注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
講演の前、教材として用意された資料のうち、東京電力福島第一原子力発電所で起きた事故の写真や原発の発電コストを示すデータについて、経済産業省の出先機関である北海道経済産業局の職員から「原発のリスクを過大に見せる印象操作だ」と指摘され、修正を求められたということです。
(中略)
北海道経済産業局は「国の事業である以上、エネルギー問題の長所と短所をバランスよく紹介することが前提だった。修正を求めたのは調整の一環であり問題はない」としています。
(以下略)
(中略) 経産局によると、原発の短所が強調されていたことなどから指摘したという。八木部長は「各エネルギーの長所と短所を紹介するという事業の趣旨にのっとった内容にしてほしいとお願いをした。圧力をかけて内容を変えてほしいという意図はなかった」と話した。
財務省:森友の決裁文書を改竄
— 大神@肉球新党 (@T_oogami) 2018年4月5日
厚労省:裁量労働制のデータを捏造
防衛省:イラク派兵日報を1年間隠蔽、米軍基地関連の文書を改竄
文科省:公立中学校に授業介入
国交省:機密文書840枚を一般ゴミとして廃棄→路上に散乱しているのが発見される
日本の行政、たった5年間でよくここまで堕落したな。
経産省も教育現場に不当介入。
— ✬Noel Hasui✬ (@noel_hasui) 2018年4月5日
「原発リスク過大に見せる」経産省出先機関が内容修正を要求 | NHKニュース https://t.co/W7SkNNuvzX
防衛相、文科省、財務省、厚労省が同時的に、それぞれ別の理由からモラルハザードを起こすなんてことはない。モラルハザードの原因は、官僚に命令する権限を持つ者の側にあると考えるのが普通だろう。
— 平川克美 (@hirakawamaru) 2018年4月4日
北海道の高校でエネルギー問題の講演を行う予定の助教授に対し、経産省の出先機関の幹部が、わざわざ出向いて行って、講演資料の変更を求めていました。変更を求められたのは、福島第一原発事故についての内容で「原発のリスクを過大に見せる印象操作だ」と指摘したというのです。日本語の意味が吹っ飛びそうな指摘ですが、他にも「原発は本当に安いのか」という真っ当な考察部分へは、「別の見方があるのではないか」と話したらしい。それは別の見方をする人が自由に発言すればよかろうと思いますが、あえて意見を変えるよう求めて来た経産省、これは「教育への介入」という見方ができるのではないでしょうか。
各省オールスターキャストの不祥事が示すのは、もはや、安倍政権では行政が信頼できないということだと思います。最後のツイートにあるように、
「モラルハザードの原因は、官僚に命令する権限を持つ者の側にあると考えるのが普通だろう。」