イエメンのフリヤ・マシフル人権相は廃止された同国の古い法律を復活させ、弱年の女児の婚姻を公式的に禁止するよう提案した。
CNNテレビによれば、こうした提案は
婚姻を結んだ8歳の女児が初夜で外傷を受け、死亡したことがきっかけとなって出されたもの。
イエメンのマスコミによると、死亡したラヴァンという名の女児は初夜の性行為によって子宮などいくつかの内臓が裂傷を起こし、それが原因でない出血を起こし、死亡した。
事件の起きたハラド市の政権は、女児の夫(40)を擁護する立場をとっており、モハメド・アフメド警察署長も地元民の証言は「根も葉もない」噂であり、告発は「根拠に欠ける」とする声明を表している。
この事件は
イエメン社会および国際社会に大きな波紋を呼んだ。
同国では幼い女児が早婚のために死亡するケースが今までにも起きている。人権擁護団体Human Rights Watchの調べでは、同国では少女の半数が18歳までに婚姻生活に入っており、およそ14%の女児が15歳以下で結婚を強いられている。