(前略)
ブログ記事をAI(人口知能)を使って書くことについての記事を目にしました。
まあ、一般的な、たとえば時事とか、科学や医学の記事でしたら、ある程度はできるのだろうなとは思いますけれど、
「バカ文章だとどうなんだろ」と、ふと思ったのです。
(中略)
あるAIによる無料の
文章作成サイトを使用してみました。
以下の記事に、提示された文章全文を載せています。
[記事]
AIに文章を作成をしてもらったら……「わりとやるじゃん」と思いました (2023/06/13)
(中略)
私は、以下のように文章を入力しました。
私が AI に提示した文章
ABBAがアバアバ言っていたのを見て、ウハウハの右派は静かに微笑むしかなかった午後のひとときに過ごす静かなシルバー・アーバンシティの夕暮れ。しかし午後の紅茶は飲まないと決めた20歳のイケメンのオレの脾臓は燃えている。ヒーッ、ゾーッと燃えているのです。
こういうイディオット文章にどう対応してくるのか。
多少時間はかかりましたが、
返ってきたその文章……。
狂気なんですよ。
(中略)
文章の最初こそ、
> その時、私はちょっとしたコメディの機が熟したと思っていたのですが、ジョークがなければコメディは成立しないことに気づき、ジョークを考え始めました。
>
> 妻が「散歩に行こうか」と言ったその時、私は妻が飲んでいるバーに向かって歩きながら、ジョークを考えたのです。
と始まり、
何だかよくわからないながら、日本語にはなっています。
途中からこの内容が「圧巻化」していくのです。改行以外は一切手を加えていません。
AI が返してきた文章より抜粋
…そしたら彼女は天気がどうのこうの言って、あと1分で太陽が出るのに、まだ雨が降っていて、風が吹いていて、それから暗くて何も見えなくて、そんな状況になるくらいなら死んだ方がましだ、と言った。
彼女は「ああ、私は火のつけ方を知っている。顔は見えないけど、ライターを持つ手は見えるでしょ。サインなんだよ、サイン”
すると私は、「どうしてわかるの?どうすればいいんですか」と言うと、彼女は「知ることではなく、感じることなんです。あなたはそれを感じなければならないのです」と言われました。
私が「じゃあ、誰から感じればいいんですか」と言うと、彼女は「私が愛している人から感じなければならないけど、他の誰かからも感じなければならないのよ」と言った。
じゃあ、他の誰かからなんですか? いいえ、それはあなたが愛している人からのものです。
でも、あなたはその人から感じていないだけなのです。好きな人から感じたいけど、しばらく誰からも感じていないだけでしょう” と。
その時、私が座っていた場所の近くの木の陰から物音がしたんです。
見回すと、そこにはワインボトルを手にした男性がいました。私が「どうしたんですか」と言うと、彼は「ちょっと変な顔をしていますね」と言い、その場を立ち去り、数分後に戻ってきました。
私が「今の音は何ですか」と言うと、彼は「あなたの後ろから誰かが近づいてきたんですよ」と言いました。
…家に帰って、「じゃあ、これでいいや」と思いました。
30分くらい待ってから、行ってみよう。
(笑)
> 「ああ、私は火のつけ方を知っている。顔は見えないけど、ライターを持つ手は見えるでしょ。サインなんだよ、サイン”
とか、
> そしたら彼女は天気がどうのこうの言って、あと1分で太陽が出るのに、まだ雨が降っていて、風が吹いていて、それから暗くて何も見えなくて、そんな状況になるくらいなら死んだ方がましだ、と言った。
とか読んでいて、「こんな文章見たことない」とつくづく思いました。
AI が、「どうのこうの」という表現を使うのも意表を突かれた感じでした。
「これ、質問次第では、ムチャクチャな形而上小説ができあがるかも」とさえ思いましたが、これを読んでいまして、最もすごいと思うのは、
「変な質問には、変な対応をすることができている」
ということですね。
(以下略)