Paul Craig Roberts
国務省に必要なのは、アメリカ人戦犯を検挙する部局だ。
最近、彼らのうち56人が、ワシントンが始めた、シリアとその国民の破壊を完成すべく、アメリカ軍を送り込むよう要求するオバマ大統領宛の書簡に署名して、自らを公表したのだ。
今日、戦犯が国務省やアメリカ政府全体を動かしている。連中は大統領職、下院議員、上院議員に選出され、連邦裁判所の裁判官として任命されている。
偽善はワシントンの特徴であり、ほとんど妄想的な人々は、自国の指導者達が、ある方向の話をしながら、反対の行動を取ることに慣れてしまっている。我々の支配者達が世界中で戦争犯罪を犯しているのに、我々自身を“高潔な国”の一員で“必要不可欠な国民”と見なすのが、今やアメリカ的性格の一部だ。
シリア国民を政府から“救う”為に、シリアに侵略するように、オバマオバマに対し、呼びかけるネオコン連中の怪しい書簡にある署名を詳細に調べることで、シリア、アフガニスタン、リビア、ソマリア、パキスタン、イエメン、イラクやレバノンの多数のアラブ人やイスラム教徒を殺害する結果をもたらす政策で、
世界を第三次世界大戦へと追いやりつつある多くの連中の正体を知ることができる。
56の署名の中には、CIAのフロント役とみなされているシリア国会議員名がわずかながらおり、非ユダヤ教徒の中のカモ連中も何人かいる。
残りの署名はイスラエルと緊密に結びついた、ユダヤ人ネオコン連中で、その何人かはアメリカ外交政策形成に関与している、
明らかにイスラエルとの二重国籍者だ。このリスト上の名前は、アルマゲドンをシリア国民のみならず、世界にももたらすことが狙いの悪の集合だ。
書簡の文章に一つとして正しいものはない。例えば、これをご覧願いたい。“アサド政権はアメリカ合州国の国家安全保障の利益に深刻な脅威を与えている。”一体なんと言う不条理、書簡に署名した能無し連中は“安全保障の専門家”のふりをしているのだ。
56人が全く恥知らずで、実に馬鹿げた見え透いた嘘を、アメリカ大統領に面と向かって語り、自分たちの個人的な計略を進展させる為、シリア人の命だけでなく、地球上の生命を犠牲にする、より大規模な戦争を招こうとしているという事実を、我々はいったいどう評価すればよいのだろう?
まさにこの同じネオコン・アルマゲドン主導者連中が、イラン、ロシア、旧ソ連の中央アジア諸国、ウクライナ、ベラルーシや中国に対する反対工作に携わっている。連中は核戦争を始めたくて待ちきれないように見える。
人類最悪の敵の何人かの名前はここで見ることができる。
http://www.informationclearinghouse.info/article32021.htm
Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。
記事原文のurl:
http://www.paulcraigroberts.org/2012/08/01/the-neoconservative-war-criminals-in-our-midst-2/
竹島問題も同様の流れの中にあるもので、日本・韓国が共にアメリカの属国であることを考えれば、日韓関係を悪化させて、双方の国民感情を悪くさせる工作の一環と考えるべきでしょう。連中の思惑にのせられてはなりません。