注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
厚労省の毎月勤労統計(毎勤)の不正問題が大紛糾している。(中略)… ナント、本当は前年比「マイナス」だった実質賃金が、「プラス」域にまでかさ上げされた可能性があるのだ。
(中略)
厚労省はなぜか昨年1月から抽出した賃金の調査結果を「3倍」にして全数調査に近づける不正処理を開始。
(中略)
「毎勤の不正処理による実質賃金の伸び率は、0.3~0.8%程度かさ上げされたとみられています。不正処理前の伸び率は限りなく『ゼロ』に近いか、あるいはマイナスだった恐れがあるのです」(厚労省関係者)
厚労省が不正処理を始めた昨年1月といえば、安倍首相が経済団体に春闘の賃上げ率を「3%にすべし」と、異例の数値目標を掲げて要請したタイミングと重なる。秋の総裁選では、アベノミクスの成果として「大企業、中小企業において過去最高の賃上げ」と猛アピール。厚労省の不正処理でカサ上げされた統計は、安倍首相にとって格好の“プラス材料”となったわけだ。
(以下略)
山井「この6月になって突如として、考えられない賃上げデータが示された時にみんなが疑念を示した。当時、それに対する説明が厚労省から示されたわけだがそれ全てウソだった事が判明してしまった。これは役人の独断で出来る事ではありません。当時の加藤勝信大臣が関与していたのではないですか?」 pic.twitter.com/XmgeZf65kx
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) January 18, 2019
日銀「厚労省の勤労統計を用いて賃金動向を把握している。今あるデータを使っていくしかないが、今後、厚労省が新たなデータを出すのであればそれを精査していく事になる」
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) January 18, 2019
📢日本の中央銀行の景気動向観測は正確なものではなかった、と認める事態になりました。 pic.twitter.com/T9IYPjYLOM
8時台の民放、どこも厚労省の統計問題を扱わない😭ナニコレ
— buu (@buu34) January 17, 2019
日テレ・テレ朝 大雪
TBS・フジ 市原悦子
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ツイートによると、国民民主党の山井和則議員は、“6月になって突如として、考えられない賃上げデータが示された…当時の加藤勝信大臣が関与していたのではないですか?”と言っています。
“続きはこちらから”の記事では、この問題に関して、厚労省の組織的な関与が疑われるとのことです。
本当はマイナスだった実質賃金が偽装された背景として、日刊ゲンダイは、「秋の総裁選」があったとしていますが、田中龍作ジャーナルがこれに関して、とてもわかりやすい記事を書いています。是非、参照してください。
賃金の高い企業をピックアップし、こうした手法で高く出た賃金に3を掛けたことで、賃上げを偽装。
これが、役人だけの判断で出来るのか。答えは誰もが分かっていると思います。