始めとする軍事物資を駆使しています。
ヒットラー:かもしれんが、
アサドは即座に排除するとCIAが言っていたではないか。
ハンス・クレープス:閣下あのですね…プーチンは
アルフレート・ヨードル:
プーチンの介入によりアサドは息を吹き返しまして、陥落不能になったかと。
ヒットラー:今頃イスラム国が勝利していたとふんだマヌケは全員部屋を出ろ!
邪魔ばっかしやがって!プーチンも奴の戦闘機も!アメリカと組んでた時は上手くいってたってのに!マケインの大バカもんがプーチンは絶対動かないと話していたではないか!
この1年間、米軍はなんっにもない砂漠のど真ん中を空爆してくれてたってのに!ISにトヨタ車やら武器やら山ほど与えて、増々ISを強くしてくれてたのに!
今やロシア軍がテロリストを爆撃するせいで、米軍は大っぴらに手持ちのテロリストを守れなくなるわ、アメリカこそが真のテロリストだとバレかけるわ…
ヴィルヘルム・ブルクドルフ:米軍が訓練したのは“穏健な反体制派”でして…
ヒットラー:訓練したのはたったの5人だぞ!しかも一人1億ドルもかけてだ!
ヴィルヘルム・ブルクドルフ:増員可能な筈です。時間さえかければ…。
ヒットラー:オバマが計画全面撤回したばっかだろーがっ。時間なんて残っとらんっ
もうロシアもイランもシリアもヒズボラもイラクも反撃してくるっちゅーの!
プーチンが流れを変えちまったんだよっ!アメリカの威力なんて見せかけだっ。F35戦闘機なんぞ使い物にもならん!ロシアの巡航ミサイルが飛んでくのを空母から眺めてるだけなんだからな。米軍には止められないんだよっ。
おまけにロシア軍の対空防御システムは最強じゃないかっ。
大手メディアの言ってることは嘘っぱちだ!現地で西側よりもロシアの方が進んでるんだからなっ。
本来なら今頃イランからトルコにかけてがっつり占領してエネルギー利権を掌握してたというのに。ウクライナをもっと不安定化させてプーチンの目を逸らしておくべきだったんだ!どっちの作戦も上手くいかないし、負けっぱなしじゃないか!
米軍がイラクを徹底的に叩いたもんだから、今じゃイラクからの信用ゼロで、あそこにはロシアが招かれる始末だ。
計画は完全に失敗したんだよ。ロシアが中東の覇権を握ったんだ。もうおしまいだろーがっ。
トラウドゥル・ユンゲ:大丈夫よ、それでもトヨタのトラックはタダで貰えるって話だから…。
ヒットラー:
最悪なのはロシア軍じゃない!一般大衆がこっちの虚言と偽旗に気が付きだしてる!シープルが目覚めつつあるんだよ…。
日々どんどん目覚めつつある…。
我々の嘘を鵜呑みにしないようになったら、幻影が吹き消されるでわないか。人々が目覚めて、どんどん疑うようになっちまう。もう始まってるんだよ…
翻訳:Yutika
プーチン大統領のシリア復興のプロセスを簡単にまとめておきます。
第1に、国際法に基づくシリア及びイラクにいるテロリストの掃討をあげています。
第2に、他国から干渉されることなく、"シリア国民こそが、…自分たちの運命を決定しなければならない"としています。
第3に、"ムスリム聖職者、イスラム教指導者とイスラム教の国々の首脳の政治的な和解のプロセスに取り掛かることは決定的に重要"だと述べています。また若者をテロリストのイデオロギーから守ること、純粋なイスラム教と似非イスラム教を区別する必要性を指摘しています。
第4に、"経済と社会の発展のロードマップを進展させ、基本インフラ、住宅、病院と学校を再建"し、"ヨーロッパ諸国に向かう膨大な難民をストップさせ祖国を離れた人々を帰還させること"をあげています。その前提としてテロリズムの根絶と政治的安定を指摘しています。
各国の指導者に思惑や野心がなければ、プーチン大統領が示したシリア復興のヴィジョンに共感できると思います。各国の"敬意を込めた援助"を期待したいです。