注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
共謀罪(テロ等準備罪)について安倍政権はキノコや鉱物の採掘作業も場合によっては逮捕の対象になると言及しました。4月17日の国会で金田勝年法相は「相当の経済的利益を生じる場合もある。組織的犯罪集団が必要な資金を得るために計画することが現実的に想定される」と述べ、キノコ採取なども対象になると発言。
これは民進党の山尾志桜里議員の答弁に対する回答で、政府側はテロリストの資金源になる可能性があれば、他の分野でも共謀罪の適応が視野に入っていると明言しました。
共謀罪は犯罪の準備段階で逮捕が可能になるという法案で、犯罪行為の資金源に関しても取り締まりの範囲となっています。
「テロ組織が他人の所有地で勝手にきのこ取ったらテロ準備になるんですか?」
— タタミン (@tatamin_ttmn) 2017年4月18日
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「なることもある」
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「聞きましたか皆さん!これではうかうか山を歩くこともできませんね!山登りしてたら共謀罪で逮捕されます!」
この流れ頭痛くなるんだけどこのアホ連中どうやったらまともになるの…
特定秘密保護法や改正通信傍受法(フルスペックの盗聴法)に続いての共謀罪だから、誰が考えても安倍総理は特高警察(思想警察)を作りたいだけなのはわかる。明日は法務委員会が7時間予定されているけれど、昨日の金田大臣のような〝あえて質問に答えない〟やり方で明日も終わるんだろうか。
— うえにし小百合(上西小百合) (@uenishi_sayuri) 2017年4月18日
本日赤旗「森友学園の問題と共謀罪は裏表。権力が味方だと思えばありえない利益を供与するのが森友学園のケース。権力が敵だと思えばありえない方法で取り締まれるのが共謀罪。公文書を公表せず破棄するような権力が共謀罪をつくる」。作家らしい警句 pic.twitter.com/Ueqp44nsdH
— 渡辺 和俊 (@kazu_w50) 2017年4月12日
記事の一番下に作家の中島京子さんが共謀罪について意見を述べていますが、短い文章でズバリ本質を突いているように思いました。
「権力が敵だと思えば、ありえない方法で取り締まれるのが共謀罪」「誰かを取り締まりたいときに、277の犯罪からどれかを選んで使うための法律」と指摘しています。森友学園問題と対比させることで、問題の本質がくっきりと浮かび上がってきます。
共謀罪も強行採決される可能性が高いですが、中島京子さんがおっしゃるように私たち国民は「理不尽に慣らされることに抵抗しなくてはいけない」と思います。