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ナチス化して異常なウクライナの現状 ~「親ロシア」と見なされれば、犯罪者として取り調べや裁判なしに罰せられ、助ける者は同じように処刑される

竹下雅敏氏からの情報です。
 駐日ロシア連邦大使館が取り上げた二つの動画を見れば、今のウクライナはナチス化しており異常なのが分かるはずです。「親ロシア」と見なされれば、犯罪者として取り調べや裁判なしに罰せられ、「助ける者は同じように処刑される」のです。
 以前紹介したテレグラムでは、こうした明らかな人権侵害を示す動画をたくさん取り上げていました。また、こちらの記事によれば、“現ウクライナ政府に批判的なウクライナのジャーナリストが、ウクライナ治安局(SBU)の警官に逮捕され連絡が途絶えている”とのことです。元記事は3月22日の日付なので、ブチャで殺された市民の中に、ウクライナ治安局(SBU)に逮捕されたジャーナリストたちがいたのではないかと思います。
 何故なら、殺害現場を目撃した人のツイートがあるのです。ツイートを要約すると、“1/ブチャ市での殺人事件。…これらの人々は、ロシア軍が街を離れた3日後にウクライナ軍によって殺害された。 2/ いわゆる「浄化」の際に殺害された。 ロシア軍との協力が疑われる者は皆殺された。 そのような協力の兆候の一つは、ウクライナのナチスにとって、一部の住民の袖や車のミラーに白い腕章を付けていたことである。 3/このような腕章はロシア軍がつけていたもので…ロシア軍がすでに去ったことを知らず、この包帯を外さない者もいた。まず、彼らはウクライナのナチスの犠牲者となったのである”とあり、「この白い腕章のせいで、彼らはウクライナのナチスに殺されたのです。その証拠に、私はこの目で見たのです。他に質問はありますか?」「ナチスは白い腕章を付けている人を全員射殺した。そういう人がたくさんいて、ナチスは軍人なのか民間人なのかわからずに撃ちました。みんな一列に並べて撃ったんです。」と言っているのです。
 “ドンバスに待望の平和をもたらすには、ナチスの悪性腫瘍を取り除く必要がある”というのがロシアの主張です。ツイートによれば、「ウクライナの国会議員イリヤ・キヴァは、ブチャの悲劇はSBUによって準備され、英国の諜報機関MI6によって計画された」とのことです。ウクライナのナチスの背後にイギリス、アメリカがいることが分かります。
(竹下雅敏)
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キエフ州ブチャでの民間人殺害は、ロシア軍ではなくウクライナ側 〜 ウクライナの国家警察が4/2に、特殊部隊サファリがロシア軍と協力関係にあるウクライナ人を一掃する特殊任務を発表→自発的にロシア軍に降伏した市民を虐殺→退去したロシア軍に擦り付け

竹下雅敏氏からの情報です。
 ウクライナの首都キエフ北西のプチャに、ロシア軍撤退後にロイター通信などの記者が入ったところ、400人を超える市民が路上で死亡しているのが見つかり、ブチャの市長は「手を縛られ、頭を撃たれた人もいる」と話しているとのことです。
 ロイターは、ブチャ民間人殺害、ロ軍に責任あること「明確」=米国防総省と題する記事と、米国防総省、プチャ殺害へのロ関与確認できず 反論の根拠もなし=高官と題する記事を、ほぼ同時に掲載しています。後者では、“ロシアによる「大虐殺」というウクライナの主張を米国防総省は独自には確認できていない”と書かれています。
 ロシア連邦国防省は、キエフ州ブチャでの民間人殺害を否定しています。
・3月30日 ロシア軍全部隊がブチャから撤退。
・3月31日 ブチャのアナトーリー・フョドルク市長が、市内にはロシア軍兵士がひとりもいないことをビデオスピーチで確認。残虐行為については言及していない。
・4月 1日 ブチャで、ネオナチSergei Korotokikhの部隊が活動。
・4月 3日 ウクライナ国防省、「ロシア」の残虐行為を撮影した映像を公開。
という時系列では、民間人殺害はロシア軍ではなく、ウクライナ側だと見た方が自然です。
 Tomoko Shimoyama氏の重要なツイートには、“ウクライナの国家警察は4/2に、(シオニストの)特殊部隊サファリがキエフのブチャでロシア軍と協力関係にあるウクライナ人を一掃する特殊任務を発表。ウクライナ政府はブチャ市民が自発的にロシア軍に降伏した事でこれら市民(=青でなく白い腕章)を虐殺し、数日前に退去したロシア軍に擦り付けた”とあります。
 ロシアのラブロフ外相は、「今、これは反ロシアの目的で利用されようとしている。このような挑発は世界の平和と安全保障への直接的脅威である。…我々はこの具体的問題についてただちに安保理会合を開催するよう要請した。今月の安保理議長国は英国であるが、昨日の時点では会合開催を承認することはできないとのことであった。」と言っています。
 駐日ロシア連邦大使館は、「ブチャでの状況に関する国連安保理会合の開催を拒否されたことは、想像を絶する。国連史上前例のない信じがたいことであり、西側のウクライナへの真の関わり方を如実に示している。」とツイートしています。
(竹下雅敏)
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ロシア側の圧勝だった「特別軍事作戦」の詳細 ~ロシア軍20万人に対しウクライナ軍60万人(あるいはそれ以上)という戦いに用いた「古典的な機動戦」

竹下雅敏氏からの情報です。
 今日の編集長の記事では、元CIA、元米国務省テロ対策局のベテランアナリスト Larry Johnson氏による3/21時点の分析で、「ロシア軍の攻撃の規模と範囲は驚異的だ。3週間でイギリス国土よりも広い領土を占領し、主要都市、軍事施設への攻撃を実施した。ロシア軍はウクライナ軍隊を分割し、彼らの通信ルートを完全に切断していた。現在ウクライナ軍は北部と南部に切断されている。」として、“ロシアがウクライナでの戦争に勝っている”という見方を示していました。
 タマホイさんのこちらの動画でマクレガー元米陸軍大佐は、“ウクライナ軍が被った損失は、我々の認識よりはるかに甚大であることが、今後数週間のうちにあきらかになると思います”と言っています。
 また、こちらのツイートでは、「元米海兵隊・イラク大量破壊兵器の国連主任査察官スコット・リッター氏の解説」を掲載。ロシアの「特別軍事作戦」では、ロシア軍20万人に対しウクライナ軍60万人(あるいはそれ以上)という戦いに、「古典的な機動戦」を用いたとしています。 
 Kan Nishida氏の一連のツイートは、ロシアの「特別軍事作戦」をとても分かりやすく解説したものです。ロシアからドンバスを経てクリミアまでをつなぐ補給線の確保のためには、途中にある都市マリウポリを陥落しなくてはいけない。まず開戦早々、ウクライナ国内の補給線、制空権、コミュニケーション、長距離ミサイル網などを破壊。
 北部では、キエフをロシア軍で囲い込むことで、ウクライナ軍は首都防衛のために動けなくなった。南部では、オデッサ沖のロシアの陸海軍はウクライナ軍を釘付けにした。東部では、ドンバス地域のウクライナ軍に集中攻撃をかけて、6万から10万人の大規模軍隊をマリウポリに向かって動けなくした。こうしてマリウポリ、ヘルソンが陥落。ロシア軍の軍事作戦の第1フェーズが終了。
 第2フェーズは、ドンバスの「解放」と東部に残っている6万ほどのウクライナ軍の壊滅に向けて、ロシア軍の戦力を東部に集中すること。“全てはロシアの戦略通りであり、ウクライナは逆に確実に追い詰められている”と言っています。
 時事ブログでは、これまでもロシア側の圧勝と報じてきたのですが、こうした優れたツイートのおかげで、それを確認できます。
(竹下雅敏)
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元CIA、米国務省テロ対策局のベテランアナリストによるロシアの師団作戦の分析 〜 ロシアの圧倒的な軍事力と攻撃のメッセージ、プーチン大統領の主な目的など冷静な見解

読者の方からの情報です。
 時事ブログ4/2記事では、反トランプ、反プーチンの左翼メディアで働くイギリスの戦場ジャーナリストですら「アゾフ大隊は文字通りのナチ組織だ」と証言していました。今回読者の方から届いた動画は、元CIA、元米国務省テロ対策局のベテランアナリスト Larry Johnson氏による3/21時点の分析です。
西側のメディアからは大規模な師団作戦に関する情報は出てこない中、この「ウクライナ軍は敗北、残っているのはモップアップ(実物大の模型)」と題されたインタビューは、西側主流メディアの見解とは全く異なっていて興味深いものでした。
 ロシア軍の侵攻3週間で見られた軍事行動から読み解かれた圧倒的なロシアの軍事的優位、ポーランドに近いNATOの基地への攻撃が意味するメッセージ、また西側メディアが全く真実を伝えていないこと、NATOとEUは定期的にウクライナ軍を訓練していて、CIAがドンバスにいるウクライナ軍隊に準軍事訓練をしているという事実、プーチン大統領のバイデン政権に要求する安全保障の合理性など、感情を煽る捏造報道ばかりの日本からは得られない冷静な分析は的を射ており、最後のプーチン大統領の主な目的である「ロシアを外国の脅威から守る」こととの整合性が理解できます。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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第330回字幕あり】元CIA役員の発言「ウクライナ軍は敗北しました。残っているのはモップアップです。」
配信元)



質問1 ロシアがウクライナでの戦争に勝っていると思う理由

 ロシアは、ウクライナでの軍事作戦の最初の24時間以内に「地面のレーダー迎撃機能」を一掃し、ウクライナは空対空迎撃を行う能力を失った。ロシアはウクライナ上空に事実上の飛行禁止区域を設定した。ロシア空軍は、米国とNATOがウクライナ空軍に提供した地対空ミサイルに対しては脆弱だが、しかしロシア空軍が空中作戦を削減する理由はない。
 侵攻から3日以内にロシア軍がキエフに到着したことも注意を引いた。ナチスがバルバロッサ作戦でキエフに侵攻し征服した際は、民間人の死傷に配慮しなくても構わない状況だったにも関わらず14週間要した。当時ナチスは重要なインフラを破壊することに専念していた。
 ロシアの24マイルの装甲車隊列がキエフの北に1週間以上配置されたことは、ウクライナがそれを攻撃する能力がないことを証明した
 ロシア軍の攻撃の規模と範囲は驚異的だ。3週間でイギリス国土よりも広い領土を占領し、主要都市、軍事施設への攻撃を実施した。ロシア軍はウクライナ軍隊を分割し、彼らの通信ルートを完全に切断していた。現在ウクライナ軍は北部と南部に切断されている

 ポーランドとの国境からわずか25キロ地点のNATOのヤボリウ基地は、ロシアからのミサイル攻撃を受けた。2019年9月NATOがジトーミルでウクライナへネットワークセキュリティーのトレーニングを行なっていた。そのジトーミルが超音速ミサイルの攻撃を受け、その翌日にヤボリウも同じ攻撃を受けた。ジトーミルとヤボリウの2ヶ所はNATOとEUがウクライナに戦闘機と武器の支援を提供する基地だった。この基地にいる多くの軍事職員と事務職員が死亡したが、ウクライナからのいかなる警報も出ていなかったし、ロシアのミサイルを撃ち落とすこともなかった。

質問2 なぜマスコミはロシアとの戦争に勝つことができるとウクライナ人をミスリードの説得しようとするのか、なぜ勝ち目のない戦場に全ての市民が派遣されたのか

 大多数のマスコミとビッグテックは真実の報道をしていない。ブッシュもトランプもヒトラーと言われた時があった。現在われわれには新しいヒトラーがある。それがプーチン氏だ。現在は合理的な質問を提出した人はすぐさま「プーチンの傀儡だ、手先だ」と言われる。現在のマスコミは事実をもって民衆を納得させることができない。唯一できることが、ののしることだ

質問3 先週ダグラス・マグレガー大佐が述べた見解が、あなたの観点とよく似ている。「ウクライナ人にとって戦争は本当に終わった。主流メディアから聞いていることにも関わらず、それについて疑念の余地はない。我々は、ロシア国民とロシア政府と共存するつもりか。それとも引き続きウクライナ戦争に扮したこの種のレジームチェンジを追求し続けるつもりか。ウクライナをモスクワに対する破城槌(城門突破の兵器)として使うのをやめるつもりがあるかどうか、これは事実上我々がやっていることだが。」という発言だ。この発言に、レジームチェンジにウクライナを利用するという観点に同意するか?

 マグレガー大佐は素晴らしいアナリストだ。しかし私は彼の観点には同意しない。なぜならばバイデン政権にはそれほど頭の良い人がいないからだ。私の見解では、アメリカとNATOは反発なくロシアの国境の東に忍び寄り続けることができると信じていた。NATOとEUは定期的にウクライナ軍を訓練していて、CIAがドンバスにいるウクライナ軍隊に準軍事訓練をしているという報道は事実だ。現在バイデン政権はロシアの全てのものを禁止しようとしているだけでなく、中国、インド、サウジアラビアをいじめようとしていた。ところがこれらの国のいずれも窮地に陥っていない。これは致命的な誤りだ。この結果、ロシア人はプーチンの背後に団結するようになる。彼らには長期的な戦いの準備もできている。ロシアへの経済制裁は米ドルの国際地位をさらに引き下げていく可能性がある。

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ロシアがウクライナでの軍事行動を起こすに至った経緯 ~「ここドンバスでウクライナ軍は住民を残虐に殺し、インフラや民家を破壊した。私はそれを目撃した」

竹下雅敏氏からの情報です。
 昨日の記事で、“マリウポリが解放され、今後ロシア側は、「主要目標であるドンバス解放の達成に主な注意と主な努力を集中」させることになる”ということをお伝えしました。
 冒頭の動画は、ロシアがウクライナでの軍事行動を起こすに至った経緯を理解する上で非常に重要です。動画の要点を拾い出してみます。
 『事の起こりは2013年12月10日です。ビクトリア・ヌーランド米国務次官補がキエフに到着し、ジェフリー・パイアット駐ウクライナ米国大使を伴って、米国の政治家がキエフのマイダンを訪れ、群衆にビスケットを配りました。カラー革命の準備は整いました。(3分44秒~4分3秒)
 マイダン革命直後の2014年2月23日、ウクライナ議会は公用語基本政策に関する法律を廃止すると宣言しました。ロシア語を母国語とするロシア系住民が住む広大な領土を持つ国で、ロシア語の使用を制限することを提案したのです。(6分30秒~50秒)
 2014年4月13日、ウクライナ南東部で軍事行動が開始されました。キエフ当局はこれを反テロ作戦と呼びました。(7分50秒)
 オデッサがドンバスを支援。…オデッサの住民は、当局がもっと彼らの要求に耳を傾け、交渉のテーブルにつき、適切な妥協点を見出すべきだと主張しています。…2014年5月2日、住民投票と母国語を話す機会を平和的に求めていた人々が、オデッサの労働組合ビルで生きたまま焼き殺されました。(9分15秒~11分8秒)
 オデッサの事件後、ルガンスク共和国のレオニード・プシュンチニク代表が生きたまま焼き殺されました。キエフの思惑通りです。…平和的に問題を解決しようと懸命になったドンバス市民は、住民投票を呼びかけました。5月11日、ドネツクとルガンスクの両地域は、その地位について投票を行いました。ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国は、主権国家であることを宣言しました。(14分~15分6秒)
 ドンバスの街はすでにウクライナ軍に制圧されていましたが、人々はまだ本当に戦争になるなんて思っていませんでした。住民投票の直後から軍事行動が始まった。(15分23秒)
 ウクライナ政府は、共和国を名乗る者たちを分離主義者やテロ組織に指定しました。テロリスト相手には何をしても構いません。壊滅的な戦争への道が開かれたのです。(19分55秒)
 ここドンバスでウクライナ軍は住民を残虐に殺し、インフラや民家を破壊した。私はそれを目撃した。…今日に至るまで、これは軍隊同士の戦争というより、一般市民をターゲットにしたテロだ。軍事的な目標への攻撃ではない。(22分40秒)』
 動画の冒頭では、ルガンスク近郊にある集団墓地の映像が出てきます。ほとんどが、2014年夏にウクライナの準軍事組織によって殺害された民間人だということです。ドンバスにはこのような埋葬地がたくさんあり、「最初に5人が発見されたが、それは首が切られた5つの頭だった。彼らはすべて民間人だった。(1分38秒)」ということです。
 米国人ジャーナリストのジョージ・アライスン氏は、「普通の人々は首を切り合ったりしないよ。…ISISならやるだろう。ISISのような集団にどう対処したらいいのか? ウクライナはISISとどう違うのだろうか?(3分12秒)」と言っています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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2014年のオデッサの悲劇から8年間、ウクライナ東部ドンバス地方で何が起きたかを知らずに、今のウクライナは見えてこない。 - DONBASS 2014 PRELUDE TO UKRAINE 2022
配信及び引用元)

2014年、欧米の支援を受けた民族主義勢力がウクライナでクーデターを起こした後、オデッサでロシア系住民がネオナチに虐殺されました。その後、ネオナチが主導するウクライナ軍がロシアからウクライナを守るという口実でドンバス地方に侵攻し、義勇兵との間で内戦が続きました。死者13,000人の70%は砲撃や狙撃で殺されたドンバスの民間人。ウクライナ軍は最初から住民を標的にし、土中に埋められた遺体の中には頭を切り落とされたものや、カギ十字の烙印を押されたものもあります。ウクライナのネオナチは第二次世界大戦中にもナチスドイツと一緒になって、ポーランド人やユダヤ人を虐殺しましたが、同じことを国内のロシア系住民に対して行ってきたのです。西側世界と西側メディアは8年間、このジェノサイドを意図的に無視し続けてきました。ドンバスの住民の声に耳を傾け、事実を直視した上でなければ、現在のロシアとウクライナの戦争の深層を理解することはできません。
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配信元)

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